やることのリスト化と健康維持
しほりさんは、20代からフリーランスで音楽活動を開始し、自らの力で現在の地位を確立してきました。シンガーソングライターとしての活動とともに、中川翔子さんの「つよがり」などのヒット曲作家としても知られ、先日オリコン1位を記録した水樹奈々さんの最新CDにも作品を提供しています。
今回は、多数の役割を一人でこなしながら活躍を続けるしほりさんの自己管理術に迫ります。
--自己管理といえば
「『自分が思い描く人生を送るための取り組み』だと思います。やりたいことに全力で取り組むための体制を整えたり、長期的な視野に立ってやるべきことを考えたりすることが、私にとっての自己管理です」
--具体的にどんなことを
「『全力で取り組むため』としては、やることのリスト化と体調管理です。作詞、作曲、レコーディング、プロモーション、ライブの企画、演出、実際の歌と演奏など、毎日さまざまな活動をしていて、さらにやりたいことは無限にあるのですが、新しい仕事はいつも突然入ってきます」
--例えば
「『今日録音したいんだけど来られる?』とか、『今月中に10曲作詞して』とか。でも、新しい仕事は全てがチャンスです。だからどんな急な仕事も断らず、全力・最短で成し遂げていきたい。そのために、『今すぐ新しい仕事に取りかかって良いか』を即座に判断できるよう、やることをリスト化しています」
--体調管理については
「どんな仕事も断らないようにするためには、健康を維持し続けることが必要です。でも、決められた時間も、毎日の出勤先もない身なので、意思を強く持たないとすぐに生活サイクルが乱れ、体調を崩してしまいます。そこで、栄養のバランスに気を配りつつ、特に生活サイクルを一定に保つことに注意しています。夜型ですが、少なくとも寝る時間と起きる時間が日々バラバラにならないようにしています」(次回につづく)
【プロフィル】しほり シンガーソングライター。水樹奈々、中川翔子、アイドリング!!!などへの楽曲提供も多数。ゼクシィの「パパパパーンの歌」の歌唱でも知られる。