アスリート・マインド ~挑戦者~

第1回

【昇侍選手】総合格闘家・RIZINファイター/人生のターニングポイント

柏木 太郎 2021年5月11日
 

<昇侍(しょうじ)選手プロフィール>

DEEP、RIZIN等で活躍する現役の総合格闘家。パンクラス元ライト級王者。2020年9月27日に行われたRIZIN.24では、朝倉海選手と対戦。地上波ではゴールデンタイムにフジテレビ系列で全国生中継され、一躍時の人となる。

人生のターニングポイント~夢を掴む~

格闘技人生で最も達成感を得たことは

昇侍 今年の2月(2021年2月21日)に行われた総合格闘技イベント「DEEP」100回記念大会でメインイベントを務めさせてもらったことも大きな達成感を得られましたが、やはり、1番の達成感といえば、去年の9月(2020年9月27日)に行われた格闘技イベント「RIZIN」に出場したことです。(フジテレビ系列)ゴールデンタイムに生放送で試合が出来る格闘家は、本当に一握りのトップ選手ですし、その舞台に立つことは格闘家にとって大きな夢でもあると思います。試合には負けてしまいましたが、格闘技人生においてターニングポイントとなる素晴らしい1日でした。

なぜ夢が実現できたか

昇侍 まず、格闘技をずっと続けてきた事ですね。そして「RIZIN」に出たいという夢を持ち続けた事。その夢を常に口に出す事。「自分は絶対にRIZINに出場するんだ」と自分にも言い聞かせましたし、周りの人にも言い続けました。そうすることで、多くの人が自分を応援してくれるようになり、自分の知らない所で応援してくれる方達が動いてくれて、出場できたのだと思っています。



夢の実現で得られたもの

昇侍 知名度が上がって、自分を知ってくれる人が増えたことで、出場する前と後では応援してくれる人が本当に増えたなと思います。有難いことです。それと、対戦してくれた朝倉海選手と戦友親友になりました。彼のYOUTUBEチャンネルに出演したり、一緒に練習したり、自分の試合にセコンドについてくれたこともありました。今格闘技で脚光を浴びている選手は20代~30代前半と若い選手が中心ですが、まさか自分の年齢(当時37歳)でスポットライトを浴びることが出来たのは、本当に幸せなことだと思います。

楽しいこと、辛いこと

昇侍 練習も楽しいですけど、やはり試合をすることです。あの緊張感とスリル、より強い相手と戦うことが楽しいです。もちろん一番は試合に勝った時ですね。練習で辛いことはありますが、格闘技が大好きなので、乗り越えることができます。それに、辛いことをクリアすると達成感も大きいです。最近は「RIZIN」のトップファイターとスパーリングをしているので、辛いですけど楽しいし充実しています。

長く続けられる秘訣は

昇侍 自分の場合は、無理をしないこと。無理しすぎないこと。それと、モチベーションやメンタルをすごく大切にしています。体よりも心。自分の気持ちが一番良い状態を、なるべく保つよう心がけています。少しでも心が不安定になったと感じた時は、初心を思い出すようにしています。何故格闘技をやっているのか?何故戦うのか?そうすることで、忘れていたことを思い出しながら心のバランスをキープしています。



一度引退されていると聞きましたが

昇侍 これも長く続けられる秘訣に繋がるのですが、格闘技業界から引退して約3年間過ごしていた時期がありました。格闘技を外から見ることができたり、格闘技関係者以外の人と知り合うことができたり、貴重な時間でした。なによりも、改めて自分にとって格闘技がどれだけ大事なものなのか離れてわかることもあり、復帰に至りました。その経験もあるので、より一層長く続けたいと強く思うようになりました。

人脈作りについて

昇侍 格闘家としての3年間というブランクは大きなマイナスですが、その時に知り合った人達の多くは今でも応援してくれています。「RIZIN」に出場できたのも、その時に知り合った方の協力が実際は大きかったと思います。自分はスティーブ・ジョブズの「コネクティング ザ ドッツ」という言葉がすごく好きで、まさに点と点が繋がるということを、身を持って知りましたし、だからこそ一つ一つの出会いを大切にしていこうと思っています。この記事を見て「昇侍」と繋がりたいと思う方がいれば連絡をお待ちしています。

次の目標

昇侍 長く第一線で現役を続けること。強い選手に挑戦すること。やはり選手である以上、頂点を目指していきたいという気持ちは強いです。その先には、後輩の育成や格闘技を盛り上げるお手伝いをしていきたいと考えています。熱い戦いだったり、若い子に夢を与えられるような戦いであったり、格闘技の素晴らしさを伝えたいですね。

次の目標に向けて取り組んでいること

昇侍 前回の「RIZIN」は、急なオファーでした。自分はいつオファーが来ても受けられるように、コンディション管理には気を付け準備しています。チャンスやオファーは自分の都合でコントロールできるものではないので、いつでも挑める準備をしています。あとは怪我をしないこと。身体をケアすることです。



メッセージ

昇侍 格闘業界もコロナの影響をすごく受けている業界の一つです。今、沢山の企業がコロナ禍に負けないよう日々頑張っていると思います。リモートやデスクワークが増え、どうしても運動不足になってしまう。自宅でも出来る運動を是非やって欲しいと思います。人間も動物です。動物とは「動く」「物」です。動かなくなると免疫力が下がってしまいます。最近では24時間のジムが増えていますので、自宅で出来ない方はジムを利用するのも良いと思います。あと、格闘技を観ると元気になれます。

格闘技以外に興味あること

昇侍 自分の中の「コネクティング ザ ドッツ」を広げていく為にも、経営者の方達と会って、いろいろ勉強させてもらいたいなと思っています。

柏木 アスリートと経営者の対談、面白そうですね。その夢も実現させましょう。昇侍さんの次の夢や目標が実現したら、またお話を聞かせて下さい。ありがとうございました。

 
 

プロフィール

株式会社アゴラ
柏木 太郎

様々な業種業態(異業種)と交流し、共同で新規プロジェクト立上げに参加する。



HP:株式会社アゴラ

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