コラム

落藤 伸夫の 「事業性評価」が到来!あなたは資金調達できますか?

落藤 伸夫

 中小企業経営者のお悩みベスト3は売上と人材教育、資金繰りだと言われています。本コラムは特に「資金調達」にスポットライトを当ててお送りします。中小企業が資金調達を考える時に、中小企業金融政策のことを忘れることはできません。資金調達の難易度だけでなく、どうやれば調達できるかは、政策の動向によるところが大きいからです。皆さんもご存知のように、2016年7月に「中小企業等経営強化法」が施行され、中小企業・小規模事業者そして中堅企業等に対して「経営力向上計画」を作成するよう推奨されています。このことが何を意味しているのか?実は今、中小企業金融政策は大きな転換期を迎えています。新時代に入ったといっても過言ではありません。このことは、今までのやり方が通用しなくなる可能性があることを意味してい...

  • 第1回 新年を迎えるにあたって一年の計画

     新年を迎えるにあたって一年の計画を立てられた方も多いのではないかと思います。2016年は、2020年の東京オリンピックに向けた盛り上がりを感じさせる一方で、日銀による大胆な緩和措...

  • 第2回 今起きている中小企業金融の変化、そして求められている対応の変化

     橋本卓典さんの『捨てられる銀行』では中小企業支援に取り組まない金融機関は生き残ってはいけなくなると指摘されていました。これは、中小企業の側にも変化が必要なことを意味して...

  • 第3回 中小企業金融政策の転換理由とは?

     『捨てられる銀行』では、中小企業を支える金融政策が変わりつつあることが赤裸々に説明されています。この現象は一時的なものなのか?その答えによって中小企業の対応も変わってき...

  • 第4回 金融と経営支援の一体的な推進

     一定の成果をあげているもののコストパフォーマンスとしては良いとは言えない中小企業向け金融支援策(特に信用補完制度)について、政府では中小企業政策審議会に企業力強化部会を...

  • 第5回 借入したかったら経営改善に努力するというスタンス

     「中小企業を支援しない金融機関は捨てられる」というトレンドは、実は中小企業の側にも姿勢の変化を求めていると考えられます。借入したかったら経営改善に努力するというスタンス...

  • 第6回 金融庁森信親長官インタビューから

     1月31日(火)読売新聞朝刊に金融庁森信親長官のインタビューが掲載されました。森長官は、デフレ脱却のため地方の銀行が企業の生産性向上を支援するように、そのために銀行が賢くリ...

  • 第7回 事業計画書で経営改善の意思を示す

     前回にご紹介した金融庁森長官インタビューや中小企業政策審議会「金融と経営支援の一体的な推進」からのメッセージは、中小企業へのアドバイスとしても受け取ることができると考え...

  • 第8回 事業計画を作成して資金調達に成功した例

     今、中小企業金融が過渡期にあると感じられます。金融庁は金融機関に、リスクを取って中小企業の経営を支援することで地域経済発展に貢献するよう呼びかけています。一方で、金融機...

  • 第9回 金融機関の特性に対応した行動を取る(日頃の行動編)

     今、中小企業金融をめぐる環境が大きく変化しています。金融機関は、中小企業を支援するよう求められているのです。ではこれは、金融機関が今までの判断基準を捨て去ることを意味し...

  • 第10回 金融機関の特性に対応した行動を取る(金融基礎編)(前編)

     中小企業金融支援は今、大きく変化してきていますが、以前の判断基準も生き残っています。今回は次回は2回に分けて、古いパラダイムでの融資判断をおさらいする意味で、金融に関す...

  • 第11回 金融機関の特性に対応した行動を取る(金融基礎編)(後編)

     中小企業金融支援が大きく変化する中ではありますが、金融機関は以前の判断基準を完全に捨て去る訳ではありません。「お金をベースとした説明ができるかどうか」という判断基準も、...

  • 第12回 金融機関の特性に対応した行動を取る(コミュニケーション編)

     預金という名の借入金を原資に企業に貸し出しする金融機関は、勢い、慎重にならざるを得ません。一方で金融機関は、取引先企業に対する情報が不足しています。今までは金融機関側が...

  • 第13回 今までは常識だったが、今は意味合いが薄れたアプローチ

     約束事の違反は行わないなどの日々の行動、決算書や試算表でもって我が社の説明ができること、そして金融機関と良好なコミュニケーションをとることなどは、以前も今も資金調達にと...

  • 第14回 「支援したい」と思わせる事業計画書を作成する(前編)

     中小企業の資金調達が新時代を迎えた今、その対策も変わりつつあります。「形式上の格付け改善策」の意味合いが薄れ、長所も短所もしっかりと認識しながら事業改善していく決意を宣...

