ローコストで手軽に活用可能な「顔認識システムBeesight」

第2回

顔認識【face recognition】と顔認証【face authentication】の違い

飯塚 吉純 2017年1月13日
 
このコラムでは、エイコム株式会社で開発した、手軽に活用できる顔認識アプリケーション「Beesight」の開発秘話と、顔認識システムの様々なニーズと活用法、今後の展開などについて執筆していきたいと思う。

そもそも、エイコム株式会社が開発した顔認識アプリケーション「Beesight」の顔認識【face recognition】と、現在、様々に普及されている顔認証【face authentication】はどのように違うのだろうか。

様々な諸説があるが、ウィキペディアによると「顔認識システム」も「顔認証システム」も同一の記述で、「監視カメラのデジタル画像から、人を自動的に識別するためのコンピュータ用アプリケーションである。ライブ画像内の顔と思われる部分を抜き出し、顔面画像データベースと比較することで識別を行う。」と記されている。

あたりまえであるが、「顔認識」であれ、「顔認証」であれ、カメラから取得したデジタル画像から人の顔があるかどうかを調べて顔の場所を検出する「顔検出」を行い、検出した顔のデータを解析するところから始まる。「顔検出機能」はコモディティ化されており、現在のデジタルカメラやスマートフォンなどには標準で備えられている。その検出した顔からデータを抽出し解析をするのだが、当社の考え方は、「顔認識」は、検出された人間の顔から「性別」「年齢」「気分」などを識別することであり、「顔認証」は、その検出、識別したデータを事前にデータベースに登録されている顔データと「照合」し合致させることであり「顔認識」より一歩進んだ技術である。現在、犯罪捜査やチケットの転売防止、流通店舗では万引防止などでも利用されている。当然、プライバシーに関する「顔認証」は高い精度が求められており、サーバーを介した大規模なシステム構築が必要であり、相当の費用が必要であるのは言うまでもない。また、顔データがサーバーに保存されていることで、個人情報保護法を遵守はもちろんのこと、「顔認証システム・監視カメラ作動中」の表示も必要である。当社で開発した顔認識アプリケーション「Beesight」は、「顔認証システム」と比べると精度は劣るが、ネットワークを必要とせず、価格も十分の一程度で、本当に気軽に活用できる顔認識システムである。寿司屋に例えると、昔からある敷居が高く気軽に通えない寿司屋と、子供連れで楽しく通える最近の回転寿司チェーン店くらいの差があると考えている。個人的には最近の回転寿司店のトロは侮れない。

「顔認識システム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年12月30日 (金) 15:08 UTC、URL: //ja.wikipedia.org

 
 

プロフィール

エイコム株式会社
代表取締役 飯塚 吉純


1964年 東京都出身
1985年 東放学園専門学校 放送技術科卒業
様々な映像制作会社で映像撮影技術、営業などを経て、2002年に映像、Web制作を生業とする有限会社アーツエイハンを設立、代表取締役に就任。


2011年8月 デジタルサイネージ業務に特化したエイコム株式会社設立し代表取締役に就任。
コンテンツ制作、システム開発を行い2015年顔認識アプリ「Beesight」の開発開始する。

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