知らなかったでは済まされない著作権の話 vol.5
筆者:ボングゥー特許商標事務所/ボングゥー著作権法務行政書士事務所 堀越 総明
本コラムでは、IT技術の進展により、これまで以上に、映像、音楽、イラスト、文章など多くの著作物に取り囲まれている日常で、知らず知らずのうちに、誰かの著作権を侵害してしまい、多額の賠償金を請求されたり、会社の信用を失墜させたりすることがないように、著作権に精通した弁理士が、身近な話題を例にとり、著作権のルールやマナーをやさしく解説していきます。
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第3回 業者さんにレーザーディスクをDVDにダビングしてもらうだけで著作権侵害になるの??~私...
バブル入社組の経理部長が、“バービーボーイズ”の映像ソフトを新入社員の部下に貸すために、業者さんにレーザーディスクからDVDにダビングするようにお願いしたところ、私的使用にもかかわらず、店員さんから断られることに!本来ならば自由に行えるはずの私的使用のための複製において、その複製が認めれている主体について、経理部長と新入社員やダビング業者の店員さんとのやりとりを通じて、やさしく解説しています。
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第2回 イラストや写真には著作者のクレジット表記は必ずしてもらえるの??~著作者人格権(氏...
大手新聞社を退職し独立したカメラマンが、独立後初めての仕事で、外国人旅行者向けの観光パンフレットの写真を撮影したところ、写真の著作権をクライアントの会社に譲渡したためか、印刷されたパンフレットには、撮影者である自分のクレジット表記がされていませんでした。著作権を譲渡した写真等の氏名表示について、カメラマン夫妻とクライアント会社とのやりとりを通じて、やさしく解説しています。
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第1回 AI(人工知能)が創作した小説や音楽の著作権は誰のもの??~著作物性にまつわる話
ITベンチャー社長の小説家になる夢を叶えるためAIが小説を執筆 10年前にITベンチャーを起業したA社長。浮き沈みの激しい業界にあって、幾度と迎えた倒産の危機を乗り越え、今日も雑居ビルの1室で、社員のBくんとともに新しいサービスの開発に打ち込んでいます。そんなA社長がいま夢中で取り組んでいるテーマは、AI(人工知能)です。
ボングゥー特許商標事務所/ボングゥー著作権法務行政書士事務所
所長・弁理士 堀越 総明 (ほりこし そうめい)
日本弁理士会会員
日本弁理士会著作権委員会委員
(2020年度は委員長、2019年度は副委員長を務める。)
東京都行政書士会会員 東京都行政書士会著作権相談員
東京都行政書士会任意団体著作権ビジネス研究会会員
株式会社ボングゥー代表取締役
「ボングゥー特許商標事務所」の所長弁理士として、中小企業や個人事業の方々に寄り添い、特許権、意匠権、商標権をはじめとした知的財産権の取得・保護をサポートしている。
特に、著作権のコンサルタントは高い評価を受けており、広告、WEB制作、音楽、映画、芸能、アニメ、ゲーム、美術、文芸など、ビジネスで著作物を利用する業界の企業やアーティスト・クリエイターを対象に、法務コンサルタントを行っている。
現在、イノベーションズアイにて、コラム「これだけは知っておきたい商標の話」、「知らなかったでは済まされない著作権の話」の2シリーズを連載し、また「ビジネス著作権検定合格講座」の講師を務める。
また、アート・マネジメント会社「株式会社ボングゥー」の代表取締役も務め、地方公共団体や大手百貨店主催の現代アートの展覧会をプロデュースし、国立科学博物館、NTTドコモなどのキャラクター開発の企画を手掛けた。
○ボングゥー特許商標事務所
https://www.bon-gout-pat.jp/
○ボングゥー著作権法務行政書士事務所
https://www.bon-gout-office.jp/
【著書】
「知らなかったでは済まされない著作権の話」(上)・(下)
上巻:https://amzn.to/2KB8Ks5
下巻:https://amzn.to/2rV7qcG
弁理士が、“ありがちな著作権トラブル”をストーリー形式で紹介し、分かりやすく解説していく1冊です。
法律になじみのない人でも読みやすく、“ここだけは注意してほしい点”が分かる内容となっています。