人材アセスメントの時代

第1回

今、多くの中小企業で求められている「リーダー人材の見極め」

金野 美香 2013年6月5日
 

「管理職登用を体系的な仕組みにしたいが、どこから取り掛かれば良いか分からない。」

「中堅社員をもっとリーダー人材に育てたいが、どんなプログラムが良いか分からない。」

私たちが関わる中小企業の社長さんから、自社のリーダー人材の育成についてご相談をいただく機会が増えてきました。

市場の急速な変化と共に次なる成長曲線を描くために、企業はイノベーション(変革)を起こす必要性に迫られています。そのためには、社長だけではなく幹部・管理職たちが、如何に組織全体でイノベーションを推し進める役割を発揮できるかどうかが重要です。

たいていの企業は、事業や社員の数に応じて、営業成績の良さや創業メンバーというだけで役職に付けてしまうことがあります。その結果、企業の方針がぶれ「船頭多くして船山に登る」状態を作り上げてしまうことがあります。組織の業務効率だけを求めて管理職を選ぶということは、今のように平時でない変革の時代においては危険です。この時代を生き抜く組織とは、“社長の分身”がどれだけいるかにかかっているのだと思います。

 社長の分身たる人材であるかどうかを見極めるために、表には見えないプロセスの部分からその人がもつ行動特性や思考パターンを正しく見極めていくことが必要です。その見極めのことを「人材アセスメント」と言います。

 これまでは大企業を中心に管理職登用のための人材アセスメント手法が活用され、中小企業では採用の時に用いるケースがありました。しかし、冒頭でお伝えした通り、時代の変化にあわせて企業としての変革を推し進めるためには、組織の大小に関わらず、社長の分身として、組織の判断軸に基づいて現場でスピーディーに意思決定できる人材を配置する必要があるのです。

 
 

プロフィール

金野美香(きんの みか)

(有)人事・労務 ヘッドESコンサルタント
厚生労働省認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
日本ES開発協会(JES) 専務理事
グリーン経営者フォーラム 会員

日本初のES(従業員満足)コンサルタントとして、「会社と社員の懸け橋」という信念のもと、クレドを柱としたES向上プログラム“クレボリューション”の実績を重ねる。また、インバスケット等を活用したリーダーコーチングも実施。最近は「はたらく元気は、地域の元気・日本の元気!」をテーマに、ESにSS(社会的満足)の要素を加えた“ESR”の視点からの組織づくり手法を企業で実践し、高い評価を得る。宮城県仙台市出身。
http://www.jinji-roumu.com/inbp.html


HP:有限会社 人事・労務

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