駒井研司が聞く プロの自己管理術

第29回

低炭水化物ダイエットが主流に 雑誌編集長 山口裕之さん(2)

駒井 研司 2014年5月12日
 

 ダイエットで一番大切なことは、自分に合ったやり方を見つけること。健康と美の情報を提供する女性誌「フィッテ」編集長の山口裕之さんはダイエットについて「簡単なことから始め楽しむ」ことが秘訣という。


 駒井 フィッテは女性向けに特化した雑誌ですが、ダイエットにおいてどんな男女差があると思いますか。

 山口 どんなやり方が良いかという方法論では、男女の違いを議論することにはあまり意味がない。性別の差よりも、個人の差の方が大きい。ただ、雑誌をつくる身としては男性向けか、女性向けかで記事の書き方は違ってきますね。

 駒井 どんな違いがあるのですか。

 山口 男性向けには、理屈をしっかり説明する。原因と結果とか、仕組みをしっかりと伝える必要があります。女性向けには理屈よりも、最初のとっかかりやすさ。「あっ、簡単そう」「できるかも」と思ってもらえるかどうか。入り口のハードルの低さが重要なんです。また、男性には「さぁやるぞ」という決意を盛り上げると良いのですが、女性向けには逆効果になることが多いですね。

 駒井 男性には、ある時思い立って、何もしていないところからダイエットを始める人が多いが、女性は濃淡がありつつも常にダイエットを意識している人が多い、という違いもあるかもしれませんね。最近の流行などを教えてください。

 山口 低炭水化物、低糖質といったダイエットがだいぶ定着してきたな、という印象です。実はこれは、米国で20年以上前からある方法なんです。当時、「アトキンス式」と呼ばれていました。ロバート・アトキンス博士が、重要なのはカロリーではなく炭水化物だと提唱し、はやりだした。その後、「GI」(グリセミック指数)という視点が出て、“量”だけでなく“質”にも着目されるようになりました。同じ炭水化物でも、急激に血糖値を上げるものと、そうでないものがある。だから白砂糖とか精製された小麦や白米などを避け、代わりに全粒粉のパンや玄米、蜂蜜を食べようというものです。特殊なダイエット法という見方もありましたが、最近は推奨する医師も出てくるなど、オーソドックスな方法の一つになってきていると思います。(つづく)

                   ◇

【プロフィル】山口裕之 やまぐち・ひろゆき 学研パブリッシング。今年25周年を迎える美容&健康の女性誌「フィッテ」編集長。44歳。福岡県出身。

2014年5月12日「フジサンケイビジネスアイ」掲載

 
 

プロフィール

株式会社ネオレックス
CEO 駒井研司

こまい・けんじ 自己管理のためのiPhoneアプリ「MyStats」(マイスタッツ)発案者。


HP:株式会社ネオレックス

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