補助金活用のススメ
筆者:株式会社PMIパートナーズ 北口 建
各種補助金の紹介、活用場面、申請のポイントなどを分かりやすく説明していきます。
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ものづくり補助金の対象となるのは一定の経費に限られます。補助金を利用する際には、その事業で必要となる経費が補助金の対象となるかを確認したうえで、必要かつ適切な範囲で補助金を利用することが重要です。
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ものづくり補助金の主な申請要件は(1)中小企業であること、(2)補助金の活用によって事業計画上の付加価値額と給与支給総額等が一定割合増加することの2点です。申請書作成上のポイントは、(2)の事業計画の算定根拠を具体的かつ説得的に表現することです。
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新型コロナウィルスの流行から3年が経過しましたが、依然として終息の目途が立ちません。多くの中小企業はコロナで落ち込んだ売上の回復が見込めないことに加えて、ロシアウクライナ戦争による原材料の高騰、新たな制度改革(働き方改革、インボイス制度)の導入の対応、さらには賃上げ要請などに直面し、中小企業の経営環境は悪くなる一方です。このように資金繰りの回復の目途も立たない中で、今年はコロナ融資の返済期限を迎える企業が多く、借換えの対応が求められます。
プロフィール
株式会社PMIパートナーズ
代表取締役CEO 北口 建(きたぐち・たけし)
株式会社PMIパートナーズ 代表取締役CEO 弁護士・中小企業診断士
大手製薬会社で、予算・事業計画の作成、業績管理、資金調達・運用、税務等を担当。同社在籍中にM&A(合併)を経験し、主に会計及びシステムに関するPMI作業を担当。この時にPMIの重要性を認識。
その後、弁護士資格及び中小企業診断士資格を取得。弁護士及び中小企業診断士の立場で、中小企業のM&Aスキームの提案、デューデリジェンス(ビジネス、法務)、契約書作成、PMIなどの多数のM&A実務に関与。
「経営」×「法務」の視点から中小企業の幅広い経営課題に取り組んでいる。
Webサイト:株式会社PMIパートナーズ