駒井研司が聞く プロの自己管理術

第16回

ITのアンバサダーに選ばれる営業マン

駒井 研司 2014年2月3日
 

■興味をもったものはまず体験

 クラウドサービス「エバーノート」やIT機器「スキャンスナップ」、スマートフォン(高機能携帯電話)アプリ「キャミアップ」などの実践的な活用実績からさまざまな「アンバサダー」(親善大使)に選ばれている堀江賢司さん。本業は“旗幕(はたまく)業界”の印刷会社のたった一人の営業マンだ。どんな考え方や取り組みをしてきたのだろうか。

 --最初から堀江織物に勤めたのですか

 「大学を卒業して東京の広告代理店に10年間勤めました。実家の堀江織物に入社したのは4年前、32歳のとき。最初、会社のある愛知県に戻るつもりで家族や周囲にもそう話していました。でも考えを変え東京に残ると決めました」

 --なぜ

 「東京に出ていくにはすごいパワーがいる。一度帰ると出てこれなくなる-などと考えました。ただ、決め手は直感。帰っちゃダメな気がした。事務所探しを始めましたが、そのうち事務所に縛られたくないと思うようになりました。自由に外に出たいし、何かのためにいちいち事務所に戻りたくない。子供がいるので自宅で仕事はしたくない。電話でのやり取りが多いので喫茶店で仕事をするわけにもいかない。そこで、最初は社会人向けの自習スペースのような場所で仕事を始めました。その後、コワーキングスペースというものを知り、パックスコワーキング(東京都世田谷区)に移りました」

--コワーキングスペースとは

 「フリーランスや起業家などのためのオフィス空間で、人の交流があるところが特徴です。オフィスで同僚と雑談するように、そこにいる人たちと会話しながら、それぞれの仕事に取り組みます。エンジニアやSEO(検索エンジン最適化)の専門家、デザイナーなど多彩な人がいて、新しい情報がどんどん入って来る。ちょっとしたことをすぐに相談したり、ディスカッションもできる。まさに求めていた空間でした。パックスコワーキングは東京にできた最初のコワーキングスペースで、本当におもしろい人たちが集まっていた。新しいもの、これからはやりそうなものには個性的な人がいて、刺激的な出会いもあります。気になって興味をもったものはまず体験してみる。一次情報に触れるのは早ければ早いほどいいと思います」(つづく)



【プロフィル】堀江賢司

 ほりえ・けんじ のぼりや横断幕を印刷・製造する堀江織物の東京ノマド営業所長。36歳。愛知県出身。エバーノートなどのアンバサダーに選ばれている。

2014年2月3日「フジサンケイビジネスアイ」掲載
 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ 自己管理のためのiPhoneアプリ「MyStats」(マイスタッツ)発案者。


HP:株式会社ネオレックス

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