アタックスグループの 知恵の経営

アタックスグループ
顧客企業1700社、スタッフ170人の会計事務所兼総合コンサルティング会社。「社長の最良の相談相手」をモットーに、東京、名古屋、大阪、静岡でサービスを展開しているアタックスグループが連載するコラムです。
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第276回
透明性あるトップ選任とは
女性蔑視と受け取れる発言で東京五輪・オリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏の後任に、五輪相だった橋本聖子氏が就任した。森氏は発言内容について、解釈の仕方、意図的...
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第275回
働きがいある会社づくりを
突然やってきた新型コロナウイルス禍がもたらした大きな環境変化の一つはテレワークの普及だろう。現在は第4次産業革命の時代であり企業経営をDX(デジタルトランスフォーメーション...
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第274回
古民家を改築 100年運用目指す鎌倉投信
大多数の投資運用会社が東京に集中している中で、あえて神奈川県鎌倉市で築100年を超す古民家を改築し、これからの日本に必要とされる会社に投資を行う、鎌倉投信を取り上げる。
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第273回
勝者は存在するのであろうか、過度な競争を見直してみる
これまで、企業・個人の間での激しすぎる競争が繰り広げられてきた。競争が起こることは、企業・人が成長・発展していくためには必要なことは間違いない。自分の良いライバル・目標...
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第272回
ウィズコロナ時代の生き方
このおよそ50年間、日本経済は幾度となく、未曽有の危機に直面してきた。何れも日本経済の根幹を揺るがす歴史的衝撃だったが、偉大な先人たちは、英知と努力を結集し、長短はあっ...
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第271回
経営にぬくもり・温かみ
今回は、第10回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で、審査委員会特別賞を受賞した静岡県浜松市で、蜂蜜を製造・販売する長坂養蜂場を取り上げる。同社は、長坂善人社長の祖...
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第270回
テレワークでみえた課題 管理職と一般社員の関係に微妙な変化
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレワーク・在宅勤務の機会が多くなった。現在では、少しずつ通常出社に戻る企業・社員も出始めているが、全国的な感染者数再拡大もあって、...
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第269回
社員のモチベ低下の理由は、企業経営の真の目的に気付け
今から20年前の2000年における日本の国内総生産(GDP)は、米ドル換算で4.9兆ドルと米国に次ぎ、世界2位の経済力を誇っていた。しかしながら、18年のそれは5.0兆...
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第268回
成功するまでやり続ける Chatworkの苦難と成功までの歴史
今回は、10月27日付の本欄で紹介したChatwork(チャットワーク)の苦難と成功までの歴史を見ていきたい。
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第267回
値段やパッケージが変わらないままこっそり…“便乗値上げ”で信頼を失う
10月1日から、たばこ税増税などに伴い、たばこのメーカー・銘柄にもよるが、1箱当たり20~50円の値上がりとなった。筆者は喫煙者ではないため影響はないが、愛煙家にとって...
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第266回
郷土食の「南部せんべい」を全国的にヒットさせる 常識を覆して生まれた新風
今回は、もともと郷土食であった南部せんべいをお土産菓子にし、全国的に大ヒットさせたことで知られる小松製菓(岩手県二戸市)を取り上げる。同社は、1948年4月、小松シキ氏...
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第265回
コロナ禍で「借りる・共用」時代に加速
新型コロナウイルス感染拡大以前から変わりつつあったことではあるが、モノに対する所有の考え方に変化が出始めているように思う。例えば、若者の車離れといわれるように、代替交通...
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第264回
その事業のコンセプトは明確か
筆者は毎年、起業後上場(IPO)した若手経営者との対談セミナーを行っている。起業から上場に至るまで苦労したことは何か、現在手掛けるビジネスの発想、着眼点はどこから生まれ...
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第263回
有事が起きることを前提に…ポストコロナ時代の経営学
企業経営で最も大切かつ重要なこととは、(1)社員とその家族(2)社外社員とその家族(3)現在顧客と未来顧客(4)地域住民、とりわけ障害者や高齢者など社会的弱者(5)出資...
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第262回
組織知・人間力を若手に継承
今回は、大阪市の中堅ゼネコン、三和建設を取り上げる。同社は「人を大切にする経営学会」(会長・坂本光司法大大学院教授)が主催する「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審...
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第261回
オンライン打ち合わせには「段取り力」が必要に
新型コロナウイルスの感染拡大により、ビジネスにおいても、これまでの常識が大きく変わり始めている。特に企業の在宅勤務や出張自粛などの影響によるオンラインでの営業活動や打ち...
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第260回
調湿木炭で広がる快適空間
今回は、2007年第2回ニッポン新事業創出大賞アントレプレナー部門で優秀賞を受賞した、で、調湿木炭「炭八」の製造販売を行う出雲カーボン(島根県出雲市)の取り組みを紹介す...
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第259回
ビジネスにおける「キラーパス」は何かを考える
『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)の書籍を参考に、戦略ストーリーには、事業コンセプトに続いて、戦略ストーリーの優劣を決める「クリティカル・コア」が重要であ...
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第258回
退き方を常に頭の中に 起こりうる“最悪のケース”
8月28日に、安倍晋三首相が自身の持病再発による体調不安を理由に辞意を表明した。連続の在任期間が2799日と歴代最長となるなど、7年8カ月の長期に渡った。ただ、正直に言...
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第257回
コロナ禍、変わりゆく「おもてなし」を今一度考える
新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中で始まったことで、賛否はあるものの、7月22日に政府が推奨する「Go To トラベル」キャンペーンが始まり、県またぎの移動が...
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第256回
存続するためにやむを得ないと言いながら… 「リストラ相談お断り」
業績が低下したり、赤字経営が余儀なくされたりすると、希望退職者を募集したり、協力企業に大幅なコストダウンなどを強いたりする企業が少なからず存在する。企業を存続するために...
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第255回
「ウィズコロナ」へ求められる業種別の指針
8月に入っても、依然として、新型コロナウイルス感染拡大が収束するどころか、再拡大の気配すら見せている。そのような状況下にあることで、多くの企業では、現在も在宅勤務の継続...
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第254回
必要なものを必要な人に
東京都千代田区にランドセルを中心に、さまざまなカバンの企画・製造・販売を行う協和という会社がある。同社は、1948年に若松秀夫社長氏の父、若松種夫氏が、東京・浅草で創業...
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第253回
企業経営の最高の使命と責任は「社員とその家族をまず守る」
企業経営の最高の使命と責任は、五方良しの経営の実践、とりわけ社員とその家族の命と生活を守ることである。リストラをされて、幸せを実感できる社員や家族などいないし、路頭に迷...
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第252回
要望で品ぞろえするスーパー
今回は、鹿児島県阿久根市で、生鮮食料品から自動車までを取り扱う総合スーパー、マキオを紹介する。同社は1985年、現社長の牧尾英二氏が、実弟が経営していた小売業を立て直す...
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第251回
新型コロナを乗り越える戦略ストーリー
筆者は隔週で社員の有志と早朝読書会を開催している。仕事柄、経営に関する本を取り上げるケースが多い。現在は一橋大学の楠木建教授の著書「ストーリーとしての競争戦略」をテーマ...
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第250回
コロナ対策 自社技術で貢献
7月に入っても、いったん収まりつつあった新規感染者数が再び増加傾向になるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が収束する気配はいまだない。
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第249回
今も昔も求められる文章力
日本漢字能力検定協会が、人事部門の人材育成担当者を対象に、企業における文章力の課題について、今年1月28~30日に550人から回答を得たインターネット調査の結果を公表し...
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第248回
有事で顕在化、企業の本性
筆者がつくった言葉の一つに「大不況になると経営者ばかりか社員の本性が顕在化する。だから時々不況になった方がいい」がある。
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第247回
変化の時こそチャンス 今こそニーズとシーズを探そう
今回の新型コロナウイルスは1929年から始まった世界大恐慌以来の大きな不況を招くと予測する論者が多く、闘いは長期戦になるといわれている。ワクチンの開発あるいは集団免疫の...
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第246回
他社がやらないことこそ
今回は、浜松市で各種ばねや関連製品の製造販売を行う沢根スプリングを紹介する。同社は1966年、沢根孝佳社長の父が浜松で創業。当時、自動車部品メーカーの量産品が主な仕事だ...
