相続の現場から見える「家族とお金」のリアル
筆者:株式会社 繋ぐコンサルタントオフィス 松本恵 氏

相続の現場では、単なる財産の問題ではなく、家族の関係性や人生観が浮き彫りになります。本コラムでは、全国で相続コンサルティングを行う著者が、実際の相談現場で起きているリアルな事例を通して、相続の本質と、人生後半をどう整えるのかをお伝えします。相続を「争族」にしないためのヒントを、現場の視点から解説していきます。
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第3回 父の人生に触れたとき、娘は父を敬い『ありがとう』で見送った
余命宣告を受けた両親を持つご長女の相談をきっかけに関わった家族の中で、父親へのわだかまりを抱えていた娘が、父の人生の背景や想いに触れることでその感情が大きく変化し、最期を「ありがとう」と見送ることができた実例を通して、相続の本質が財産ではなく人生の理解と対話にあることを伝えています。
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相続の話が進まない本当の理由は知識不足ではなく感情にあり、多くの家族が話し合いを避けた結果「こんなはずではなかった」という事態に直面しています。相続の問題は出来事そのものではなく準備不足にあり、財産の話ではなく人生や想いを共有する会話から始めることが円満な相続への第一歩であることを、現場の事例を通して伝えています。
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実際の相談現場で起きている出来事や、そこから見えてくる家族とお金のリアルをお伝えしていきたいと思います。相続を「争族」にしないために。そして、人生の終盤を安心して迎えるために。そのヒントを、現場の視点からお届けできればと思います。
プロフィール

松本 恵(まつもと めぐみ)
相続コンサルタント
株式会社繋ぐコンサルタントオフィス 代表
一般社団法人繋ぐライクファミリーサポート 代表理事
メガバンク、信託銀行、証券会社、外資系保険会社での金融業界経験を経て独立。
現在は全国50事業所のネットワークを持つ「繋ぐ相続サロン®」を主宰し、相続コンサルティングの第一線で活動している。
財産対策だけでなく「心置きなく生ききる人生」をテーマに、相続・終活・家族支援を統合した独自のコンサルティングを提供している。
Webサイト:株式会社繋ぐコンサルタントオフィス