  • 第15回 「支援したい」と思わせる事業計画書を作成する(中編)

     格付けによる審査から事業性評価による融資判断へとシフトしてきた現在、金融機関は事業計画から、中小企業の「事業性」を評価したいと考えています。「ただの計画から、そんなこと...

  • 第16回 「支援したい」と思わせる事業計画書を作成する(後編)

     金融機関は以前は「格付け」を利用して中小企業への融資判断を行なってきましたが、今は「事業性評価」で判断するよう求められています。事業性評価とは平たくいえば「稼げる可能性...

  • 第17回 金融機関とのコミュニケーション

     事業性評価の時代に資金調達しようと思うなら、金融機関とのコミュニケーションも大切です。中小企業の事業の魅力や将来性は、多くの場合、企業経営者の人となりから伝わってくるこ...

  • 第18回 金融機関が質問する意図

     事業性評価の時代に資金調達しようと思うなら、金融機関とのコミュニケーションが大切です。事業計画書を作成・提出するにあたって、実際に金融機関担当者に会って話をするのです。...

  • 第19回 金融機関からの質問に答える

     金融機関から質問があった場合、どのように答えれば良いのでしょうか?「嘘も言わず、小細工をしないで答えれば良いのではないか?」間違いではありませんが、中小企業の経営者と金...

  • 第20回 金融機関に伝えたいことを伝える

     金融機関とのコミュニケーションでは、質問に答えるだけでなく、こちらの要望も的確に理解してもらえるように伝えることも大切です。そのために考慮すべきことは「何を話すか」だけ...

  • 第21回 どのタイミングで金融機関を訪れるか

     事業性評価に基づいた融資を推進している地域金融機関の方が、興味深い話をしてくれました。決算が思わしくなく「これまで可能だった資金調達も今期は難しいかもしれない」と思われ...

  • 第22回 経営力向上計画に取り組む

     「事業性評価に基づく融資を検討してもらうために、どんな計画書を作成すれば良いですか?」というご質問に対して、最近、「経営力向上計画に取り組んでみるのはどうでしょうか」と...

  • 第23回 経営力向上計画策定をバネにする(上)

     事業性評価に基づく融資を金融機関に検討してもらうために提示する資料として「経営力向上計画」があります。「そうか、ささっと作成してしまえば良いのだな」と思われる方がおられ...

  • 第24回 経営力向上計画をバネにする(下)

     金融機関に事業性評価に基づく融資を検討してもらうために「経営力向上計画」を活用する方法があります。一方で経営力向上計画には、準備段階でも企業にとって「バネ」として役立ち...

  • 第25回 金融機関は経営者について何を見ているか?

     金融機関は、業績ばかりではなく経営者も見ているとお話しすると、「どんなところを見ているのだろう?」というご質問が、多く寄せられます。金融機関は、決算書を見ることで「返済...

  • 第26回 IT導入補助金経営計画書を活用する

     6月30日でIT導入補助金の申請が締め切られました。申請時に作成した経営計画書は、ITを使って事業改善に取り組む羅針盤となる、充実した内容となっています。申請が終わったからといっ...

  • 第27回 日頃のコミュニケーションで貸し剥がされない企業になる

     金融機関について「晴れの日に傘を貸してくれて、雨が降ったら傘を取り返そうとする」という批判があります。そう言いたくなる気持ちももっともですが、金融機関がそのような行動を...

  • 第28回 金融機関を安心させるコミュニケーション

     借金を原資にお金を貸すことが仕事なので「晴れの日に傘を貸してくれて、雨が降ったら傘を取り返そうとする」性質がある金融機関に貸し渋り・貸し剝がしを受けないようにするために...

  • 第29回 儲かる構図を作り上げる

     新製品開発などの前向き資金は事業性評価してもらいやすい題材ですが、企画の範囲が開発に留まってしまうと、事業性評価を受けることが難しくなります。それではせっかくの製品を顧...

  • 第30回 専門家の助けを借りる

     事業性評価をベースにした資金調達を考える場合、中小企業診断士や税理士、その他のコンサルタントなど専門家の活用を検討するようお勧めします。「格付けによる融資」の時代には、...

プロフィール

StrateCutions
代表 落藤 伸夫


中小企業診断士・MBA
日本政策金融公庫に約30年勤めた後、中小企業診断士として独立。 企業を強くする戦略策定の支援と実行段階におけるマネジメント支援を得意とすると共に、前向きに努力する中小企業の資金調達も支援する。 「儲ける力」を身に付けたい企業を応援する現在の中小企業金融支援政策に共感し、事業計画・経営改善計画の立案・実行の支援にも力を入れている。

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