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第245回
性善説で進めるテレワーク アタックス研究員・坂本洋介
新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナを想定した「新しい生活様式」が先月公表された。その実践例として、「一人一人の基礎的感染対策」「日常生活を...
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第244回
「かかりつけ薬局」に徹する…地域密着型で地位築く企業
今回は、福岡県北九州市でドラッグストア・調剤薬局を経営するサンキュードラッグを紹介する。同社は、1956年に薬局としてスタートし、その後、北九州初の本格的ドラッグストア...
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第243回
一括りにコロナ倒産は危険 アタックス研究員・坂本洋介
新型コロナウイルスとの終わりの見えない戦いが続いている。既に長期戦の展開を見せており、企業活動の縮小・自粛などの影響を受け、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産「新型コ...
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第242回
新型コロナ終息後の「働きがい」にも新常態が出現か
突然やってきた新型コロナウイルスショックで資金繰り対策に頭を悩ませている経営者は多い。短期的に考えれば会社は資金さえ確保できれば倒産することはない。経営者はまずは固定費...
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第241回
ここまでやるかコープみやざき 客のための運営、徹底的に実施
仕事柄、全国各地に出かける機会が多い。たいていの場合、街中や駅ビルで見つけたおいしそうな菓子を、土産に買って帰ったり、または宅配で送ったりする。自分も菓子好きであり、ま...
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第240回
パンの缶詰で食糧支援
今回は、栃木県那須塩原市で、パンの缶詰の製造販売を行うパン・アキモトを紹介する。もともと「まちのパン屋さん」だったが、1995年1月に発生した阪神淡路大震災直後、被災者...
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第239回
独の働き方改革を参考に
今、日本の企業は働き方改革に向け動き出している。しかしながら、その前に、あるいはせめて同時並行的に、「経営改革」そのものをしない限り、「働き方改革」ではなく、逆に社員を...
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第238回
新型コロナのピンチをチャンスに変える取り組み
いまだ新型コロナウイルスは終息するどころか、ますます拡大し、終わりの見えない戦いが続いている。筆者が前回連載でも書かせていただいたが、多くの企業が在宅勤務やテレワークの...
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第237回
事業承継に関する3つの質問
筆者は日頃から多くの社長の相談に乗っている。相談の内容はさまざまであるが特に最近は事業承継に関することが多い。そんな時、筆者は社長に3つの質問をする。1つ目は「継がせる...
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第236回
組合員の声を生かす生協 生活協同組合コープみやざき
今回は、宮崎県で、生鮮品、食品、雑貨・衣料品を中心に、店舗事業と共同購入事業を行う生活協同組合コープみやざきを紹介する。1973年、690人の組合員が「毎日の食事に体を...
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第235回
医療機器産業の台頭期待
工業統計調査によると、日本の工業生産額は約305兆円である。これを業種別にみると、自動車を代表とする輸送用機器が約60兆円、以下、化学工業の28兆円、食料品の26兆円、...
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第234回
インバウンド依存の怖さ 新型肺炎による需要減でわかった求められること
いまだ新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。ある調査機関が、企業を対象に「新型コロナウイルスに関するアンケート」調査(回答:1万2348社)を実施したところ、「現時...
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第233回
企業寿命を伸ばすには
私たち人間に平均寿命があるように、企業にも会社寿命というものがある。昔から「企業の寿命30年説」という言葉がある。これは、あるビジネス雑誌が1983年に、明治以来100...
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第232回
第4次産業革命の時代における、トヨタの「危機感と価値観」
現在は第4次産業革命の時代といわれている。インターネットの普及と人工知能(AI)の進化が企業経営に及ぼす影響は絶大で種々な産業で既存のビジネスを破壊し始めている。例えば...
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第231回
「工芸の工業化」で生産革命
広島市佐伯区で、木製家具の製造・販売を行うマルニ木工を知っているだろうか。1928年に山中武夫氏が、加工によって自在に形を変える木の不思議さに魅了されて創業した会社で、...
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第230回
変わる宿泊業の働き方 業界常識の改革に挑む旅館・ホテルも
宿泊業といえば、休日が少なく営業時間が長い代表的な業界と思われている。事実、少し前の調査結果にはなるが、2010年に厚生労働省が旅館業に対して「仕事と生活の調和アンケー...
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第229回
黒字企業のリストラを問う
希望退職者を募集する。つまり、リストラをする大企業が、最近、再び増加している。よりひどいのは、そのうちの約60%は黒字企業で、中には利益が前年比10%どころか30%を超...
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第228回
「おひとりさま市場」から見た新たな需要の開拓
ここ最近よく聞く言葉として「おひとりさま市場」というものがある。ちなみに、おひとりさまとは、単身世帯の増加やライフスタイルの変化や趣味・嗜好(しこう)の多様化などにより...
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第227回
企業の目的は顧客の創造
現在は大変化の時代であり、グローバル化の進展、AI(人工知能)革命、少子高齢化、循環型社会の実現といった基本的な潮流の中で企業は変革を迫られている。現在は変化が常態化し...
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第226回
輸出で活路を見いだせ
経済センサス(2016年)によれば、近年の年間平均開業企業数は14万社、廃業企業数は27万社となっている。差し引きすると、年間13万社が減少している。より驚くのは、この...
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第225回
創業は1805年 不易哲学守りつつ柔軟さも
東京都江東区にあるくず餅の製造販売を行なう船橋屋。創業は1805年(文化2年)で長い歴史を持つ。「くず餅ひと筋、真っすぐに」の理念の下、くず餅に特化。まじめに、正直に、...
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第224回
グローバル化する経済活動へ 中期計画で“ワンチーム経営”を
最近、大手システムベンダーの依頼で「経営者・経営幹部の戦略発想力」についてセミナー講師を務める機会があった。令和の時代は平成の30年間をはるかにしのぐ環境の変化が待ち受...
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第223回
黒字企業と赤字企業の違い
先日、企業の収益に関する2つの調査データが発表された。1つは、国税庁の2017年度分「会社標本調査」。そしてもう1つは帝国データバンクが発表した「連続増収増益企業」調査...
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第222回
トップの進退決断理由
先日、ジャパネットたかたの創業者で、現在、サッカーJリーグ2部V・ファーレン長崎の高田明社長が、来年1月に社長を退任するという報道があった。高田氏は2017年4月に当時...
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第221回
AI開発もする在阪中小企業
新大阪駅から電車を乗り継ぎ40分ほど行った大阪府泉大津市にHCIという社名のものづくり企業がある。主事業は、柔軟材の加工・組立・検査などをする機械の研究開発と製造である...
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第220回
技術と人間力の錬磨続ける
大和合金の特殊銅合金は、自動車、航空機、半導体、鉄道、船舶、一般機械、光ファイバー海底ケーブル、熱核融合実験炉装置用材料、金型材料などに幅広く使用されている。今や航空機...
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第219回
アジアの経営者に思う
数年前からであるが、毎月のようにアジアの国々の経営者が、私たちの唱える業績や勝ち負けではなく「人を大切にする経営学」を学びにわざわざ来日する。その国・地域は、タイ・台湾...
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第218回
販売業ではなく購買代理業
先日、本連載執筆者の1人である坂本光司氏が、それぞれの顧問を務めている、静岡県中小企業経営革新フォーラム21、福井県経営革新フォーラム、そして神田経営者クラブの3つの異...
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第217回
経営者は経営理念の伝道師
筆者はアタックスグループの創業メンバーであり、社員研修の場で当グループの創業の志・理念をベースとしてミッション・ビジョン・行動原則からなる「アタックスウェイ」を毎年話す...
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第216回
中小特化のビジネススクール開講に見る、その重要性
来年4月より、日本初の「中小企業人本経営(EMBA)プログラム1年コース」が、千葉商科大学大学院商学研究科と筆者が会長を務める人を大切にする経営学会とが共同し、開講す...
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第215回
着物の面倒を楽しむ会社は、なぜ成長発展を遂げることができたのか
新潟県十日町市で、着物総合加工業を営む「きものブレイン」。1976年、現代表取締役の岡元松男氏が、絹織物や着物の産地だった同市で呉服販売業を創業したのが始まりだ。事業は...
