明日を生き抜く知恵の言葉
筆者:イノベーションズアイ編集部 ジャーナリスト 加賀谷 貢樹
取材とは人との出会いであり、言葉との出会いでもある。取材相手が語った言葉を文章にしようと格闘する中で書物にも触れ、改めて気付かされることが多い。その気付きを今日的な文脈に置き換え、明日を生き抜くためのどんな教訓が読み取れるのかを考えてみたい。
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今回は古典の世界から離れ、今日的な問題として、お客様について考えてみたい。
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「知恵の言葉」を日々探しながら、古典をひもとくことが多くなった。
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前回、「挑戦し創造するマインドを取り戻せ」と題し、「大曽根語録」を取り上げた。それに対し、読者の方から「言い訳をさせないマネジメント」はパワハラの温床になるのではないかという意見をいただいた。まったくその通りであり、ご指摘に感謝したい。
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第14回 挑戦し創造するマインドを取り戻せ――ソニー「大曽根語録」に今学ぶもの
今回は、オーディオの歴史を少しさかのぼりながら、まだこの世に存在していない価値を作り続けてきた、ものづくり現場の知恵を紹介したい。
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最近、ある本を通じて「恩送り」という言葉に出会い、なるほどと膝を打った。
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第12回 ものづくりの「職人ことば」「現場ことば」が教えてくれるもの
サラリーマン時代、機械メーカー兼商社で産業機械や環境機械を扱っていた。顧客先の工場や環境プラントのほか、協力先の工場などにも足を運び、エンジニアやものづくり技能者に接する機会がたびたびあった。
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以前、ある雑誌の編集部から、世界的デザイナーのコシノジュンコさんへの取材依頼を受けた。東京都内某所にあるご自宅にお邪魔して取材させていただいたのだが、意外や意外、取材のテーマはファッションの話題ではなく、コシノさん流のおもてなしのコツだった。
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第10回 「木組み」は「人組み」――宮大工の口伝は最高のマネジメントの知恵
数百年に一度行われる名刹・法隆寺金色堂の大修理に加え、薬師寺の金堂および西塔を1300年前の様式で復元するという歴史的な大事業が、昭和の時代に行われた。
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第9回 感謝こそ最大の「心の報酬」だ――「やる気」を高め、「心に火をつける」マネジメントの...
昨年、ある東証一部上場IT企業の創業者に取材した際、面白い話を聞いた。その経営者は、東京・浅草の合羽橋にある料理道具専門店・飯田屋の飯田結太店主に会い、非常に感銘を受けたという。
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第8回 夢を見て前に進む「未来への意志」を取り戻す――「やる気」を高め、「心に火をつける」...
浜松市に、「ボールジョイント」という自動車部品の設計製造を手がけるソミック石川という会社がある。ボールジョイントとは、いわば自動車の「関節」で、サスペンションやステアリングに使われ、タイヤを正しい方向に保持して走行の安定性を高めたり、ハンドル操作をタイヤに伝える重要部品。同社は、そのボールジョイントで国内シェア5割を超えるトップメーカーだ。新聞取材で同社を訪れた際、石川雅洋社長(現・ソミックマネージメントホールディングス代表取締役社長)は、同社には「夢の木」という長期ビジョンがあると話して下さった。
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第7回 経営者も上司も親も悩む――「やる気」を高め、「心に火をつける」マネジメントの知恵①
アメリカの教育家・著述家のウィリアム・アーサー・ウォード(William Arthur Ward)の著作の中に、こんな言葉があるという。凡庸な教師はただ話す。良い教師は説明する。優れた教師は自分でやってみせる。偉大な教師は心に火をつける(The mediocre teacher tells. The good teacher explains. The superior teacher demonstrates. The great teacher inspires)
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第6回 企業の理念に込められた知恵【後編】――「未知未踏」への挑戦あるところに道は拓ける
企業の理念とひとくちにいっても、企業理念も経営理念もあれば、基本理念や創業理念という呼び方をする企業もある。社是や社訓、ミッション(使命)なども理念とひとくくりにされることが少なくない。この原稿では、それらをひとくくりにして、広い意味での理念として話を進めていきたい。
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第5回 企業の理念に込められた知恵【前編】――あなたの会社の「パーパス」 は何ですか?
昨年頃から、企業の存在意義を意味する「パーパス」が、企業経営におけるキーワードとして注目を浴びるようになってきた。
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第4回 ある中小企業で出会った「ダーウィンの言葉」と「青春訓」
マキャベリのいうように、人間の手に委ねられている運命が「残り半ば」なのか、10パーセントなのかはさておき、「われわれ人間の自由意志の炎」の力強さを、改めて思い知らされた。
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第3回 市場が厳しいときこそ、「利他の心」で世の中に役立つことをする
企業経営はオートバイと同じだ。前に進まなければ倒れてしまう
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第2回 幸之助さんの「日に新た」と孔子先生の「川上の嘆」、マキャベリの説く「運命」
起きてしまったことは変えようがない。だが、これからの運命は異なる。たとえ「残りの半ば」であっても、人間の手に委ねられた運命ならば、自ら切り拓いていける可能性がある。「われわれ人間の自由意志の炎」はけっして絶えていない。
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ある仕事で渋沢栄一の著書である『論語と算盤』や『論語』に触れる機会があった。久々に読み返した『論語』は、やはり知恵の宝庫だった。