プロフェッショナル の自己管理術

第24回

「前向き」の大切さを知る経営者 石橋真さん (下)

駒井 研司 2013年2月4日
 

直感信じて可能性思考を大切に

自ら創業した会社を解任される-。失意の中で川の流れや日光といった自然にふれ、前向きに生きていこうと再び起業家の道を進んで来た石橋真さん。前回は、幸せになるためには前向きでいる必要がある。そして、常に前向きでいる努力をしているという話を伺いました。

--前向きでいるために意識していることは

「『前向きな言葉を選ぶ』ということです。良くも悪くも、言葉が心の在り方を決める。後ろ向きな言葉を使うと、心も後ろ向きになっていってしまう。そこで1日1回、何か前向きな言葉を1つ考えて、知り合いにメールで送ることにしています。毎朝、通勤電車の中で前日の出来事を振り返り、そこから何か学び取れることはないかを考える。その中で浮かんでくる前向きな言葉をまとめ、その場で携帯からメール送信します。例えば『伸びる人はチャレンジを先延ばししない。先取りする』こんな感じです」

--送信先は

「最初のメールは第2の創業を決めた直後で、あて先は前の会社を辞めて入社してくれた、たった一人の仲間でした。それから徐々に友人や仕事で出会う人たちがあて先に加わっていきました。真(まこと)という自分の名前と言霊(ことだま)という言葉から取って『まことだま』と名付けたこのメールは、今では毎朝800人以上の人たちに送っています」

--言葉以外に気を付けていることは

「『直感』に従うことです。人間の能力なんて、しょせんたかが知れている。論理や計画は完璧(かんぺき)にはなり得ない。だから自分の心の声に耳を澄まし『おもしろい!』『感動した!』という感覚、感性を大切にするようにしています。そして直感に基づいてどんどん行動を起こす。『論理思考』も大切ですが、何ができるか、どんなことができそうかをわくわくしながら考える『可能性思考』がもっと大切と考えています」

--自己管理のためのアドバイスは

「『思考のメンテナンス』をすることです。できない理由は考えない。どうしたらできるかだけを考える。また、前向きな人、元気な人と接し『エネルギーの交換』をすることもいいと思います。とにかく前向きでいて、行動し続けることですね」

【プロフィル】石橋真 いしばし・まこと リ・カレント社長。最初に起業した会社で幹部の離反にあい解任。失意の中から再び創業し、現在は多くの大企業に支持される研修サービスを提供している。


2013年2月4日「フジサンケイビジネスアイ」掲載
 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ PwCコンサルティング(現IBM)を経てネオレックス副社長。世界79カ国で利用されている自己管理のための無料iPhoneアプリ「MyStats」を発案。


HP:株式会社ネオレックス

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