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第214回
「いいものは高くて当然」 経済の原理原則を貫いている企業のこだわり
常識的に考えれば、いいものは高く、二流品・三流品は安くて当然である。なぜならば、いいものは、いい原材料を使用しているし、開発から製造販売まで、大変な手間暇をかけ作ってい...
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第213回
時代の移り変わりどう見るか
先日、大阪のある企業の倒産に関する報道があった。その企業の主業務は、ユニホーム製造業で、設立以来、総合ユニホームメーカーとして、民間企業などのスーツ、ブレザー、スカート...
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第212回
供給者の思いと購入者の思い
「佰食屋(ひゃくしょくや)」というお店をご存じだろうか。京都の国産牛ステーキ専門店で、1日100食限定で、100食売り切れた時点で営業終了となるため、分かりやすくそれを...
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第211回
「ドラッカーの質問」に学ぶ
筆者は7月、20代で創業し設立10年目の2017年11月に東京証券取引所の新興企業向け市場マザーズに上場したクックビズの藪ノ賢次社長と対談形式のセミナーを行った。藪ノ社...
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第210回
サンタ公認の豪雪用除雪機
新潟県燕市に雪深いフィンランドのクリスマス財団認定の除雪機メーカーがある。1865年(慶応元)年創業のフジイコーポレーションで、除雪機以外にも草刈り機などを製造・販売し...
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第209回
「社員第一」に中国人も変化
ここ数年、アジア、とりわけ中国から「社員第一主義経営」を学びに、わざわざ日本に来る経営者が多い。その行動パターンは、筆者が紹介した「社員第一主義経営」を実践する中小企業...
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第208回
社長と会長の違い
先日、久方ぶりに親しい中小企業経営者であるW氏にお会いする機会があった。W氏は、苦労に苦労を重ね、今や、日本を代表する名中小企業経営者と高く評価されている方であるが、「...
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第207回
風物詩・代名詞からの脱却
世の中には、○○の風物詩、○○の代名詞と言われるものが数多く存在している。例えば、夏の風物詩のイメージが強い花火。7月後半から8月にかけ、全国各地で多くの花火大会が開催...
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第206回
創意工夫で通年生産を実現
新潟市で家庭用石油ファンヒーターなどの製造・販売を行うダイニチ工業は、1957年に創業者の佐々木文雄氏が新潟県三条市で設立したのが始まりだ。2018年には、家庭用石油フ...
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第205回
事業の再定義で変化に適応
企業の目的は「顧客の創造である」。これは「経営の神様」とされる世界的な経営学者、ピーター・ドラッカーの言葉だ。変化する経営環境に敏感に適応し、顧客を創造し続けることので...
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第204回
サービスの取捨選択が奏功
大阪市に本社を置き、国内主要都市や海外にもホテルチェーンを展開するスーパーホテルを紹介する。1989年に創業者で現会長の山本梁介氏が設立したのが始まりだ。山本会長は大学...
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第203回
会社の黒子に徹する経営者
最近、プロ経営者という言葉を耳にする機会が多い。異なる業界や有名企業での豊富な経営経験を買われ、内部昇格ではなく、外部から招聘(しょうへい)される形で企業トップに就任す...
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第202回
若手を邪魔する最近の年寄り
「最近の若者は…」という言葉をよく年寄りが使用する。その意味は「自分たちが若い頃はこうだったとか、こうしたが…、今どきの若者は、自分たちが若かったころとは違い、努力が足...
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第201回
人口減少、令和時代の人財獲得法
いずれ人口減少社会が到来することは平成を迎える時代から分かっていた。令和になり人口減少問題はますます加速するであろう。世界的な経営学者、ピーター・ドラッカーは未来予測で...
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第200回
斜陽産業でも異彩放つ企業、ダイニチ工業から考える
斜陽産業と呼ばれる業種がいくつか存在する。斜陽産業とは、需要が傾向的に減少している産業のことだ。よく、経営者の方と話をすると、「うちは斜陽産業だから…」「うちは構造的不...
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第199回
アノ会社はなぜ設立当初から、こんな高度な仕事ができたのか
ITソリューション事業などで注目を集めるアクロクエストテクノロジー(横浜市港北区)を紹介したい。1991年に現代表取締役の新免流氏が設立したのが始まりだ。新免氏は大学の...
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第198回
男性だって育児はしたい
既に報道されているように、三菱UFJ銀行が2歳未満の子供を持つ全ての男性行員を対象に、育児のための休暇を1カ月取得することを事実上義務付ける制度を5月から始めると明らか...
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第197回
全員参加型が経営の王道
松下電器産業(現パナソニック)を創業した松下幸之助は「経営の神様」と呼ばれていた。松下幸之助の経営哲学を学んだ経営者の中で最も偉大な人物は京都セラミック(現京セラ)を創...
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第196回
販売も開業も丸ごと支援
高収益を維持している中堅中小企業で、製パン・製菓機械の製造・販売、開業相談を行う愛工舎製作所(埼玉県戸田市)に注目している。同社は、1938年に代表取締役会長の牛窪啓詞...
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第195回
福祉とバイヤーマッチング
全国各地に障害者が就労している施設は、A型が3600カ所、B型が9200カ所、そして移行施設が3000カ所ある。また身体や知的あるいは精神といったさまざまな障害がある人...
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第194回
「当たり前」が出来ない社会
企業の不祥事に関する報道が後を絶たない。特に多く報道されているのが、食住に関わる企業の不祥事問題・不適切動画問題である。食で言えば、大手コンビニチェーン店の店員が、商品...
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第193回
経営にも通じるイチロー会見
シアトル・マリナーズのイチロー選手が3月21日、現役引退を発表した。日本で9年、アメリカで19年。日米通算4367安打という記録や、日本人野手の大リーグ挑戦のパイオニア...
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第192回
時流に乗るまで諦めない
新たな市場を開拓し成功した企業を取り上げてきたが、今回は無添加せっけん市場で圧倒的なシェアを築いたシャボン玉石けん(北九州市若松区)を見ててみたい。同社は1910年創業...
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第191回
期待して新人を育てる
少子高齢化で働く人々が減り続ける中で、経営者の悩みは求人難だろう。学生に魅力を感じてもらえるよう、事務所のリニューアルや移転を考えたり、勤務条件、給与水準を見直したりし...
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第190回
単身赴任は「当たり前」?
企業経営の最大・最高使命は、企業に関わる全ての人々の永遠の幸せの追求・実現である。そして、経営者をはじめとした組織のリーダーが、とりわけ、その幸せの追求・実現に注力しな...
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第189回
高学歴職人集団が一貫施工、平成建設の「池クジラ」ぶり
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を維持している企業を紹介している。今回は建築業・不動産業の平成建設(静...
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第188回
価値ある企業の廃業を防げ 事業承継が難しい課題
ある調査研究機関から、2018年「休廃業・解散企業」動向調査の結果が発表された。それによると、18年に全国で休廃業・解散した企業は前年比14.2%増の4万6724件だっ...
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第187回
偉大な企業への「発展の法則」とは
有志の社員との読書会で、ジェームズ・C・コリンズの「ビジョナリーカンパニーII・飛躍の法則」を扱った。原題は「good to great」。普通の良い企業が偉大な企業へ...
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第186回
「社長の給料」適正額は? 日産ゴーン氏の事件をきっかけに議論活発化
日産自動車の前会長であったカルロス・ゴーン氏の事件をきっかけに、企業経営そのものに関する議論が活発化している。その一つが社長の給料(年収)問題である。東京商工リサーチの...
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第185回
お好み焼きソースで新市場
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を維持している企業を紹介している。今回は、ソース、酢、たれ、その他調味...
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第184回
上司に求められる判断能力
今年も2、3日と、第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が開催され、東海大学が総合優勝して幕を閉じた。毎回、激しい優勝争い・シード権争いが繰り広げられるなかで、考え...
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第183回
京セラの全員参加経営に学ぶ
存命の名経営者として必ず名前が挙がるのは京セラ創業者の稲盛和夫氏だろう。師と仰ぐ経営者は大変多く、筆者もその一人だ。最近、京セラで稲盛氏の秘書を務めた大田嘉仁氏が書いた...
