ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第34回

ヒプノセラピーで多くの方を癒したい

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。

今回のゲストは、ヒプノセラピストマスタートレーナー  リソナンス 代表の堅田不二子(かただふじこ)さんです。

ヒプノセラピストマスタートレーナーの堅田不二子さん

お仕事について教えてください

現在、ヒプノセラピスト養成スクールを経営しています。

ヒプノセラピーとは、催眠療法のこと。催眠というリラックスした状態を利用して、潜在意識の奥底に刻まれている思い込みや、自分を縛っている制限を書き換え、自己肯定感を上げていく心理療法のことです。

もう一つのお仕事として、コーチやカウンセラー、ヒーラー...いわゆる、カタチの ないサービスの提供で起業する女性のコンサルティングもしています。

私自身の起業経験をもとにするコンサルティングは、「とても具体的でわかりやすい」、 「すぐに実践できる」と好評です。


20代は芸能活動をされていたとのことですが…

私は元来、コミュニケーションが苦手なタイプです。

厳しい父親のいる家で育ち、子供のころは引っ込み思案でおとなしい子。

人前で何かしなければいけないときは、頭が真っ白になってしまう…。

そんな自分がとても嫌でした。

大学生になって親元をはなれ、自分の好きなことをやってやろう!と、ブロックが外れます。

バイト先の縁でモデルをすることになり、その後、タレント事務所に入所、発声や感情表現の勉強をしていきます。

大卒と同時に芸能界入り!と、とてもワクワクしていました。

しかし当時、そこはとてもブラックな業界でした。

所属している事務所や映画の監督からの嫌がらせを受けこの業界をあとにします。

人間というものには、私の見たくない、狡猾で身勝手な一面もあるんだということを身をもって経験しました。


コンサルタントのお仕事を始めたきっかけは?

34歳で結婚し不妊治療を受け無事に長男を授かります。その子は自閉症でした。

自閉症の子を専門的に教育してくれる東京の学校に通わせるため、当時住んでいた名古屋に主人をおいて、東京で子供と10年間暮らします。

その間に、障害を持った子供のお母さんに、たくさん会いました。

自分を責めてしまい、その罪悪感から離婚を選んでしまったお母さん、子供ためにすべてを犠牲にしてしまったお母さん…。


子供の小学校卒業後、名古屋に戻り、興味があったコーチングの勉強を始めました。

障害をもった子供のお母さんたちとの出会いの中で感じた、「自分をあきらめている人を助けたい」という思いからでした。

ところが、コーチとして独立したら、お客さんが来ない…

しっかりと仕事と向き合う決意をかため、起業塾に通います。

簡単にはうまくいきませんでしたが、試行錯誤の結果、なんとか集客ができるようになりました。

そんな自分の経験とコーチのスキルを利用して、女性のための起業コンサルタントを始めることになります。


ヒプノセラピーについて教えてください

自分のやっているコーチングは潜在意識の深いところまで変化を起こすことはできないことに気付き、今度はNLPを学びます。

NLPとは、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる脳の仕組みを利用した心理学のひとつ。ここで「催眠(ヒプノ)」を知ることになります。

このヒプノセラピーという心理療法が、私ととても相性がよく、それまで自分の運命を悲しんでいたことが嘘のように、「全ては、この天職に出会うためだったのだ…」と思いました。

ヒプノセラピーは、まだあまり日本では普及していません。ヒプノを使って、多くの方の心理的なサポートをしたいと思い、ヒプノセラピストの資格、その後トレーナー資格を取得して、ヒプノセラピスト養成講座をスタートします。

これまで会社員だったり、主婦で子育てにエネルギーを注いでこられたりした40~50代の女性たちが受講者です。

講座では、セッションの練習で大きな気付きを得て多くの受講生が涙を流します。

自分がヒプノセラピーで癒やされた体験を持っていなければ、人を癒すことはできないからです。

セラピストとクライアントは相手の鏡となり、自らの潜在意識の中にある思い込みや誤解 に気づくことができるのです。

そんなヒプノセラピスト達が、どんどん誕生しています。


お仕事を通じて叶えたい思いとは?

私は人と人をつなぐのが好きです。

人と人とのご縁から生まれる化学変化が楽しみなんです。

人に教えるのも好き。

素晴らしい才能を持っているのに、それを外に出さないのはホントにもったいない。

もっと自分出して!

教える事によって、彼女たちが変わっていくことを見ることが好き。


私が心がけていることは、まずはすべてを受容すること。

その日にあったいいことを思い出して感謝をする。

すると、いいことがやって来る。

起きている出来事は、すべて私のために起きていることなんだと受け止め、心穏やかに日々を過ごしていきたい。

そんな私の周りには、おんなじ気持ちの人が集まり、ひとつなっていく。

一生が終わるとき「あー楽しかった」と言える人生が、私には待っているはず。



【ヒプノセラピストマスタートレーナー 堅田不二子さんのプロフィール】

リソナンス 代表

魂の使命に気づくことで、 心から納得のいく お仕事で起業できるのです。
私は最初にコーチとして起業しましたが、売れたいと思い、興味のないコンセプトで起業し、大失敗しました。
お金を稼げても、自分の魂の使命に沿わない起業はうまくいきません。
その後、私の天職と感じた女性起業コンサルタントとして起業し、成功しました。
今は、メンタル面のサポートもできる起業コンサルタントとして、また、魂の使命を紐解くヒプノセラピストとして活動しています。





今回インタビューした堅田不二子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください

ヒプノセラピストマスタートレーナー リソナンス 代表 堅田不二子さん


 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

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