第54回
CAから転職…シニアライフプランコンサルタントとして人生に寄り添いたい…
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表を務める長橋知世がインタビューしていきます。
今回のゲストは、シニアライフプランコンサルタントの奥澤 麻紀さんです。

お仕事について教えてください
シニアライフプランコンサルタントとして、お客さまのニーズをヒアリングして、自分一人ではむずかしい…誰に訊いていいかわからない、将来の漠然とした不安の払拭や、夢を叶えるためのお手伝いをしています。
私は保険を扱っていますが、保険だけでなく投資や資産の管理・運用など、あらゆる可能性を一緒に考えていきます。
教えるのでなく、一緒に考えていく。
その方に寄り添って、共感して安心してもらって、元気に前向きに生活していってもらえるようなお手伝いです。
今のお仕事との出会いは?
私の前職はJALのCA(キャビンアテンダント)です。
大学時代にTVで放送されていた、堀ちえみ主演の「スチュワーデス物語」、その決まり文句「教官!私はドジでノロマな亀です」に背中を押され、コンプレックスだった高い身長もあまり目立たないかもしれないと思い受験…なんと、合格してしまいました。
お客さまの笑顔を見ることが喜びに繋がる毎日でした。
2010年、JALが会社更生法の適用を申請したとき、私は40代…
当時一人で育てていた子供を大学に通わせてあげられないかもという不安…。
体力的にもちょっと厳しくなってきていて…このまま60代まで空を飛んでいられるのか…転職するなら、早いほうが良いのでは…。
私は大好きな仕事に区切りを付けます。
就職サイトに自分の経歴を入力したところ、保険会社からお誘いの連絡が入り、話すくらいならという気持ちで伺いました。
そこで聞かされたことは、自分と子どものすぐそこの未来の話。
一人で子育てをしている私になにかあったら、子どもがどうなるのか…。
子どもの生活は、だれがみてくれるのか…。
話を聞いた私は、大きなショックを受けます。
そして、保険というものが資産運用にも使える事を教えてもらい、もっと、早く知っていればという後悔の念に駆られました。
この話…きっと、CAの同僚たちも知らない人が多いな…。
しばらく考えていると、「この仕事、やりたい!」という気持ちになっていました。
CAの経験は今のお仕事にも繋がっていますか?
CAの訓練はドラマ以上の厳しさでした。
いつでもお客さまに寄り添うという姿勢から、いろんなことに気が付く力、目配り、気配り…毎日が学びでした。
厳しくもあり、優しくもあった先輩たちから、たくさん良い勉強をさせてもらいました。
今、あの時代に感謝しかありません。
気が付かないうちに、人は自分が培ってきたものがでますよね。
業界が違っても、それは同じこと。
CAでの経験から、お客さまに寄り添うという姿勢で対応する、相手のことを推し量る、顔色を見る…それが普通にできる私。
20年間、空での経験と知識の積み重ねは、私の大きな強みになっています。
どのようなお客様が奥澤さんに相談されるのですか?
私のお客さまは、2割が学校の先生で、あとは様々です。
どちらかと言えば、女性が多く、ご紹介という形でお付き合いがはじまることがほとんどです。
保険屋さんというと、ちょっとひかれることがあります。
でも、それは、保険のイメージであって、私のことを嫌いなんじゃない…
話せば話すほど、わかっていただき、その人とのご縁で仕事がつながっていきます。
「投資は元気前提でやる…元気じゃなくなったら、保険がある。それをイメージできないで、自分はずっと元気でいると思っている人が大勢いるんです。」
こういう話をしてくれる人はいなかったと言われます。
保険というのは特殊な金融商品です。
保障の大切さを理解していく人が増えていくことがとても嬉しいんです。
奥澤さんが心がけていることは?
口もうまくないし、話もおもしろくないけど、仲良くなるのはとても速いです!
見た目と中身のギャップが激しいのもウケてるみたいです。
私の背中にはジッパーがあって、なかにはオジサンが入ってると言っています(笑)
打ち解けると、相手が何をして欲しいのかが見えてきます。
CAのときに相手に対して臨機応変に対応していたことが、今に生きています。
そんな私といっしょにいるお客さまが、安心を手にいれていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
安心は、次のチャレンジに繋がっていきます。
新しいチャレンジは、人生のモチベーション!
私は、ライフプランコンサルタントとして、そこに寄り添いたいと思っています。
【シニアライフプランコンサルタント 奥澤麻紀さんのプロフィール】

あしなが育英会募金、横浜マラソンボランティア、横浜中里学園自立児童支援(児童養護施設)、災害などがある時に義援金を募り送る活動など地域貢献に取り組んでいます。
今回インタビューした奥澤麻紀さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルBookをご覧ください
シニアライフプランコンサルタント 奥澤 麻紀さん
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
主婦の就職支援「ララワーク」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララ・コンシェルジュについてはこちらから
・HP
・女性起業家デジタルbook
・ポットキャスト:え?わたしも働ける?人生薔薇色ラジオ
・YouTube:「ララ・コンシェルジュ」チャンネル
・インスタグラム :ララ・コンシェルジュ
・Facebook:ララ・コンシェルジュ
・公式ライン:ララ・コンシェルジュ
主婦はキャリア!
ララワークは、40代からの女性の再就職を応援します。
その方に合った就職先を一緒に探し、就職後もフォローアップします。
子育てがひと段落した主婦の方が、当たり前に活躍する社会を目指します!
◆ララワークについてはこちらから
・HP:主婦の就職支援「ララワーク」
女性の採用「ララワーク」
・公式ライン:主婦の就職支援「ララワーク」
- 第65回 ひとりの女性として自信になるような写真を届けたい…
- 第64回 いつまでも挑戦はできる…50才を過ぎてから行政書士受験、そして開業
- 第63回 青年海外協力隊でフィリピンへ…ご縁が繋ぐ陶芸人生
- 第62回 料理を通して子供の生きる力を育てます!ママパパは一緒に喜んでくれるだけでいい!
- 第61回 心身不調のどん底を経験、義母の声かけでアナウンサーへ…
- 第60回 書くことに追われた経験から、WEBライター集団の会社経営へ
- 第59回 会社を退社しテレビ局のアナウンサーに!話し方が変われば、見える世界がかわる!
- 第58回 フラメンコに注力した人生…40歳で出産を経て臓活ヨガインストラクターへ
- 第57回 CAとしてまた教官としての経験を経て、「人財の価値」を上げる研修講師へ
- 第56回 すぐ辞めるつもりで就職して10年…、経験したスキルを活かして独立へ