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第182回
出産・子育て支援の充実を
社員の子供の数が多い会社は「いい社風」。つまり会社の中にいい風が吹いているという特長があることを以前、書いた。こうした会社のもう一つの共通した特長は、直接・間接を問わず...
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第181回
価格決定権を持ち、倒産リスクを軽減 「夢工場」の池クジラぶり
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり、高収益を獲得している企業を紹介している。今回は超短納期で、多品種単品のアルミ...
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第180回
高齢社会の行く末
普段テレビをあまり見ることはないが、たまたまNHKで放送されていた「人生100年時代を生きる 第1回『終の住処はどこに』」という番組を見て、直接、知恵の経営につながらな...
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第179回
業績拡大の信金にみる「池クジラぶり」 よろず相談で差し出る経営実践
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は、但陽信用金庫(兵庫県加...
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第178回
事業承継に3つの質問
中小企業を悩ます事業承継の困難さは、おおむね現経営者に2つの心配があるからだ。一つは今の事業構造では存続が難しいこと、もう一つは後継者が不在か、能力の不足だ。筆者は事業...
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第177回
頑張る下町の弁当屋さん 113年前に「升本酒屋店」としてスタート
JR総武線に乗り、亀戸駅で下車、そこから徒歩で5分ほど歩いた駅前商店街の一角に升本フーズの本社兼店舗がある。 主な事業は、仕出し弁当など各種弁当の製造販売をしているほか...
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第176回
いい会社はいい取引から
長期にわたり、好業績を持続している企業の最大級の特長は「5方良しの経営」をぶれずに実践していることにある。5方とは、(1)社員とその家族(2)社外社員(仕入れ先や協力企...
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第175回
「従業員」という言葉の違和感
先日、ある経営者と話をした際に、「従業員」という言葉への違和感に関する話題が出た。その経営者は、私たちが何気なく使っている従業員という言葉に、以前から違和感があるという...
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第174回
無農薬発芽野菜を究める
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は野菜づくり農業、ちこり焼酎...
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第173回
廃業防ぐための社長の役割
総務省・経済産業省による基幹統計調査、経済センサスによれば、近年の年間開業企業数は約18万社(含む個人企業)。一方、廃業企業数は24万社を数える。廃業企業数は、開業企業...
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第172回
人口減少時代 重要な人づくり
最近「人口減少時代の経営と組織・人づくり」というテーマの講演をした。長期的かつ巨視的な視点で経営環境に影響する未来を展望すると、(1)グローバル化(2)情報化社会の進展...
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第171回
今こそ、問われる障害者雇用
改正障害者雇用促進法が2018年4月1日に施行された。障害者の法定雇用率は、民間企業がこれまでの2.0%から2.2%に、国・地方公共団体などが2.3%から2.5%に、都...
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第170回
銘柄豚が6次産業化へ発展
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり高収益を実現している企業を紹介している。今回は農産物の生産、酪農製品加工、食品...
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第169回
「社会性」と「収益性」の両立
創業経営者との対談式セミナーで対話したリネットジャパングループを紹介したい。 黒田武志社長は1989年、トヨタ自動車に入社。新規事業立ち上げに抜擢(ばってき)されて面白...
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第169回
能力発揮度を2倍、3倍に
全国規模で人財不足が加速・拡大している。労働需給の実態を示す有効求人倍率も、今やバブル期並みのレベルにあるばかりか、人財不足状態にある企業が50%を超える勢いである。
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第168回
社員慰留の賃上げに意味は?
先日、ある調査研究機関から、2018年度「賃上げに関するアンケート」結果が公表された。調査は18年5月18~31日にインターネットでアンケート形式で実施、有効回答のあっ...
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第167回
深刻な事業所数の減少
今から約20年前、1996年の「事業所・企業統計調査」をみると、わが国に存在していた民営事業所数は約650万カ所であった。しかしながら、これを最新の2014年調査(経済...
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第166回
変化の時こそ理念が大切
当社では「アタックスアカデミー」という社員研修を継続的に行っている。講師はテーマごとに社内の専門コンサルタントが担当し、受講生は現場で働く中堅社員たちだ。筆者が先月の講...
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第165回
お茶屋さんのパートナーに
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり高収益を実現している企業を紹介している。今回は食品包装資材の企画・製造・販売の...
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第164回
勝利至上主義の功罪
日本大学アメフト部の関西学院大学との練習試合での悪質タックル問題は、まだ読者の記憶に鮮明に残っていることと思う。その試合中に、日大選手が無防備になった相手選手に背後から...
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第163回
ぶれないホテル業
ホテル業をはじめ、介護業、マンション管理業、そして人材派遣業などを展開する、スーパーホテル(大阪市西区)グループがある。中核はいうまでもなく、ホテル業であり、現在、全国...
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第162回
育成は「期待」「美点凝視」で
筆者は顧問先の経営者との面談で、「社長が重要だと思う経営課題を3つ挙げるとするとどんなことか」を聞くことが多い。回答の中でほぼ共通している課題は人材の採用と育成だ。新入...
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第161回
お客さまは神様か行き過ぎた顧客満足を思う
先日「『お客さまは神様』は正しい?実は長時間労働生む大きな原因、問題はどこに?」という記事を目にした。それによれば、「お客さまは神様です」という言葉を生んだ演歌歌手の三...
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第160回
合成樹脂シート市場を創造
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり高収益を実現した企業を紹介している。今回は合成樹脂繊維を用いた製品と、その技術...
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第159回
理念の浸透と実践が重要
早稲田大学ラグビー部の中竹竜二・元監督の講演「組織を強くするリーダーシップとフォロワーシップ」を聞いた。「全員リーダーの時代がやってくる」というリーダー論を展開し、新し...
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第158回
リーダーは真摯な姿勢で
早稲田大学ラグビー部の中竹竜二・元監督の講演「組織を強くするリーダーシップとフォロワーシップ」を聞いた。「全員リーダーの時代がやってくる」というリーダー論を展開し、新し...
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第157回
補聴器の巡回訪問で成功
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は医療機器、補聴器、聴能...
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第156回
「働き方改革」法案を問う
政府は6日、「働き方改革」関連法案を閣議決定し、国会に提出した。最大の改革は、所定外労働時間、つまり残業時間に上限を設けるというものだ。この改革が真に誠実に働く人々や、...
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第155回
変化への挑戦はチャンス
ある大手銀行系コンサルティング会社が主催する経営者向け講演会で、日本を代表する経営学者の伊丹敬之・国際大学学長の話を聞いた。
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第154回
頑張る福祉機器メーカー
工場や農業で使用する省力機械・ロボットや福祉機器の設計製作を手掛けるキシエンジニアリング(島根県出雲市)という社員7人の中小企業がある。
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第153回
全社員の顔・名前を覚える
顔と名前が覚えられている人ほど、会社への満足度、仕事へのモチベーションは高くなる。今回の受賞企業が、それを如実に証明してくれている。
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第152回
多品種微量を完全受注生産
独自の「池(市場)」を見つけだし、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は金属ばねの設計、製...
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第151回
大家族的に人間を尊重
ネオレックス(名古屋市熱田区)という社名のユニークな中小企業がある。社員数は34人ながら、東京大学、京都大学、東京工業大学そして名古屋大学といった高学歴の社員が全国各地...
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第150回
目指せ「働きがいのある会社」
中堅企業の経営者からの相談で最近特に多いのは採用についてである。新人・中途ともに難しくなった。採用支援会社の提案で給与水準・勤務条件を見直して採用活動を行ってもうまくい...
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第149回
こだわりの「3たて」で繁盛
今回は「ちょっと贅沢(ぜいたく)、ちょっとおしゃれな食文化提供業」を事業領域とする、ピーターパン(千葉県船橋市)を取り上げる。千葉県内で焼き立てパンの店を7店舗展開して...
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第148回
無人化技術で世界一目指す
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は生産ライン自動化の...
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第147回
「断震」 住宅メーカー頑張る
小野田産業(静岡市清水区)という住宅メーカーがある。創業は1945年、現社長の実父がスタートさせている。もともとは製材業として創業し、その後の住宅ブームもあり、現在の住...
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第146回
事業承継に関する3つの質問
経営環境が激変する中で同族会社の事業を子供に承継するのは、正しい選択か考えてみたい。筆者は事業承継の相談を受けると次の3つの質問をする。
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第145回
働き方改革で継続ケア実現
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は高齢者施設などを運...
