知恵の経営

第140回

「人を大切に」 全国で啓蒙

アタックスグループ 2017年11月27日
 
この連載の執筆者の一人でもある法政大学大学院の坂本光司教授が、2014年9月23日に「人を大切にする経営学会」を立ち上げたことを、ご存じの方も多いだろう。業績重視・技術重視・シェア重視といった経営ではなく、人の幸せをトコトン重視する経営の実践こそが、結果として企業に安定的な好業績をもたらすという思いの下、その先行研究の深化・体系化と、人を大切にする企業経営の普及に日々取り組んでいる。

これまでの活動としては、年に1度の年次大会開催、全国各地の人を大切にする経営を実践している企業への視察訪問、各種研究部会の実施、そして「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の運営・開催などを行ってきた。

会員数も年々増え続け、現在では、個人、団体、学生を含め、約1000人と数ある学会の中でも、かなり大きな規模へ発展を続けている。

この会員の増加に合わせた新たな活動として進んでいるのが、地域支部の開設である。

全国から会員が集まって人を大切にする経営に関する思いを共有することは必要だが、活動は限られるため、その普及活動にも限界があるのが実情だ。

そこで地域それぞれに、その思い・経営を実践させるべく支部開設に動いている。

現在、開設されているのは7支部。11月30日に第4回例会を開催する関西支部、同じくこれまでに4回の例会を開いている四国支部、4月に設立総会を行った中部支部、6月に設立した中国支部、10月に公開フォーラムを開催した北海道支部、11月2日に設立総会を行った東北支部、同8日に設立総会を実施した九州支部だ。

このほかにも、12月4日に北関東支部が、そして来年3月には沖縄支部の開設も予定されている。ちなみに北関東支部の設立総会は、学会ホームページで参加を受け付けしているので興味があれば、ぜひ参加してほしい。

それぞれの設立総会には、毎回100人近くの会員や学会事業に関心のある参加者が集い、学会会長の坂本教授や、これまでに日本でいちばん大切にしたい会社大賞の各賞を受賞した企業経営者が、その思いを共有する場となっている。地域支部が活性化していくことで、これまで以上に人を大切にする経営の啓蒙(けいもう)、実践が、全国レベルで進むことは間違いない。

<執筆>
アタックス研究員・坂本洋介
2017年11月27日フジサンケイビジネスアイ掲載


 
 

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アタックスグループ

顧客企業1700社、スタッフ170人の会計事務所兼総合コンサルティング会社。「社長の最良の相談相手」をモットーに、東京、名古屋、大阪、静岡でサービスを展開している。


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