「Well-Being(健康・幸福)経営」って知ってますか?
Well-Beingとは、『良いあり方』、あるいは『良好な状態』という意味。体が良い状態にあることを『健康』と言い、心が良い状態にあることを『心の健康』『幸せ』と言います。
従業員が幸せだと感じて働くと、こんないいことが起こると言われています。
1.生産性が1.3倍高い
2.創造性が3倍高い
3.欠勤率が低い、離職率が低い
社員が幸せであることが生産性や創造性を高め、合理的な経営につながることが分かってきました。つまり、人の心のマネジメントに取り組むことが合理的な経営には必須であるというエビデンスが出てきたのです。
では、経営者のあなたは幸せでしょうか?
次から次に出てくる新しい理論や方法論に振り回され、「あれも、やらなければ。」「こちらの方がうちの会社に向いているかも?」と右往左往していませんか?
今、すぐにやることは、経営者である、あなたの心を鍛えることです。
変化が激しい時代、今までのルールや常識が覆され、正しいと思っていたやり方は、あっという間に通用しなくなります。
先の見えない時代は、不安を掻き立て、不安が不安を呼び、それが会社全体に広がっていきます。トップが自分の意志を強く持ち、自分軸を作ることが必要です。
シャンパンタワーの法則、聞いたことありますか?
「シャンパンタワーの法則」とは人間関係のエネルギーの流れをシャンパンタワーに見立てて説明していることです。
シャンパンタワーとはシャンパングラスをピラミッド型に並べて、1番上のグラスからシャンパンを注いでいく結婚式やホストクラブのセレモニーです。
1番上のグラスを自分
2段目のグラスを家族
3段目のグラスを従業員や友達
4段目のグラスをお客様
5段目のグラスを地域社会
セレモニーでは一番上のグラスからシャンパンを注ぎます。
一番上のグラスが一杯になるとあふれたシャンパンが2段目、3段目、4段目と順番に流れていきます。
イメージしてください。
自分のグラスからあふれたエネルギーが2段目に注がれ、2段目からあふれたエネルギーが3段目、4段目のグラスに注がれることによってすべてのグラスが満たされることになります。そうです。
まず、自分のグラスをエネルギーで満たすことで、周りにもエネルギーを与えることができるということです。
あなたは、お客様や、従業員の事で頭がいっぱいで、自分の事を後回しにしていませんか?
一番上の自分のグラスのグラスはずっと空のままです。
自分のグラスが空だと、他人からエネルギーを奪いたくなります。
「従業員のために、こんなに制度を整えたのに・・・」
「新しい知識の勉強会も積極的に取り入れているのに・・・」
「家族のために時間を惜しんで働いているのに・・・」
「こんなにしてあげているのに・・・」
と、家族や従業員から見返りを求めるようになります。
誰かに何かを与える時、自分が満たされていないと空回りします。
そして、自分のグラスは自分で満たす。
誰もあなたのグラスにエネルギーを注いでくれません。
さあ、幸せな経営者になるために、自分の心を鍛えましょう。
心は筋肉と同じで、鍛えられます。
心を鍛える技術をこれから伝えていきます。