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第144回
定着率向上で人手不足解消
企業の人手不足問題を各種メディアが報道している。ある調査会社が2017年10月18~31日、全国2万3235社(回答率44.0%)を対象に実施した調査によると、「正社員...
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第143回
中小企業は浅瀬で泳げ
大企業と中小企業の違いを、規模や資本力などという人がいるが、そうした認識は間違いである。あえて言えば、両社は生きる世界、つまり生存領域が決定的に異なる生物と理解し、認識...
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第142回
働き方改革は経営者から
働き方改革を、労働基準監督署から目を付けられるからではなく、成果を挙げる経営をするために、自ら先頭に立って取り組む姿勢がいま、経営に求められているのではないか。
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第141回
村おこしが生んだ沖縄土産
今回は和洋菓子製造・販売と喫茶店・レストラン経営を手掛ける御菓子御殿(沖縄県読谷村)を取り上げる。11月16、17の両日、法政大学大学院の坂本光司教授が中心となって開い...
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第140回
「人を大切に」 全国で啓蒙
この連載の執筆者の一人でもある法政大学大学院の坂本光司教授が、2014年9月23日に「人を大切にする経営学会」を立ち上げたことを、ご存じの方も多いだろう。業績重視・技術...
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第139回
社員を大切にする会社
先般、社会人大学院生たち約20人で台湾の企業を視察してきた。訪問先は台北市の2社と高雄市の2社の計4社である。台北の一社は、台湾で今、大学生が最も入社したい会社といわれ...
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第138回
“稲盛流”が生き抜く王道
最近、社員旅行で京セラ本社と、隣接している稲盛ライブラリーを見学した。京セラは稲盛和夫氏が27歳のとき、勤めていた会社の仲間7人とともに創業。目的は「稲盛和夫が開発した...
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第137回
害虫駆除剤 改善提案で改革
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回はゴキブリ殺虫剤など...
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第136回
全員が協力できる体制作る
日本人形の製造販売を手掛ける、ふらここ(東京都中央区)を再び取り上げる。以前、女性活用により需要の変化をつかんだことを紹介したが、具体的にどう女性活用・女性活躍の場を作...
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第135回
中小農家が団結し魅力向上
おおむら夢ファームシュシュの本部は、長崎空港から車で15分ほど走った大村湾が一望できる小高い丘の上にある。1万5000平方メートルの空間には、体験農業ができるブドウ畑や...
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第134回
発展は「変化と革新」の継続
水産商社、太新(東京都港区)の沖縄事業所(沖縄県糸満市)をこのほど視察した。1996年に、田端陽子会長と田端新也社長の2人が創業した。水産業界の既成概念を打ち破る流通改...
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第133回
“お尻を洗う”文化を創造
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は衛生陶器を製造し、...
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第132回
地域に根差した信用金庫
民間金融機関には「メガバンク」「地方銀行」「信用金庫」そして「信用組合」などがある。それぞれ存在目的や使命が異なるが、信用金庫はメガバンクや地方銀行とは違い、地域密着で...
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第131回
“大切な会社”47社勢ぞろい
今回は「日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業の会」について紹介したい。9月9、10の両日に開催された、人を大切にする経営学会第4回全国大会の前日に開かれた。
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第130回
難局での一体感、成功の鍵
若手経営者との夏季経営トップセミナーで、2016年10月に東証マザーズに上場したユーザベースの梅田優祐取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)と対談した。起業から...
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第129回
ツムラ 漢方薬普及に尽力
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は医薬品の製造販売を...
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第128回
視覚障害者の働く場つくる
全国には視覚障害のある人が約32万人いる。加えて言えば32万人の視覚障害者のうち、約7万人は身体障害や知的障害のある、いわゆる重複障害者である。
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第127回
女性活用、需要の変化つかむ
ひな人形・五月人形を中心に日本人形の製造・販売を行う、ふらここ(東京都中央区)を取り上げる。 原英洋社長に日本人形の世界で、いかに若い女性の感性を取り込んでいったかを聞...
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第126回
「働きがいある会社」づくり
あるセミナーで、東レの日覚昭廣社長による講演「時流に迎合せず、時代に適応する」を聞いた。一番関心を持ったのは米国流株主資本主義に対する日本的経営の提唱だ。日覚氏は「公益...
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第125回
求められる良い「理念」
物事には全て「目的」と「手段」と「結果」がある。この3つの中で最も重要なのは、言うまでもなく「目的」である。というのは、目的が不純であれば、そのための手段も当然不純とな...
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第124回
情報「丸見え」で社員育つ
今回もメガネ・コンタクトレンズの専門店、21(トゥーワン、広島市佐伯区)を取り上げる。創業者の一人で相談役でもある平本清氏が、もともと勤めていた広島県内にあった他の眼鏡...
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第123回
社員たちへの最大限の誠意
今回はメガネ・コンタクトレンズの専門店、21(トゥーワン、広島市佐伯区)を取り上げる。人を大切にする経営学会中国支部の設立総会が6月23日に開かれたのに合わせ、その前日...
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第122回
酒造りの「見える化」進める
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を維持している中堅企業を紹介している。今回は、純米大吟醸酒の「獺祭(だ...
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第121回
非正規でもファミリーさん
今回は北関東(茨城・栃木・群馬)と埼玉、千葉の各県を中心に、79店舗のファミリーレストラン事業を展開する坂東太郎(茨城県古河市)に焦点を当てる。同社は本連載でたびたび取...
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第120回
入るを計りて出ずるを制す
安倍晋三政権の経済運営に対する評価は、経済学者やエコノミストらの間で割れるが、筆者は肯定的だ。特に日銀の黒田東彦総裁が進める「大胆な金融政策」によって多くの中小企業は資...
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第119回
飲酒運転ゼロへ高精度化
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅企業を紹介している。今回は業務用アルコールチェ...
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第118回
“人財”不足解消のカギは…
将来推計人口によれば、2015年に7700万人だった生産年齢人口(15~64歳)は、10年後の25年には7100万人となり、そして20年後の35年には6300万人となる...
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第117回
提供側目線で物事を見る
政府は労働力人口が減少し続ける中で、長時間労働・残業など悪しき慣習が経済の足を引っ張り生産性低下の原因になっていると考え、働き方改革に積極的な動きを見せている。
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第116回
イノベーション成功の3条件
ドラッカーの代表作に「イノベーションと企業家精神」がある。言わんとするところは、企業家が行うイノベーションが企業の永続的な発展につながり、社会変革をもたらす原動力である...
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第115回
需要創造型の日本人形作り
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を維持している中堅企業を紹介している。今回は日本人形の製造販売を行う、...
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第114回
ものづくり産業のモデル
スズキ機工(千葉県松戸市)というものづくり企業がある。従業員数は16人ながら、オーダーメードの各種産業用自動機械や、ユニークな多数の自社ブランド商品を設計製作する独立企...
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第113回
大手チェーンも敵わない 函館市内最多を誇るハンバーガー店の経営戦略
今回は、ハンバーガーショップチェーンを展開する有限会社ラッキーピエログループ(北海道函館市)を取り上げる。地域1番店主義を取り、地元密着を徹底して函館市内を中心に17店...
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第112回
働きがいのある会社づくり
働く人々のワークライフバランスと生産性向上を目指す「働き方改革」が進む中で、調査リポート「働きがいのある会社ランキング」に注目している。もともと米調査会社Great P...
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第111回
需要創造で絹織物の新天地
JR福島駅から車で30分ほど走った山間の町である福島県川俣町に齊栄織物という社員数が十数人の中小企業がある。主な事業は社名の通り、絹織物の製造販売だ。織物には「先染織物...
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第110回
愛業至誠の思い、受け継ぐ
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の表彰式が21日に開かれた。同大賞は、企業が本当に大切にすべき5人の人たち、(1)従業員とその家族(2)外注先・仕入れ先(3)現在...
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第109回
明太子製法公開で市場拡大
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得・維持している中堅企業を紹介している。今回は、明太子の製造...
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第108回
井から出よ、世界は広い
東京都荒川区のJR西日暮里駅から徒歩で8分ほど行ったロードサイドの一角に、有限会社原田左官工業所(東京都文京区)の本社ビルがある。主な事業は社名の通り、タイル張りや防水...
