プロフェッショナル の自己管理術

第17回

先端IT活用のオピニオンリーダー 倉園佳三さん(上)

駒井 研司 2012年11月26日
 

直感信じ「今したいこと」をする

 「プロミュージシャン」と「雑誌編集長」という経歴を持つ倉園佳三さん。現在、顧問を務めるKDDIウェブコミュニケーションズをはじめ多くの企業のコンサルティングや、さまざまなセミナーでの講演、本の執筆などに取り組んでいる。「発想」を武器に活躍を続ける倉園さんの自己管理術について伺いました。

--自己管理とは 

 「『いつでもアイデアを出せる、クリエーティブな状態に自分を保つこと』です。コンサルティングも『新製品の個性を際立たせる特別な何かを考えてほしい』といった企画創りの依頼が多く、私にとってクリエーティブな仕事になっています。また、セミナーや本でも『他と何か違うもの』を必ず入れることにしています。だからどんな仕事をしているときも必ず、新しい、良いアイデアがいる。そこで、いつでもアイデアを出せる自分でいられるように心掛けています」

--具体的な取り組みは 

 「まず、企画であれセミナーであれ、とにかく今創ろうとしている対象を常に頭の中に置いておく。そして、何か思い付いたら全て記録する。いつでもiPhone(アイフォーン)を持ち歩いていて、何か頭に浮かんだらすぐに記録します。メモすることもあるし、声を録音することもある。また、自宅の風呂には耐水ペーパーとペンが常備してあるし、トイレの壁にはiPad(アイパッド)が貼り付けてあります。アイデアが必要な対象を常に頭に置いておくと、発想の『カケラ』のようなものが出てくる。それを拾い集め続けていると、常に何かが出てくる『アイデアを出す体』になってくるんです」

--普段の生活は

 「アイデアを出して記録することにはストイックに取り組んでいますが、生活はとてもいい加減です。何時に起きる、何時間働くなどは一切決めません。仕事も、締め切りや約束があるもの以外は、いつ何をするかはあえて決めない。目標もつくらないことにしています。アイデアは何をきっかけに、いつ、どこで出てくるか分からない。だから直感を信じて、できるだけいつも『あらかじめ決められていること』ではなく『今したいこと』をするようにしています」(次回につづく)

【プロフィル】倉園佳三 くらぞの・けいぞう 執筆家・ITコンサルタント。元ミュージシャン、「インターネットマガジン」元編集長。「すごいやり方」「iPhone×iPadクリエイティブ仕事術」などの著作でも知られる。


2012年11月26日「フジサンケイビジネスアイ」掲載
 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ PwCコンサルティング(現IBM)を経てネオレックス副社長。世界79カ国で利用されている自己管理のための無料iPhoneアプリ「MyStats」を発案。


HP:株式会社ネオレックス

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