第28回
現看護師として食生活と身体の関係を伝えていきたい
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。今回のゲストは、食とからだのセラピスト(看護師)の富澤雪子(とみざわゆきこ)さんです。
お仕事について教えてください
私は現在、看護師をしています。
病院勤務のなか、西洋医学の限界を感じ、古代インドの伝統医学であるアーユルヴェーダを学び、多くのかたに伝えたいと思っています。
なぜ看護師を目指したのですか?
私は、早くに父を亡くしました。
ある朝、起きてこない父を起こしにいったら、亡くなっていました。
子供の私は、人の死ということをまだあまり理解できず、ただただショックだったことを覚えています。
そのショックは、人はいつ亡くなるかわからないんだという感覚を私に植え付けました。
父という生活の柱を失いましたが、母が代わりとなって家族を支えてくれました。
その経験からでしょう、母からは「手に職を持ちなさい」と教えられました。
そして私は看護師の道に進んで行くことになります。
古代インド伝統医学アーユルヴェーダを学ぶきっかけは?
私は勤めているのは、外来の患者さんが毎日800人という埼玉の総合病院で、慢性疾患を患っている患者さんがとても多いのです。
慢性疾患の方たちに話を聞くとだいたいの方が、パンや麺類など糖質に偏ったメニューや、インスタント食品など加工食品、飲み物は清涼飲料水、という食生活です。
法律では認められている化学物質の身体への影響やその危険性、病気というものの考え方を伝えなくてはいけないと、いつも考えていました。
そんな時、アーユルヴェーダの先生を紹介してもらい、先生の講座で勉強を始めます。
勉強は好きで始めたので辛くはありませんでした。
学科の試験は問題なしでしたが、施術が難しい…。
いろんなマッサージのテクニックの順番や種類の多さにホントに苦労しました。
「アーユルヴェーダ」とはどのようなものですか?
「アーユルヴェーダ」というのは古代インドの伝統医学のことです。
WHOの3大伝統医学(ユナニ医学・中国医学・アーユルヴェーダ)の一つでもあり、5千年以上の歴史があります。
インドやスリランカには、伝統医学の病院と西洋医学の病院があり、身体に不調があった時、まず、どちらの病院に行くかを選ぶことから始まります。
アーユルヴェーダとは「生命の科学」という意味。
病気に対する概念が全く違います。身体に症状がなくても、心に不安や心配があればそれは病気と判断するのがアーユルヴェーダです。
身体だけでなく心の在り方を大事にする。
日本では、額に油を垂らすことで認知はされていますが、セラピーのひとつとして理解されてしまっています。
現地、インドやスリランカでは、体質や生活にあったセルフケアとして行われています。
私は、このアーユルヴェーダの知識を使って、病院に行く前に、自分でどうにかする方法を教えていきたいと思っています。
実際、西洋医学の病院にかかっても病気は完全に治らない、薬も良くないと実感しているからです。
化学物質は、一時は身体を良い方向に向かわせます。でもそれは、身体のいろんなところに負担をかけています。対症療法でしかない。
ファストフードみたいに、すぐに手に入る薬に頼ってしまうこともわかります。
でも、本当の健康はどんどん遠のいてしまいます。
私は、現看護師として、医食同源という言葉どおり「食の大切さ」をたくさんの人に知ってもらいたいと強く思っています。
添加物や発酵食品についても学んでいます。
病院の現実を絡めた話は、今の私だからできる話です。
多くの方に、本当の健康を取り戻してもらいたいのです。
今後、富澤さんが叶えたいことは?
「みんなのご機嫌が世界を変えていく」です。
私がご機嫌になると、家族もご機嫌になります。
家族がご機嫌になれば、ご近所がご機嫌に…すると地域がご機嫌に…
ついには世界がご機嫌になっていきます。
そうすれば、戦争なんてなくなってしまいます。
でも、ご機嫌になるには、心と身体の健康が必要なんですよね。
なので、私はここから手を掛けていきます。
心と身体の健康が世界のご機嫌につながっていることを信じて。
【食とからだのセラピスト(看護師) 富澤雪子さんのプロフィール】
evergreen 代表。
看護師/ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー/アーユルヴェーダ講師/食育指導士/経皮毒アドバイザー
Kindle書籍出版
「これなら続けられる更年期のセルフケア: ~50代・現役看護師がお伝えする5つの秘訣~ 」
今回インタビューした社元美歩さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララコンシェルジュについてはこちらから
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