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第107回
顧客の「不」探し解決策提案
東京商工会議所の中小企業顕彰制度「勇気ある経営大賞」がスタートした2003年の受賞企業を取材し、「『変える勇気』が会社を強くする」という本にまとめ、特に印象に残った3社...
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第106回
高齢者は替え難い財産
今回はパイプの加工・曲げ・切断・切削などを行うコーケン工業(静岡県磐田市)を取り上げる。一貫してパイプ製品に携わり、多品種少量・短納期で高品質な部品を提供するため、全工...
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第105回
地域社会に貢献する銭湯
全国に銭湯と呼ばれる「一般公衆浴場」は、4300カ所、都内でも630カ所存在する。かつては、全国に2万カ所以上、都内にも3000カ所もあったが、近年では激減し、今やピー...
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第104回
「面倒くさい」を解決する
自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅企業を紹介している。今回は印刷を中心に総合グラフ...
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第103回
「経営者に贈る5つの質問」
大手銀行の支店が開いた取引先対象のセミナーで「変化の時代を乗り切る、出来る経営者の経営力」という講演をした。このテーマを選んだのは35年前、友人とともに起業した経営コン...
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第102回
女性活用、まず社風づくり
今回は特殊鋼、ステンレス、シリコロイの素材販売、加工販売を行う天彦(てんひこ)産業(大阪市住之江区)を取り上げる。男性社会の典型といわれる鉄鋼業界で女性社員が数多く活躍...
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第101回
支援学校卒業生の受け皿に
奈良駅から車で30分ほど走った田園風景の見える奈良市の郊外に、社会福祉法人「青葉仁会」の数多くの拠点がある。任意団体としての事業開始は1980年だが、社会福祉法人になっ...
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第100回
苦境の中でも信念曲げず
今回は、無添加せっけんなどの製造販売を行う、シャボン玉石けん(北九州市若松区)を取り上げる。先日、同社の森田隼人社長を取材し、工場を見学した。今でこそ無添加せっけんのパ...
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第99回
時代の変化に対する決断力
リオデジャネイロオリンピックの競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルに輝いた金藤理絵選手が所属契約しているフットマーク。事業内容は学校水泳、体育用品、一般水泳用品、プー...
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第98回
理不尽発注断り独立企業に
このため有名ブランド企業からの、“おいしい仕事”であっても断ることがよくあるという。全国各地の多くのバネ工場は、低単価発注や、大幅なコストダウンなど理不尽な取引を強要す...
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第97回
本物にこだわり商品開発
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅企業を紹介している。今回は洋菓子の製造販売を...
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第96回
地域を救う新商品開発
今回は段ボール類をはじめ紙器加工品、包装資材や有田焼万華鏡の製造販売を行う「有限会社佐賀ダンボール商会」(佐賀県有田町)を取り上げる。先日、石川慶蔵社長を取材し、同社の...
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第95回
24時間、宅配ボックス管理
アタックスグループが顧問をしている、日本宅配システム(名古屋市東区)の淺井泰夫会長と最近面談した。北海道から九州まで支店網を持ち、全国2万棟のマンションに宅配ボックスを...
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第94回
障害児が日本一多い幼稚園
小田急線柿生駅からタクシーで10分ほど走った川崎市麻生区の住宅街の一角に、柿の実学園が経営する「柿の実幼稚園」がある。敷地面積は広大で約1万平方メートル、園児はなんと1...
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第93回
皆が善くなる「皆善」活動
今回は国産はちみつやはちみつ漬けなど、はちみつ製品を扱う長坂養蜂場(静岡県浜松市)を取り上げる。 先日同社を訪れ、長坂善人社長に話を聞いた。同社は、善人氏の祖父で創業者...
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第92回
企業変革の8段階プロセス
経営学者のドラッカーは「事業の目的について、正しい定義は顧客を創造することである」そして「顧客を創造するためにいかなる事業も2つの基本的機能・マーケティングとイノベーシ...
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第91回
障害者雇用で生産性向上
栃木県真岡市に「有限会社真京精機」という中小企業がある。主事業はアルミ材の自動車部品や冷却部品の精密加工で、社員数約40人の規模だ。驚くべきは15人が障害のある社員、う...
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第90回
「ESなくしてCSなし」
独自の「池(市場)」を見つけ、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅中小企業を紹介している。今回は介護福祉サービスのス...
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第89回
「出るくぎは伸ばす」
人を大切にする経営学会の第3回全国大会(8月26、27日)の前日、模範企業を視察した。今回は筆者も同行した武蔵境自動車教習所(東京都武蔵野市)を紹介する。東京指定自動車...
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第88回
リーダーに求められる真摯さ
東レ経営研究所の佐々木常夫元社長による講演会「これからの時代の経営とリーダーシップ」を聞く機会に恵まれた。その非常に濃い内容を基にリーダーシップについて述べたい。筆者は...
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第87回
人が集う「ごちゃまぜ」の街
金沢市郊外に「シェア金沢」という地域がある。一言で言えばさまざまな人々が一緒に暮らす、いわば「ごちゃまぜ」の街である。高齢者や障害者、大学生ら多様な人々がいる。その事業...
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第86回
独自のめっき技術で市場開拓
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅中小企業を紹介している。今回は表面処理や各種電...
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第85回
現場に行くことが解決の道
今回は、高齢者や障害者向けのケアシューズ・リハビリシューズなどを製造販売する徳武産業(香川県さぬき市)を取り上げる。この連載の中でも、各筆者から何度か紹介されているが、...
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第84回
経営は働く人のためにある
ロータリークラブ(RC)会長だった筆者は4月、仲間とともに「人を大切にする日本的経営」の模範である伊那食品工業(長野県伊那市)を訪れた。「経営は働く人々の幸せのためにあ...
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第83回
専門職人重視の戦略実践
東京・日本橋に「ふらここ」という中小企業がある。主な事業はひな人形・五月人形の製造販売、社員数は約20人。設立は8年前の2008年、原美洋社長が自宅の一室でスタートした...
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第82回
葬祭業を普通のサービス業に
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中堅・中小企業を紹介している。今回は仙台市とその周...
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第81回
「人を大切に」が日本を創生
今回は、27、28日に東京都世田谷区にある駒澤大学深沢キャンパスで開催される、「人を大切にする経営学会」の第3回全国大会の内容の一部を紹介する。 昨年9月12日、13...
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第80回
顧客創造にSNS積極活用を
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で顧客企業のマーケティング活動を支援する、アライドアーキテクツの中村壮秀社長と対談形式のセミナーを開いた。中村社長は住友...
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第79回
老舗が作る高級ビニール傘
JR上野駅(東京都台東区)から車で6分ほど走った裏通りの一角に、看板がなければ通り過ぎてしまいそうな小さな企業がある。ホワイトローズ(同)の本社だ。4坪(約13平方メー...
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第78回
「地産地消の味」で希少価値
独自の「池(市場)」を見つけ出して、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となり高収益を獲得・維持している企業を紹介している。今回は静岡市を中心に14店の和...
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第77回
「愛」と「絆」創る結婚式提案
仙台市内とその周辺地域、石巻市で葬祭会館20カ所と仏壇ギャラリー4店舗のほか、ケータリングサービス、コンシェルジュサービス、予約制ハイヤー事業を運営・展開する清月記(仙...
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第76回
全員参加型で難局克服
トヨタ自動車は4月にカンパニー制に移行した。豊田章男社長は就任直後、北米で必ずしもトヨタの責任とは言い切れない重大クレームに遭遇し、米国議会公聴会での喚問など経験を積ん...
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第75回
適正利益率とは
都内の中小企業経営者であるA氏から、実現すべき「利益率」に関する質問を受けた。質問は「当社の売上高対経常利益率は20%で推移しています。しかし、上には上があるもので、...
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第74回
個人商店の包装資材を企画
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を持続している中堅中小企業を紹介している。今回は「幸せ制作会社」を社是...
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第73回
震災被害も解雇ゼロで復活 アタックス研究員・坂本洋介
4月14、16日と2回も震度7の強い揺れに襲われた熊本地震の影響はまだまだ残っている。被災された方に、心よりのお見舞いを申し上げます。今回紹介する阿部長商店(宮城県気仙...
