ダイバーシティ新時代のES組織変革
筆者:有限会社 人事・労務 矢萩 大輔
人事制度を取りまく社会環境が今までとはがらっと変わりました。その変化のキーワードは、“ダイバーシティ”と“人間性尊重(ES)”です。弊社が業界に先駆けてESに関わる書籍を世に出したのが2005年。あれから十数年で大きく変化したと感じています。それは、男性中心・残業も厭わない正社員主体の人事制度から、多様な人材の多様な働き方、個人のライフスタイルと融合した価値観を重視した新たな“はたらくカタチ”を人事制度へと反映していくということです。
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複雑で変化の早い時代、企業として未来を予測し、不確定性の高い経済環境をたくみに乗り越え、持続可能な経営を目指していくためにはどうすれば良いのでしょうか。このコラムでは、その解決の道筋として、“中小企業にとってイノベーションの基点となるダイバーシティ経営”についてお伝えしていますが、その軸となる「新たな目標管理」を推し進めるために理解すべき分野として、「組織開発」があります。
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前回は、ダイバーシティ経営によって中小企業のイノベーションを推し進めるために重要な“目標管理”について、今改めてその必要性が高まってきている背景をご説明しました。「キャリアに対する視点の変化」に続き、二つ目の背景としては、「組織のカタチの変化」があります。
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人事制度を取りまく社会環境が今までとはがらっと変わりました。その変化のキーワードは、“ダイバーシティ”と“人間性尊重(ES)”です。弊社が業界に先駆けてESに関わる書籍を世に出したのが2005年。あれから十数年で大きく変化したと感じています。