多言語化を制するものがグローバル化を制する

第85回

世界の商談ミーティング: 米国・中西部編 (独断と偏見シリーズ)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の商談ミーティング: 米国・中西部編

「標準語」の罠? 誠実と忍耐のハートランド

NYが「戦場」、西海岸が「遊園地」なら、中西部は「実家」のような安心感があります。ここは米語の標準語(General American)とされる、最も癖のない英語が話される地域。ニュースキャスターのお手本のような、非常に聞き取りやすく明瞭な英語が飛び交いますが、その底には古き良きアメリカの良心、「ミッドウェスタン・ナイス」が息づいています。

彼らはとにかく親切で礼儀正しい。道でぶつかった時、悪いのはこちらなのに「Ope, sorry!(おっと、ごめんよ)」と先に謝ってくるのが彼らです。商談も、NYのようなマウンティング合戦にはなりません。製造業が根付く土地柄ゆえ、派手なビジョンよりも「誠実さ」と「実績」が重んじられる、地に足のついた世界です。

しかし、この「ナイスさ」と「標準語」が曲者です。彼らの英語は教科書通りで耳に入りやすいですが、対立を嫌うあまり、面と向かって「No」と言いません。ニコニコしながら、流暢な標準語で「それは興味深いね(That's interesting)」と言われたら、それは「二度と持ってくるな」の意味かもしれません。西海岸の「Awesome」の軽さとはまた違う、京都の人たちのような「察してくれ」という奥ゆかしさ(パッシブ・アグレッシブ)があるのです。

言葉はクリアでも、腹の中は見えにくい。ですが、冬の寒さが厳しい分、一度内側に入ればとことん温かい。時間をかけて信頼を勝ち取れば、裏切らない最強のパートナーになるのがこのエリアの人々です。

そんな商談ミーティング(オンライン)での通訳者探しなら「YOYAQ」が便利です。
https://www.yoyaq.org/



 

WIPジャパン株式会社
代表取締役社長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 代表理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

多言語化を制するものがグローバル化を制する

同じカテゴリのコラム

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。