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第72回
さらば価格競争
企業の競争力には、価格競争と非価格競争の2つがある。価格競争とは「価格の安さ」や「他社より安い…」ことをセールスポイントとした経営を意味する。一方、非価格競争とは価格の...
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第71回
事業「真の目的」は何か
伊那食品工業(長野県伊那市)を先月、訪れた。1958年に設立された業務用・家庭用寒天の製造販売を手掛ける。業務用では国内シェア80%。家庭用は「かんてんぱぱ」のブランド...
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第70回
独自豚の直売でファン拡大
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を上げている中堅中小企業を紹介している。今回は、種豚育成からハム・ソー...
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第69回
おもてなし以上のものを
今回は「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の実行委員会特別賞を受賞した、巣鴨信用金庫の取り組みを紹介したい。
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第68回
高機能木炭で倒産危機脱出
島根県出雲市に「出雲土建」という中小企業がある。主な事業は建設工事や土木事業、さらに緑化事業やリサイクル事業も手掛けている。設立は1980年。もともと土木建設会社として...
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第67回
変化をチャンスに!
大手銀行系シンクタンク主催の経営トップセミナーで、早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授による「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」という講演を聞く機会があった。世の中が...
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第66回
超精密部品でブランド確立
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を上げている中堅中小企業を紹介している。今回は超精密金型の設計・製造・...
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第65回
誤解を逆手にとり大ヒット
和洋菓子製造販売の春華堂(浜松市中区)の看板商品「うなぎパイ」の誕生までについて3月に取り上げた。今回はその後の大ヒットにつなげた、同社トップの戦略を紹介したい。
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第64回
地域雇用守るため自社買収
HITOYOSHI(熊本県人吉市)という高級ドレスシャツの生産・販売を行う中小企業がある。製品の90%は国内外のブランドメーカーに対するOEM(相手先ブランドによる生産...
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第63回
「期待効果」で新人伸ばす
少子高齢化が日本経済にボディーブローのようにじわじわときき、政府も少子化対策に本腰を入れている。求人難は経営者の最大の悩みの一つ。多くの経営者が新卒採用のために事務所の...
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第62回
「うなぎパイ」誕生の秘話
今回は和洋菓子製造販売の春華堂(浜松市中区)を紹介する。1887年の創業以来、数々の菓子を作り続けてきたが、特に1961年に発売した「うなぎパイ」は日本を代表する土産菓...
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第61回
振動技術を多方面に展開
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を上げている中堅中小企業を紹介している。今回は「振動計なら昭和測器」と...
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第60回
高い地域支持率持つ小売店
大手総合スーパーですら出店より退店が増えている近年、退店はほとんどないばかりか業績も長期間、快進撃を続けるスーパーマーケットがマルトグループ(福島県いわき市)だ。食品ス...
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第59回
人口減少時代の「人財育成」
1カ月ほど前、ある私立大学の教授から「今、大学はどうなっているのか」という話を聞く機会があった。中卒から大卒まで新社会人になる人数は、大卒が一番多い。大学に入りたければ...
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第58回
精神障害者と社会「つなぐ」
今回は「精神医療福祉の経験と出版の技能を生かして、地域に、愛され役立つ会社作りを目指します」を理念に掲げる、ラグーナ出版(鹿児島市)を紹介する。鹿児島市の精神科病院で...
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第57回
超音波技術を核に市場開拓
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を続ける中小企業を紹介している。今回は世界初のトランジスタ・ポータブ...
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第56回
顧客、従業員とも高い満足度
大阪・心斎橋にあるフレンチレストラン「ル・クロ」。オーナーシェフの黒岩功さんが本場フランスや国内の一流料理店で修業し、2000年に地下鉄御堂筋線心斎橋駅近くの飲み屋街の...
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第55回
値決め決定権で景気変動超越
筆者が会長を務める名古屋市内のロータリークラブ(RC)で、職業奉仕活動の一環として坂本光司・法政大学大学院教授による「景気超越型企業に学ぶ経営戦略」という講演会を開催し...
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第54回
100年繁栄する会社、実現へ
「お客さまには最高の満足と信頼を、社員には未来への夢と希望を、そして、新日本製薬グループは社会に貢献できる企業として限りなく幅広い発展をめざします」を経営理念に、199...
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第53回
一流調理人が認める茶そば
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中小企業を紹介している。今回は日本一の茶の産地、静...
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第52回
研究開発重視で業績向上
かつて、わが国の3大ものづくり地域といわれた静岡県浜松地域の衰退が著しく進行している。工業統計によると20年前、浜松市には4200カ所もの工場があったが、直近では210...
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第51回
選択と集中で競争力伸ばす
中国の華南地区に進出した大手OA機器メーカーを最近、視察した。工場責任者は「十数年前に進出したときは何もなかったが、現在は大都会の市街地。隣に高層マンションが建設され、...
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第50回
「想いを伝える」会葬礼状
今回は11月25、26日にかけて、この連載の筆者でもある法政大学大学院の坂本光司教授とアタックスが中心となって立ち上げた異業種交流会「神田経営者クラブ」の特別研究視察会...
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第49回
卓球の競技人口拡大へ投資
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中小企業を紹介している。15回目の今回は「BUT...
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第48回
スタッフ大切にする美容室
札幌駅から車で10分ほどの住宅街の一角に「うやまビューティーサロン」という美容室がある。本店の他市内に3店舗と北海道神宮内結婚式場の美容室を預かる。同神宮での美容室運営...
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第47回
「感動分岐点」顧客増やす鍵
「感動分岐点」という言葉を、はままつフラワーパーク(浜松市西区)を運営する浜松市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長の講演で知った。経営にも損益分岐点があるように、サービ...
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第46回
環境変化好機に顧客創造
東京モーターショー2015を10月末に視察した。燃料電池車(FCV)や自動運転といった最新技術を盛り込んだ車が多く「環境と安全」を前面に打ち出していた。自動車産業は環境...
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第45回
馬路村の挑戦 ゆずビジネス
高知県南国市の高知龍馬空港から、車でくねくねした山間の道路を1時間半ほど走った中山間地に、馬路村という人口941人の小さな村がある。村の面積の96%は森林、2%は河川、...
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第44回
小よく大を制する
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中小企業を紹介している。連載14回目は、次々と新製...
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第43回
人を大切にすれば業績向上
今回は、9月12、13日に電気通信大学(東京都調布市)で開催された「人を大切にする経営学会」の第2回全国大会について紹介する。昨年9月の学会設立総会は、お披露目的な意味...
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第42回
「社員の幸せ」一番に考える
東京商工会議所の「勇気ある経営大賞」第1回受賞企業の一つ、生活の木(東京都渋谷区)は、世界50カ国以上から原料を調達し、さまざまなハーブ・アロマテラピー製品を企画、開発...
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第41回
第6次産業が空洞化を救う
ものづくりや商業の企業数が年々減少する中、第2次産業と第3次産業の機能を保有する第6次産業(ビジネス農業体)の数は、右肩上がりに増えている。
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第40回
事業環境活用し市場を要塞化
独自の「池(市場)」の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得・維持している中小企業を紹介している。13回目は21期連続黒字のレーザー機器専門商社...
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第39回
社員満足追求した企業改革
ナットを中心にファインパーツ(価値の高い製品)の製造・販売を行う西精工(徳島市)。今でこそ、日本でいちばん大切にしたい会社大賞などを受賞しているが、西泰宏社長が入社した...
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第38回
お困り事解決で市場開拓
名証セントレックスに昨年上場した日本PCサービスの家喜信行社長と「トップセールスから“上場企業経営者”となるまでの成功秘話」という対談を行った。個人宅のパソコンのトラブ...
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第37回
外注先を思いやる上場企業
新潟市南区にダイニチ工業がある。社員数は約500人の東証1部上場企業だ。主な事業は石油ファンヒーターや加湿器の製造で、ともに業界ではトップブランドである。中小企業の専門...
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第36回
立場変えると答えは見える
企業は、顧客が喜んで自社の商品・製品・サービスにお金を支払ってくれる関係を構築することを目的としている。そうした関係を構築できれば、企業は長期的に安定した利益をあげるこ...
