第1回
意地から始まった弁護士試験の挑戦だった…
サポートプラス社会保険労務士事務所 長橋 知世
このコラムは、どん底を経験した女性がなぜ起業に至ったか、そして今何のために、どんな思いで働いているのかを、サポートプラス社会保険労務士事務所の代表であり、セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」を主宰する長橋知世が、インタビュー形式で赤裸々に深堀りしていきます。
今回のゲストは、弁護士 池田京子さんです。
なぜ弁護士を目指されたのですか?
私…実は、弁護士になりかったわけではないのです。
司法試験は、ある意味…意地です。
高校生のころ、有名な進学校に通っていたということもあって、近所でも賢い娘さんで通っていました。 けれど、志望していた大学に落ちてしまい…。
行きたい大学だったのに、そこに行けなかったというコンプレックスと、なんとなく感じる近所からの視線…。
自分はこんなもんではない。それなら、もっとも難しい国家試験に挑戦しよう…と考え、司法試験を選びました。
意地から始まった司法試験への挑戦は、大学を卒業してから6年という時間を必要としました。
ロースクールを経て、法律事務所で研修をしていた際、たくさんの実例を学び、「事件」のみではなく、「人」との関わり合いの重要さに気付かされました。
弁護士となって色々な方に関わっていきたい、この想いが、私を弁護士にしてくれました。
弁護士となってよかったと思う瞬間は?
裁判が終わったあとに言われる「ありがとうございました」、当たり前だと思われるかもしれないですが、この言葉がとても嬉しいです。
その人の役にたてたという事実を噛みしめることができるこの言葉が、私の支えのひとつでもあります。
どんな弁護士を目指していますか?
敷居の低い、話しやすい弁護士。これが私の目指す弁護士像のひとつでもあります。
私は、依頼者に対して、偉ぶったり格好をつけたりはしません。
弁護士になったとき、舐められたくない!と勝手に構えていた時期もありましたが、それは依頼者には関係のないことでした。
相談に来る方が、「安心しました…」と言ってくれるたびに、私の構えている弁護士という鎧は少しずつ薄くなっていきました。
構えていない私。この感じをいいと思ってくれるひとが、今、私のところに来てくれています。
弁護士として叶えたい思いとは?
私のミッションは、目の前の依頼者を救い続けることです。
弁護士になって3年くらいの時のことですが、情緒不安定な10代お子さんの人生に関わった案件がありました。その方に「甘えているんじゃないよ」とまで言いました。
最後に言われた言葉は、「先生ならやってくれると信じていました」。
不安を言えるのが私しかいなかった依頼者…
平等な未来、みんなが手に入れることができる世の中になってほしい!
みんなが幸せになる未来!
それが叶った時、私は喜んで、弁護士を引退します。
【弁護士 池田京子さんのプロフィール】
田中・石原・佐々木法律事務所の女性弁護士。
これまで、個人のお客様を中心に幅広い分野を扱うとともに、企業については労働問題、債権回収等、多くの案件に関わってきました。最近では、犯罪被害者支援に積極的に取り組んでいます。
依頼者の方々に「相談してよかった」と思われるよう、わかりやすく丁寧な対応を心がけ、最善の法的アドバイスができるよう日々研鑽しています。
今回インタビューした池田京子さんのことをもっと知りたい方は、こちら女性起業家デジタルbookをご覧ください
田中・石原・佐々木法律事務所 弁護士 池田京子さん
プロフィール
【インタビュアー】
サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
アラフィフ女性に特化した人材紹介「ララ・ワーク」
代表 長橋 知世
静岡県立沼津東高校卒
立教大学社会学部観光学科卒
一般企業、商業高校の教員として勤務したのち、出産を機に退職し家庭に入る。
2児の子育てが終わってから、社会保険労務士資格を取得。
2018年に横浜で社労士事務所の開業に至る。
40代50代女性がもっと社会で活躍すべきと、セカンドキャリアの女性コミュニティを立ち上げ、一年でメンバー100名とする。
主婦はキャリアだと認められる社会を目指し、アラフィフ女性に特化した人材紹介業を立ち上げ、企業とのマッチングを進めている。
Webサイト:サポートプラス社会保険労務士事務所
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」
セカンドキャリアの女性コミュニティ「ララ・コンシェルジュ」とは、人生経験を積み、さまざまなキャリアを経験した女性の第二の人生を応援していくコミュニティです。
ビジネスセミナーや食事会、交流会など、プライベートを楽しみながらビジネスをひろげていくための機会を提供しています。
自己成長できる場、仲間づくり、協業できる環境であり、女性の新しい生き方を承認し、これから社会に踏み出す女性にエールを送りたいと思っています。
◆ララコンシェルジュについてはこちらから
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