世代や業態など越えオンライン交流促進

東京ニュービジネス協議会(NBC)の会長に、3期6年務めた下村朱美氏(ミス・パリ代表取締役)に代わり、クリーク・アンド・リバー社代表取締役社長の井川幸広氏が4月1日付で就任した。フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じた井川氏は「会員企業の役に立ち、社業発展の原動力のベースが東京NBCと位置づけられる仕組みづくりに取り組む」と強調。そのためにオンライン会議を含めて世代や業態、地域などを越えた交流を進めていく考えを示した。

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東京ニュービジネス協議会会長の井川幸広氏

--下村路線をどう引き継ぐのか

「前会長の女性らしい温かみにより各委員会が自由活発に活動することができた。それにより会員同士の結束感、組織としての信頼感が構築された。下村氏が強固にされた土台の上に、さらに互いを成長させ実利につながる組織にし、『入会していてよかった』と心底いえる仕組みづくりに取り組みたい。キーワードは『結びつく』で、これが東京NBCの活力になる」

--新型コロナウイルス感染が拡大する中での就任になった

「感染防止のためリモートワークが進み、『できない』と思っていたことも『できる』と分かった。オンラインでのセミナーや会議などの開催は有効で、経済団体としても積極的に取り組むべきだと考えている。構想段階で副会長や理事らと相談中だが、事務局の会議室のひとつをスタジオに変えたい。会員企業の多くはコロナ禍で被害を受けているので、新商品・サービスなどの情報発信の場、ビジネスの機会づくりとして使えないかと考えている。これも構想段階だがオンライン会員をつくりたい。このように取り組めることは徹底的に取り組む。うまくいかなかったらやめればいい。コロナ禍が変革のいいきっかけになる」

--今年度に取り組むプロジェクトは

「東京NBCは歴史があり、歴代会長を始めそうそうたるメンバーがそろう。すでに退会された人も含めレジェンドと呼ばれる経営者と交流を図る『レジェンド倶楽部』を創設する。勉強会や懇親会を開催し、現役会員と諸先輩とのコミュニティーを形成。経験に裏付けされた見識と人脈をぜひ、アーリーステージの経営に生かしてもらいたい。顧問やアドバイザーとしての派遣も検討する」

「また会員を結びつけるプロデュース部隊を創設し、当事者が気づかないシナジーを創り出す。会員の中には広報の発信が苦手な企業や、そこまで手が回らないアーリーステージの企業もいる。こうした企業の情報発信を東京NBCが積極的に引き受ける。われわれがプレスリリースやメディアへの情報提供を行う仕組みを構築する」

--アイデアがどんどん浮かんでくる

「企画段階で各委員会と話しているアイデアだが、先輩経営者に失敗を学ぶ『どうすんだ!セミナー』、大企業や先輩企業の経営者の課題について若手社長が解決策を提案する『どうにかしてくれ!セミナー』の開催を検討している。先輩経営者は新しい柔軟な考え方やアイデアを獲得でき、若手経営者は自社のリソースを採用してもらうチャンスを得られる」

--女性活躍については

「女性リーダーの活躍が目立つが、成功者を支えた内助の功にもスポットを当てたい。『奥様は魔女』といって、上場企業の会長の奥さまが登場し、その秘訣や考え方を話してもらう。女性会員を現在の57人から100人に増やすための一企画だ。あらゆる分野で活躍する女性の活動を支援し、ともに学ぶ機会を提供することで真に女性が活躍できる社会づくりを目指す」

【プロフィル】井川幸広
いかわ・ゆきひろ 1980年毎日映画社入社。1年間勤務後に独立し文化映画やテレビのドキュメンタリー番組などの監督・ディレクターとして活躍。企業のマーケティングのコンサルティングなどを経て90年クリーク・アンド・リバー社設立し社長。2020年4月東京ニュービジネス協議会会長。60歳。佐賀県出身。

 
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