昔から交通の要衝は、大きな経済成長へとつながってきました。
交通手段が発達した現在でも、陸海空の所要時間が鍵となっています。
グローバル社会として重要なことは将来性のある市場の存在と、位置関係です。
世界人口 約76億人
中国 約14億人
インド 約13億人
ASEAN 約 6億人
東南アジアと、その周辺国は世界人口の約半数近くが居住している地域です。
平均年齢は 25~30才の国が多く、人口動態もビラミッドに近く、さらに人口ボーナスの恩恵を有している国があります。(世界子供白書2017|ユニセフ 引用)
インドネシア 499万人/年
フィリピン 238万人/年
ベトナム 158万人/年
ミャンマー 94万人/年
これから急成長する国が、東南アジアには多く存在しています。
陸送

ヤンゴンでは渋滞が大きな課題となっています。
市場が大きくなるために必要となる「交通網」を考えたとき、陸送が重要となります。

各国で「アジア・ハイウェイ」の建設が進んでおり、ベトナム、タイ、ミャンマーを結ぶ「東西回廊」、「南部回廊」はインド洋に向けた大動脈となります。
ミャンマーは中国とインドに陸で接しており、アセアン各国とアジア・ハイウェイで結ばれていきます。

ミャンマーの鉄道は戦時中に大きく飛躍して、鉄道の総延長距離は東南アジア No.1 で約5,900Km、毎年約100Kmの延伸工事をしています。
日本の古い車両も、たくさん使われています。
ヤンゴン~マンダレーの総延長 約700kmでは日本の支援で整備が進められ、日本製の新型車両が使用される予定です。
航空
飛行場は 27 空港があり、ヤンゴン国際空港(RGN)には、ANAの直行便が毎日就航しています。
国内外に 約36 路線が就航しています。
地方路線は本数が少ないため移動計画が必要です。ミャンマーとの時差は 2.5時間です。
他のアセアン各国は 1~2時間になっています。
港湾

ヤンゴン港(上)、ティラワ港(下)
主要港湾は 10港 があります。
日本からの支援は、ティラワ港とダウェー港があり、港の整備も進んでいます。
(上) クルーズ船
(中) 運搬船と漁船
(下) 水上バス
東アジアと中東、欧州を結ぶ海路では、約900kmのマラッカ海峡を航行していま
近年は周辺国の協力により監視体制が強化さていますが、現在でも海賊の被害があります。
交通の要衝

昔からミャンマーは、交通の要衝として世界から注目されていました。道路は「アジア・ハイウェイ」で結ばれ鉄道は延伸と整備が進み、パゴーに新空港を建設予定、ダウェーには東南アジア最大規模の経済特区が建設される予定です。
近い将来、アジアに欠かせない交通の要衝として発展していきます。
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