多言語化を制するものがグローバル化を制する

第38回

世界の英語: お国なまり事情(インド編)

WIPジャパン株式会社  上田 輝彦

 

世界の英語
お国なまり事情(インド編)

インドにおける英語の歴史は古く、インド人同士の会話では英語をよく使います。独特の発音・抑揚がインド英語の特徴。発音では「文字どおりの発音」があり、Wednesdayを「ウェデゥネスデー」、mechanismを「メカニスム」と読む例も。

古典的で文学的な言葉を好む彼らは、happyを blithe、homeを place of residence、dieをbreathe one's lastと表現し、また、礼儀を重んじ、謙虚な態度をよしとする彼らがよく使うのが、kindやgood。「お名前を教えてください」を May I know your good name, please? と言われて悪い気はしないはず。その他、bungalow、jungleなどはインド発祥の単語。インド英語にはインド文化がうまくとけ込んでいるんですね。



 

WIPジャパン株式会社
代表取締役会長 上田輝彦(うえだ てるひこ)

福井・兼業農家出身。中・高では卓球選手。数学・世界史・世界地理を愛好。上智大学(法学部)在学中、欧州各国や中国等を跋渉、その後、住友銀行(大阪)、英国ケンブリッジ大学大学院留学(歴史学部)を経てWIP創業。オリンピック関連調査を端緒として、多言語および海外市場を対象にした事業のみに特化し現在に至る。「グローバルビジネスほど面白いものはない」が信条。

一般社団法人クールジャパン協議会 専務理事


Webサイト:WIPジャパン株式会社

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