プロフェッショナル の自己管理術

第11回

30年後を見つめる、若き会計士 眞山徳人さん(上)

駒井 研司 2012年10月1日
 

スマホに15分単位の行動記録

 大手監査法人で、監査業務やコンサルティング業務などに従事する傍ら、執筆活動や講演などを通じて会計士受験生の応援を続けてきた眞山徳人さんに話を伺いました。

 --自己管理とは

 「私にとっては『将来なりたい自分に、今の自分を近づけていくための取り組み』です。30歳になった頃、あるきっかけがあって自分の人生や将来について考えることがありました。いろいろな人に話を聞きに行ったのですが、あるとき『10年後はどうなりたいの?』と聞かれ、『そうやって生きるのか!』とはっとしました。そこで、次の30年の生き方を変えようと思い、60歳になったときにどうなっていたいかを考えてみました」

 --その上で考えたのは

 「30年後を踏まえて20年、10年、5年、3年、1年、半年後と考え、そこから、明日何をすべきかまで考えるようになりました。そして、遠い未来の自分の姿は『夢』であり、そのままにしておけば夢のままだけれど、そこから逆算で『何をすべきか』を手の届くレベルまで落とし込んでいけば、少しずつでも確実に夢に近付くことができると考えるようになりました。こうした思考やそれに基づく日々の取り組みが、私の自己管理です」 

--具体的な取り組みは

 「『時間の使い方は戦略的でなければならない』と考えています。そこで、iPhone(アイフォーン)のアプリを使って時間の使い方を記録しています。単位は15分。なぜなら、15分はおおむね24時間の1%なので、1日の時間を管理する最小単位として最適だと思うからです」 

--記録の生かし方は

 「毎週、月曜朝の通勤電車の中でアプリのデータを確認し、先週の振り返りをしています。一つ一つの取り組みは、夢に近付いている時間か否か、で評価し、問題があれば改善するし、時間が取れていないタスクがあれば、どこでなら取れただろうと検討し、今週の予定に反映していきます。ただ、夢に対してアクティブではないリラックスなどのための時間は『無駄』と名付けてはいますが、あまり少ないと息が詰まってしまうので、全体の20%程度にはなるように意識しています」(次回につづく)

【プロフィル】眞山徳人 まやま・のりひと 公認会計士。大手監査法人勤務の傍ら、講演や執筆を手がける。ブログなどを通じた会計士受験生支援でも知られる。Twitter:@mahyan

2012年10月1日「フジサンケイビジネスアイ」掲載
 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ PwCコンサルティング(現IBM)を経てネオレックス副社長。世界79カ国で利用されている自己管理のための無料iPhoneアプリ「MyStats」を発案。


HP:株式会社ネオレックス

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