【DX】ここに気を付けろ!デジタル人材がいない中小企業が陥る罠

筆者:株式会社NIコンサルティング  長尾 一洋

残念ながら、ほとんどの中小企業にはデジタル人材と呼べるような人はそれほどいません。しかし、そんな会社でもパソコンを購入したり、ネットワーク工事の業者対応をしたり、外部のシステム業者との窓口になっているシステム担当者はいるものです。ただ、多くの場合はシステム担当専任というわけではなく、経理とか総務の中に、システムの担当になっている人がいるというケースが多いように思います。本コラムでは、DXを進めようとする時に、デジタル人材がいない中小企業が陥る罠について語っていきます。

  • 第7回  ペーパーレス化が進んでやっているつもりになる罠

    システムを導入したり、クラウドサービスを利用したりすることで得られるペーパーレス化やデジタル化の成果は、他の会社でも同様に得られる成果に過ぎません。大切なのは、『競争優位性を確立する』ことにあります。

    ペーパーレス化が進んでやっているつもりになる罠
  • 第6回  育てたはずのDX推進リーダーが辞めていく罠

    デジタル人材がいない中小企業は、そこで必ず出てくるデジタル人材不足への対処法について慎重に考える必要があります。デジタル人材育成、つまりは学び直しやリスキングについて、個別企業の生き残りを支援する観点から筆者の考えを論述しています。

    育てたはずのDX推進リーダーが辞めていく罠
  • 第5回  現場を無視する罠と現場の声を聞き過ぎる罠

    どれだけデジタル技術があり、プログラミングに長けていたとしても、アナログな現場の人たちを動かすことができなければ、DXを推進させることはできないのです。大事なのは「対話」です。

    現場を無視する罠と現場の声を聞き過ぎる罠
  • 第4回  補助金がもらえるからと無駄な投資をしてしまう罠

    自社がDXを進める上で必要な投資は、補助金がもらえるかどうかに関わらず必要なものでしょう。結果としてその投資が補助金の対象となり、1/2でも補助金がもらえれば、経営的に助かったということにはなるでしょうが、補助金がもらえるかどうかを意思決定の基準にしていてはDXがうまく進むとは思えません。

    補助金がもらえるからと無駄な投資をしてしまう罠
  • 第3回  ベンダーを業者扱いして手抜きされる罠

    デジタル人材がいない一般の中小企業では、ITツールやその支援サービスの相場も分かっていない場合もあり、ベンダーをうまく使っているつもりが、ベンダーにカモにされてうまくやられているケースがあるかもしれないのです。

    ベンダーを業者扱いして手抜きされる罠
  • 第2回  長い付き合いのITベンダーが離れてくれない罠

    自社のことをよく理解してくれていて、対応も速く、長い付き合いで人間関係もできている。その企業にとって便利なベンダーさんであることは間違いないでしょう。しかし、これがDXを進める、デジタル活用でその企業を変革させていくとなった時には、逆に足かせになることがあるのです。

    長い付き合いのITベンダーが離れてくれない罠
  • 第1回  推進してくれるはずのシステム担当者がDXを阻む罠

    デジタル人材がいない中小企業において、一番システム系のことについて詳しいのはシステム担当者であり、DXを進める時の頼みの綱だろうとは思いますが、それが案外当てにならない現実があることを経営者には理解してもらいたいと思います。

    推進してくれるはずのシステム担当者がDXを阻む罠

プロフィール

株式会社NIコンサルティング
代表取締役 長尾 一洋

中小企業診断士、孫子兵法家、ラジオパーソナリティ

横浜市立大学商学部経営学科を卒業後、経営コンサルタントの道に。

1991年にNIコンサルティングを設立し、日本企業の経営体質改善、営業力強化、人材育成に取り組む。30年を超えるコンサルタント歴があり8000社を超える企業を見てきた経験は、書籍という形で幅広く知られており、ビジネス書の著者でもある。(「長尾一洋 著者」と検索)

またラジオ番組の現役パーソナリティでもあり、番組内で経営者のビジネスに無料でその場で答えていくスタイルが人気。この文化放送「長尾一洋のラジオde経営塾」(毎週月曜19:30~20:00)では、聴取者からのビジネス相談を下記のホームページから受け付けている。 番組公式Twitterのアカウントは、@keiei916。(どうぞフォローをお願いします)


文化放送 月曜19時30分から放送:長尾一洋 ラジオde経営塾

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