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第35回
選択と集中で差別化を
富士重工業の吉永康之社長による「個性を活かして生きる」という講演を聞いた。前身は零戦を製造していた中島飛行機で戦後解体されたが、1953年に富士重工業を設立、55年に現...
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第34回
伝統のスズ食器直販で人気
独自の「池(市場)」を見つけ、池の「クジラ(圧的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を実現した中小企業を紹介している。12回目は「曲がる器」や「富士山の杯」など1...
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第33回
3K・5K現場変えた改革
松江市に長岡塗装店という建物や塀などへの塗装を専門とする中小企業がある。塗装業界は一般的に「3K」(きつい、汚い、危険)とか「5K」(3Kと臭い、暗い)職場などといわれ...
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第32回
子供に親の働く姿を見せる
視察を受け入れる企業が数多くある。目的は商品・技術のPR、新たな顧客獲得・販路開拓、地域社会・地域住民への社会貢献-とさまざま。なかでも社員の家族向けに視察会を開く企業...
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第31回
障害児も分け隔てなく保育
少子化の影響をもろに受け、大都市圏・地方圏を問わず、幼稚園の経営は年々厳しくなっている。事実、1992年当時、1万4801園であった幼稚園数が、2013年では1万304...
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第30回
わが社は何屋さんなのか
ハーバードビジネススクールで、マーケティングを教えたセオドア・レビットは1960年、ハーバードビジネスレビューに「会社が自らの事業を正しく定義しないと成長企業といえど...
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第29回
利益追求の末に日本一
人を大切にする経営学会が主催する「第3回人を大切にする企業現地研究会」が6月24日に行われ、岐阜県の未来工業とLFC(本巣市)の2社を訪問した。いずれも「日本でいちばん...
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第28回
超短納期で高収益を生む
独自に見つけ出した「池(市場)」の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となって高収益を獲得した企業を紹介している。11回目は「コレットチャックの町工場」としてジ...
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第27回
障害者と野菜生産つなぐ
富士山を望む静岡県御殿場市に「ステップ・ワン」がある。障害者就労施設(B型)で、組織形態は社会福祉法人だ。就労している障害者は計52人。内訳は知的障害者44人、視覚障...
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第26回
企業のミッションは何か
社員数30人ほどの省エネ空調設備の設計施工、保守・点検まで一貫して請け負うK社の社長に経営の話を聞く機会があった。社長へのアドバイスを通して、企業の使命(ミッション)...
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第25回
全社禁煙、トップが率先垂範
厚生労働省が毎年、国民栄養健康調査で成人喫煙率の調査を行っている。2013年の統計によると、現在習慣的に喫煙している成人の割合は19.3%。性別では男性32.2%に対...
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第24回
障害者を適材適所に配置
山口県周南市に「カン喜」という社名の中小企業がある。設立は1982年、現在の主な事業は冷凍食品の製造販売で、代表的商品は「かきフライ」や「殻つきかきグラタン」で後者の生...
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第23回
提案型ホスピタリティー業
独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得している中小企業を紹介している。10回目の今回は、住宅と...
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第22回
「偉大な教師」に上司を育成
この4月に採用された新入社員は会社になじんだだろうか。採用した人材をいち早く戦力化する教育システムを持つ企業や、優秀な人材が流出しない社風を持つ企業が存続可能で、今後成...
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第21回
社員に思いを伝え対話
「卵が先か鶏が先か」-。卵がなければ鶏は生まれないし、鶏がいなければ卵は生まれない。だから最初はどちらだったのか、というように見方によりどちらが原因ともいえるため、因果...
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第20回
非価格競争力を強みに
先日、大学院生らと中国・浙江省の企業調査をしてきた。その中の一社に、「浪紗(ランサ)メリヤス有限公司」というメーカーがあった。場所は、杭州国際空港から東に車で1時間半ほ...
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第19回
顧客視点のメディカルアート
独自の「池」(市場)を見つけ出し、その池の「クジラ」(圧倒的なシェア・ナンバーワン企業)となった結果、高収益を獲得している中小企業を紹介している。9回目の今回は、島根...
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第18回
「大切にしたい会社」表彰
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞授賞式」が、3月20日に開催された。「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は企業が本当に大切にすべき、(1)従業員とその家族(2)...
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第17回
守成は創業よりも難し
顧問先の引抜鋼管メーカー、旭鋼管工業(埼玉県草加市)の創立50周年記念の会に参加した。現社長は創業者の父親の苦難とは別の、多くの課題を乗り越えてきた。 先代は「パイ...
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第16回
お多福グループ社風に学ぶ
先頃、社会人大学院生ら約30人と一緒に「オタフクホールディングス」(広島市西区)という中堅企業を訪問した。傘下の「オタフクソース」は「お好みフーズ」「お多福醸造」「ユ...
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第15回
元顧客が作る池の覇者に
自社独自の「池(市場)」を見つけ出し、その池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン)」となった結果、高収益を獲得している中小企業を紹介している。8社目となる今回は、生...
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第14回
チームプレーで目標達成
昔からスポーツは、会社経営と似ている部分が数多くあるといわれる。(1)個人の力を集結し、いかにチームとして結果を出すか、(2)ずば抜けた能力を持つ個人がどんなに好成績を...
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第13回
人口減少時代での企業展望
所属する経済団体のセミナーで2人のマクロ経済学者から日本経済の長期的展望を聞いた。テーマは「人口減少社会を考える」と「人口オーナス下の経済・地域」。それによると人口減少...
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第12回
歩合制を廃止した住宅会社
営業マンの歩合制が常識になっている業界で、それを廃止したハウスメーカーが「びわこホーム」(滋賀県甲賀市)だ。しかも、歩合制廃止前までブレまくっていた業績が、廃止後は高く...
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第11回
コスト増覚悟し未来に投資
中小企業は、独自の「池(市場)」を見つけ出し、自らがその池の「クジラ(圧倒的なシェア・ナンバーワン企業)」になることによって高収益を生み出せるという考え方について、昨年...
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第10回
新卒採用は子育てと同じ
企業の人材採用は大きく新卒採用と中途採用の2つに分けることができる。 新卒採用は年齢・学歴などの面でほぼ同質な人材を、同時期にまとめて採用できるため、1人当たりの採...
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第9回
潜在ニーズ探り解決策提案
東京商工会議所が10年前に始めた「勇気ある経営大賞」の第1回受賞企業を一冊の本「変える勇気が会社を強くする」(中経出版)にまとめた際に取り上げた、ダイワハイテックス(東...
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第8回
社員第一主義で成長持続
前橋市にの収集運搬を業とする中小企業のA社がある。正直この業界は、仕事が大変な割には業績が伴わず、結果として社員の給料は低く、万年人手不足といった状況が一般的となって...
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第7回
既存顧客を新たな「池」に
中小企業は独自の「池(市場)」を見つけ出し、自らがその「池のクジラ」になることで高収益を生み出せるという考え方を、昨年9月から紹介している。今回は家電業界で大手量販店が...
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第6回
マーケットインの発想意識
企業経営の目的については、さまざまな議論がある。この連載の執筆者でもある法政大学大学院の坂本光司教授は「5人に対する使命と責任を果たすための活動」と定義する。一方、マ...
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第5回
社長は経営理念の伝道師に
昨年12月、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のビジョンケアカンパニー元社長に「経営理念に基づく価値経営」の話を聞く機会があった。1982年、米J&Jの解熱鎮痛剤...
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第4回
頑張る自動車教習所
全国には約1400カ所もの自動車教習所がある。かつては入学者が年間250万人を超えたときもあったが、今やその数は150万人前後に減少している。その結果、近年では毎年全国...
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第3回
非常識が「池のクジラ」生む
中小企業は「独自の『池』(市場)を見つけ出し、自らがその『池のクジラ』となることで高収益を生み出せる」という考え方について具体的な事例を紹介している。今回は昨年12月2...
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第2回
障害者雇用への“気づき”
改正障害者雇用促進法が2013年4月1日に施行され、障害者の法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられた。対象となる企業の従業員規模が、56人以上から50人以上に引...
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第1回
全員参画型で事業に成功
水着などの製造販売を手がけるフットマーク(東京都墨田区)の磯部成文会長と5年ぶりに面談した。同社を知ったきっかけは、東京商工会議所が10年前に始めた「勇気のある経営大賞...