創業者・小規模企業者が主に融資で資金調達する際に知っておいたほうがよいことをお伝えしていきます。
前回は創業される際の資金調達について誤解を持ちやすいケース事例をご紹介しました。
それぞれのケースに沿って現場での主なアドバイス内容について、お伝えします。
Aさんのケース
『申込み、面談、内部で検討するなどのいくつかのプロセスを経るため、
すぐには決済されません。また最低限必要な書類以外に事業の見通しや数値計画の根拠を
を確認するための質問やそれにそった追加資料を事後的に求められることがあります』
Bさんのケース
『事業計画の出来栄えは大切な要素です。一方、Bさんの経験に裏打ちされた実現性や
お金の準備度合いを勘案した創業準備の計画性も同様に重要視されます。
多角的な観点からチェックされます』
Cさんのケース
『公表されている制度要件はあくまでも目安です。創業する事業内容、収支計画などと
申請される金額のバランスが重要です。また創業融資を活用して創業される方も現実的には
数百万円程度の範囲で調達されて創業している方が大半を占めています』
以上です。
お伝えした内容を参考にしてもらいあまり過度な期待はもちすぎず、
計画的な制度利用をおすすめします。
次回は日本政策金融公庫のうち、国民生活事業から創業者が
借り入れを申し込む際のステップやポイントについてお伝えします。