ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

第69回

主婦から社長に!フラワーバルーンで笑顔を作る

サポートプラス社会保険労務士事務所  長橋 知世

 

このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。

今回のゲストは、株式会社ココカラ代表取締役 フラワーバルーン制作販売の三輪直美(みわなおみ)さんです。

株式会社ココカラ 代表取締役取締役 三輪直美さん

お仕事について教えてください

2023年に夫婦で立ち上げた「株式会社ココカラ」で、フラワーバルーンの制作販売を行っています。私が代表になり、主に制作を担当し、販売は夫が担っています。

フラワーバルーンとは、透明感のある風船の中に造花を閉じ込めたもの。

誕生日や開店祝いなど、贈られる方のお名前を入れて特別な贈り物としてご利用いただいています。「初めて見ました!」と反応をいただくことも多く、その驚きと笑顔が嬉しいです。

“あなたの想いを新たなカタチに、ココカラはじまる”

この言葉が、会社のコンセプトであり、私達夫婦の想いでもあります。


フラワーバルーンとの出会いは?

元々はパート勤務をしていた、ごく普通の主婦でした。2人の子どもが成人を迎え、「これからは自分の時間を楽しもう」と思っていたときでした。

夫が異業種交流会でフラワーバルーンの師匠に出会い、「これだ!」と直感した夫が、すぐに私にHPを見るよう連絡してきました。

私も見た瞬間、「素敵!作ってみたい!」と心が踊りました。もともと手先は器用なほうで、幼稚園グッズやハワイのリボンレイなどをよく作っていたので「これは私に向いているかも」と感じました。

好奇心旺盛な私は思い立ったら即行動です。

夫婦二人三脚の挑戦が、ここから始まりました。


主婦からの起業は大変でしたか?

2023年5月にフラワーバルーン作りを習い始め、7月には会社を設立。8月には講師資格の試験を受けるという、まさに激動の3か月でした。

フラワーバルーンは半年ほど美しさを保てるんです。

翌日にしぼんでしまうようでは商品になりません。

この「しぼまずに保つ」技術を、短期間で身につけるのは本当に大変でした。

オンラインで習得できる技術ではないので、横浜から名古屋まで何度も通い、連日夜中まで練習。

100個以上のバルーンを潰し、眠っていても「しぼんでいないかな」と気になって目が覚めるほどでした。

講師資格を取る前に会社を立ち上げていたため、試験へのプレッシャーも大きかったです。

無事に資格を取得できたときは号泣しました。

「人生、何が起こるか分からない」――私の人生が、180度変わった瞬間でした。


仕事をするうえで大切にしていることは?

「誰かを笑顔にすること」。それが、私の原動力です。

以前、ホテルのビュッフェレストランでパート勤務をしていたときのことです。

「髪の毛が長いスタッフは髪をまとめてネットに入れる」というホテルの規則を知らなかったミャンマーから来たスタッフに髪留めネットをプレゼントしたことがありました。たった100円のものでしたが、彼女が顔を真っ赤にして喜んでくれました。

何よりも、私自身が幸せな気持ちになりました。

小さな想いが、誰かの心を動かす——その連鎖が、今の仕事にもつながっています。


今後、三輪さんが目指していることは?

先日、お客様から、お誕生日にフラワーバルーンを贈られて嬉しくて泣いてる写真が届きました。

贈った方も、贈られた方も、そして私自身も幸せになれる——そんな“しあわせのリレー”が続いていってほしいと願っています。

これからも、フラワーバルーンを通じてたくさんの人に出会い、誰かの笑顔のきっかけになれたら嬉しいです。

小さな幸せは、やがて大きな幸せに育っていく。

そんな温かい輪を、広げていきたいと思っています。



【フラワーバルーン制作販売 三輪直美さんのプロフィール 】

株式会社ココカラ 代表取締役

お客様に【感動】と【笑顔】をお届けしたいという想いで、2023年5月~夫婦2人で開業しました。バルーンの技術は、韓国で人気のフラワーバルーンアーティストの日本第1号のお弟子さんのもとで横浜から名古屋まで何往復もして高い技術を取得しました。
アクティブな作品を手掛けるアーティシャルフラワーアレンジメントの方からも高い技術を学びましたのでcocokaraフラワーバルーンは、【バルーン】+【フラワーアレンジ】の2つの高い技術をお客様に提供できます。
贈り物として、個人向け【お誕生日】【結婚】【出産】のお祝いなどに、法人向け【開店】【開業】【周年記念】【引越・移転】のお祝いなどにピッタリです。

お誕生日向きフラワーバルーン


今回インタビューした三輪直美さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
株式会社ココカラ代表取締役取締役 フラワーバルーン制作販売 三輪直美さん

 

プロフィール

【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世

静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒

一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。

2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。

2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。

40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。

主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。

Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
      セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
      主婦の就職支援「ララワーク

セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。

ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。

自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。

◆ララ・コンシェルジュについてはこちらから

 ・HP
 ・女性起業家デジタルbook
 ・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
 ・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
 ・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
 ・Facebook:ララ・コンシェルジュ
 ・公式ライン:ララ・コンシェルジュ

主婦はキャリア!

ララワークは、40代からの女性の再就職を応援します。
その方に合った就職先を一緒に探し、就職後もフォローアップします。
子育てがひと段落した主婦の方が、当たり前に活躍する社会を目指します!

◆ララワークについてはこちらから

 ・HP:主婦の就職支援「ララワーク」
     女性の採用「ララワーク」
 ・公式ライン:主婦の就職支援「ララワーク」

ララ・コンシェルジュ~女性起業家STORY~

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。