プロフェッショナル の自己管理術

第19回

クラウド普及を進めるICT界のリーダー 八子知礼さん(上)

駒井 研司 2012年12月24日
 

異なる時間で、それぞれの目標追求

 大手コンサルティングファームで情報通信メディア業界の責任者として組織のマネジメントを行うとともに、コンサルタントとして顧客企業の戦略立案などにも取り組んでいる八子知礼さんに話を伺った。 

--自己管理とは

 「クリエーティブな状態を保つことと、時間をうまく使って生産性を上げることです。私の全ての時間は『クリエーティビティを求めるべき時間』と『生産性を求めるべき時間』の2つに分類されると考えています。この2つの異なる時間の中で、それぞれの目標を追求することが私にとっての自己管理です」 

--クリエーティブであり続けるには

 「リラックスすることです。色々なことに幅広い興味を持ち、自分を偏りのないニュートラルな位置に置くことができると、視野が広がり、アイデアが出てくる。逆に、時間や仕事に追われたり、疲れているとどうしても視野が狭くなり、良いアイデアが出てこなくなります」

--リラックスする方法は

 「1つはオンとオフの切り替え。周りでは24時間365日仕事が動いているので、電話やメール、フェイスブックなどにつながると、どうしても仕事をすることになってしまう。そこで休日には、ネットワークにつながらない時間を意識的に持つようにしています。また、しっかりと時間をかけて半身浴をしたり、睡眠にも気を使います」

--睡眠にもコツがある

 「1時間半単位とすることです。睡眠は4時間半と決めていますが、それだけの時間を取れないことも多い。そんな時は必ず、3時間か1時間半の睡眠になるように目覚ましをセットします。レム/ノンレム睡眠の周期に合わせることで、睡眠時間が足りなくてもすっきりと起きられるようにするためです。また、寝入るときには明るく楽しいことを考えるようにもしています。脳には、繰り返し考えたり話したりした内容に関する部位の情報が伝わりやすくなるという現象があります。ポジティブな考え方が強化されるように意識しているんです」

 「こうしてリラックスできていると、クリエーティブな状態でいられるだけでなく、周囲に対してより良い配慮やフォローができるようになるという効果も感じています」(次回は来年1月7日に掲載します)

【プロフィル】八子知礼 やこ・とものり  デロイトトーマツコンサルティングでテクノロジー・メディア・テレコミュニケーションユニット統括パートナーを務める。近著に「モバイルクラウド」。

2012年12月24日「フジサンケイビジネスアイ」掲載
 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ PwCコンサルティング(現IBM)を経てネオレックス副社長。世界79カ国で利用されている自己管理のための無料iPhoneアプリ「MyStats」を発案。

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