産学連携コラム 「ラジオの時間」

第2回

防災ビジネスーコストからバリューへ!

黒瀬 智恵 2021年9月8日
 

産学連携の取り組み 防災×RADIO


毎週、日曜日の午後2時から全国111局のコミュニティラジオで防災番組を放送しています。

「みんなのサンデー防災」はこちらから




行動する防災」をテーマに防災の専門家である、東京大学教授の目黒公郎先生と共に様々な防災に関するお役立ち情報をご紹介するとともにその意味を一緒に考え、実践するための防災番組です。


さて、本日は防災にかかるコストとバリューについてお話したいと思います。

みなさんが防災グッズなどについて考える時、人助けでお金を儲けるのってどうなの?と考えてしまう事は無いでしょうか?


でも目黒先生(東京大学教授、大学院情報学環総合防災情報研究センター長)は、ボランティアや好意など無償で行うことはサステナブル(持続可能)では無いと仰います。防災をきちんとビジネスとして成立させ、永続的に行えるようにするためには、防災というものを「いざという時に備える」為の追加費用(コスト)と考えるのでは無く、日常的に使用しているものに対し「防災にも使えると」いう付加価値(バリュー)を持たせることがとても重要であるということです。


すなわち、防災関連のプロダクツやコンテンツなどは、新たに特別なものを考える必要はないのです。それよりも、普段から使用しているものにちょっとだけ防災向けの工夫をすることがとても大事になります。そんな風に考えると、会社員のみなさんも自社などで扱う商品が防災に使えるかも!というアイデアが湧いてくるのでは無いでしょうか?

例えば、こんな例があります。

以前は乾パンや普通の缶詰などが主流だった非常食にも、最近では有名なメーカーや飲食店が参入しています。

カゴメ株式会社

被災時にも普段食べている美味しいものを食べて欲しいという願いから、大手企業が取り組む事例は次回ご紹介します。

また、長期保存出来なくても、少し多めに買っておいて食べながら回す「循環型備蓄」という考え方もあります。それだと、新たな商品開発をしなくても今あるものに対し防災グッズとしての付加価値を付けることができます。

循環するタイミングは、このコロナ禍にお家で防災クックや、お庭でキャンプなどたくさんのアイディアがありそうです。

ちなみにキャンプ用品はもっとも使える防災グッズです。

みなさんも、このラジオをお聴きなった機会にぜひ、自社商品の防災市場への参入を考えてみて下さい。そしてもし良いアイディアが浮かんだら、ぜひそれをラジオで紹介するべく目黒先生にご相談ください!



 
 

プロフィール

一般社団法人 産学連携推進協会
代表理事 黒瀬 智恵

大学卒業後、ラジオ・テレビなどのレポーターからマスコミ関係の仕事に従事。2011年、ソフィアプランニングを設立し代表取締役に就任。2014年、産学連携推進協会を設立。代表理事に就任し、現在に至る。


HP:一般社団法人 産学連携推進協会

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