企業人の視点

第1回

地域密着を果たし、社会を良くする企業に出会おう!

金野美香 2015年3月4日
 

 私が中堅・中小企業向けの組織開発・人事コンサルティング業務を通して普段から感じているのは、「いま伸びている会社は、地域(ゆかりある地域や業界)とのつながりを強め組織の魅力を社内外にどんどん表現することで成長している」ということ。そうした活動に参画した社員のみなさんがイキイキと働き成長し続けている姿を、これまでに何度も目の当たりにしてきました。

 

 地域活動に社員と共に参画している企業。自社主催で地域の人たちが集う場を創り上げている企業。そのような「自らが基点となり地域の課題解決のための取り組みを推し進めている」企業は、最近よく耳にする、いわゆる「ブラック企業」とは対極の存在であるとも言えます。では、そのような会社への入社を果たすには、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

 「学生がどのような“接点”をもっているのか知りたい」。そのように話すある企業の社長さんは、応募してきた学生のFacebook やブログは必ずチェックすると言います。その人の行動パターンや視野の広さは、Facebook 上に投稿されている内容やつながり( 友人)を見ればある程度は推測できる、というわけです。いわゆる「ネットリテラシー」はこの情報社会で大きな意味を持ちますから、匿名ではなく、しっかりと名前を出して自分の行動記録や感じたことを発信していくと良いでしょう。

 

 「社会に出るまでの間にどれだけの“でこぼこ”を作ってきたのかが大切」と話す社長さんもいます。大きな壁や失敗に直面しても、それに向き合い、試行錯誤を繰り返しながら乗り越えた経験があるかどうか。そのでこぼこ感が、社会人としてさまざまな壁に直面してもそれを乗り越える強さへとつながると考えているのです。

 

 このように、これまで自分が起こした行動や生み出した接点をたどるところから、自分が大切にしている価値観を見い出すことができるのです。この紙面を読んでいるみなさんには、いまこそ広い視野を持って、地域をフィールドとした多様な魅力ある働き方に目を向け、自分の“将来かくありたい姿”を描き出していただきたいと思います。

 
 

プロフィール

日本ES開発協会 理事長
有限会社人事・労務 ヘッドESコンサルタント
金野 美香(きんの・みか)

従業員満足を意味する「ES」のコンサルタントとして幅広く活動。「会社と社員をつなぐ懸け橋になる」という信念のもと、独自に編み出したES 組織開発プログラムやES 度診断「人財士」を活用したやる気アップ研修などに取り組む。

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