はじめての起業 成功の秘訣

第23回

本当に強い人とは、弱みをさらけ出すこと

坂本 憲彦 2020年5月27日
 

ー こんにちは。今日は、弱みをさらけ出すというお話をお聞きしたいと思います。

ー よろしくお願いいたします。

リーダーの特徴とは?!


弱みをさらけ出す、ということですが、
結構大変なテーマというか、人によっては辛いテーマだなというところです。


自分自身がリーダーとしてやっていくときなんですが、どうでしょう?
通常リーダーというと、どういう人を想像しますか?

ー 強い人でしょうか?

そうですね、やはりやる気に満ちていて、カリスマ性があって、
その人が引っ張っていくパワフルな人でしょうかね。
リーダーというと、そういった人を想像する人が多いと思います。


強いリーダーを演じるストレス

2代目社長ということでやっていましたが、
やはり強い自分を演じ続けるのは、すごく大変でした。

自分にストレスというのもすごくかかってきます。強くならなければならない、というのは。
強いリーダーを演じていて、それがうまくいっていたかというと、
なかなかうまくはいかなかったです。


強いリーダーを演じていることによって、自分のストレスにもなりますし、
部下との関係も良かったかというとあまりいいものではなかったです。


やはり、自分が強いリーダーでないといけないということなので、
それを人にも強制してしまうんですよね。
人に強制してしまうと、そこに軋轢や反発というものが生まれてきます。
部下から反発や不満をいただくことも多くありました。


弱みをさらけ出す

やはり、自分自身がリーダーシップというものを改めて考え直す時に
「弱みをさらけ出す」というのが一番大事ということに気づいたんです。

リーダーで、弱いところをさらけ出すということは非常に怖い部分もあるのかなと思います。

皆さんも、結構自分の弱いところを人に出さずに生活している

という方も非常に多いのかな、と思います。


ただ私が考えるに、本当に強い人というのはですね、虚勢を張る人ではなく
自分自身の弱い部分というのをさらけ出せる人が本当の強い人
なんだと思います。

自分自身の弱みを出すということは、一見非常に怖いんですが、
逆に弱みを出すことによってメリットもあります。
それは何かと言いますと周りの人が逆に応援してくれるということです。


どうでしょうかパワフルで強い人を助けようと思いますか?

ー 助けようというのはなかなか思わないですね。

もしかしたらついていこうと思うかもしれないですけれども、
なかなか助けようという気持ちはないですよね?

ビジネスというのは、リーダー1人で何でもできればいいんです。
社長1人で全部なんでもできるという会社であればいいんですけれども。

もちろん、規模が小さいうちは社長一人でなんでもできてしまうということもあると思うんですが。
これが、どんどん大きくなってくると、どうやっても社長一人の力では無理になってくるのです。

そうなったら人の力を借りなければならないというところが出てきます。
人の力を借りるときに大事になってくるのは、やはり周りから応援したいと思われるか。
手伝いたいと思われるか。


リーダーが人を惹きつける要因

その時にやはりどんなリーダーが魅力的かというと、
もちろん強いだけのリーダーというのもあるのですが、
弱みをさらけ出している人というのは人を惹きつける一つの要因になってきます。

リーダーが、もうこれは出来ないということが分かっているからこそ、
そこが苦手だとわかっているからこそ、周りの人はじゃあそこは私が手伝うよ、
代わりにやるよ、という形で。


共感が生まれる

弱みをさらけ出すことによって、あとは何が生まれてくるかと言うと「共感」が生まれてきます。

強いばっかりの人というのは、なんでもできてしまうという風に思われてしまうので、
「あっ、この人は違う人だな。この人はスーパーマンだな」
ということでなかなか共感することは少ないです。

弱みをさらけ出して、自分はこれできないであるとか、こんな欠点があるとか、
こんな失敗した生い立ちがあるとか伝えていくと、共感が生まれてきます。

一般の人たちに自分も同じような経験があるし、共感が生まれてきます。
共感が生まれてくるとそこは同じ立場に立てますので、そこから協力を得やすいという形になります。

弱みをさらけ出すということは 、実は 欠点をひけらかすようで
大変な気持ちを持つ方もいるかと思いますが、逆に多くの味方を手に入れられます。
逆に多くの応援を手に入れられる力を持っているということです。

 
 

プロフィール

一般財団法人 立志財団
理事長、株式会社ナレッジアクション代表取締役 坂本 憲彦

起業家教育の専門家。
1975年、和歌山県生まれ。
一般財団法人 立志財団 理事長、株式会社ナレッジアクション代表取締役。

下関市立大学を卒業後、西日本シティ銀行に入行。6年間、法人・個人向けの融資や営業を担当する。30歳で独立し、ビジネススクール、速読講座、飲食店、貸会議室などを立ち上げ年商5億円まで成長させる。また、10年以上にわたり、1万人以上の起業家の指導を続けている。

自社開催の起業教育セミナーは500回以上開催し、延べ1万人以上が参加。富士ゼロックスやメットライフ生命、商工会議所、倫理法人会などの法人向けにもセミナーを開催しており、パソナ創業者南部靖之氏との講演実績もある。
「すべての人を真に導く」を真の使命として志ある起業家の育成に全力をかけて邁進している。起業家育成の活動の一環として2017年9月、一般財団法人立志財団を設立。2017年12月には実務教育出版より書籍『6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する』を出版し、1.1万部のベストセラーとなる。

HP:一般財団法人 立志財団

このコラムをもっと読む はじめての起業 成功の秘訣

同じカテゴリのコラム

キーワードからコラムを検索する