イノベーションズアイ BtoBビジネスメディア

あなたのビジネスを一歩先に進めるbizDB活用ガイド

ファイナンシャルプランナー（FP）と企業・経営者の関わり方とは？

#経営計画・改善

ファイナンシャルプランナー（FP）と企業・経営者の関わり方とは？
企業の成長や安定経営に欠かせない「お金」のマネジメント。その一方で、経営者が資金繰りや事業承継、保険・退職金・相続といった長期的な資金戦略をひとりで抱えるのは現実的ではありません。こうした課題をサポートする存在として、ファイナンシャルプランナー（FP）が注目されています。FPは個人のライフプラン設計の専門家として知られていますが、経営者個人と企業の両方に関わる“お金の専門家”として、多方面でその力を発揮しています。

    ファイナンシャルプランナー（FP）とは？

    FPとは、保険・年金・資産運用・税金・相続などに関する総合的な知識を持ち、個人や法人の資産設計や資金戦略をサポートする専門家です。特に中小企業では、税理士・会計士が日々の帳簿や税務処理を担うのに対し、FPは経営者の未来志向の資産設計や資金戦略の立案に強みを持っています。

    経営者個人とFPの関わり

    役員報酬や退職金の設計

    税制優遇を活用した退職金制度の構築や、将来の生活資金設計を含めた役員報酬の最適化に関してアドバイスが可能です。

    法人保険の見直し

    「節税目的で加入したが内容が不明」「使っていない保険がある」といったケースで、保険の見直しや再設計が求められる場面でもFPが活躍します。

    相続・事業承継対策

    事業承継に向けた自社株評価や相続対策のプラン設計においても、FPが家族全体の資産バランスや税負担を見据えた助言を行います。

    企業とFPの関わり

    福利厚生制度の設計

    確定拠出年金（企業型DC）や従業員向けFP相談制度など、従業員のモチベーション向上に寄与する福利厚生の一環としてFPを活用する企業が増えています。

    従業員向けの金融教育支援

    FPによるマネーセミナーや個別相談を通じて、従業員の生活安定や将来不安の解消を支援する取り組みも注目されています。

    税理士・会計士との違いと連携


    両者は対立するものではなく、補完的な関係にあります。FPと税理士・会計士が連携することで、より幅広く深いアドバイスが可能になります。

    FP活用のポイント

    ・経営者自身の「将来設計」を整理する
    ・現在の保険や退職金制度を洗い出す
    ・信頼できるFPに相談する
    ・必要に応じて税理士・社労士などとチームで進める

    まとめ

    ファイナンシャルプランナーは、数字では見えない経営者の“未来の安心”を形にする専門家です。事業の成長だけでなく、経営者個人や従業員の人生も見据えた支援は、企業全体の安定性・魅力の向上につながります。自社やご自身の資金設計について、FPとの対話を通じて“見える化”してみてはいかがでしょうか。

    編集局の声

    「経営」と「人生」は切り離せません。経営者が自社と自分自身の将来に向き合うためには、長期的な資金戦略を共に考えてくれるパートナーが必要です。税務や経理だけでは見えない“お金の未来”を描いてみてください。

    経営計画・改善カテゴリの商品・サービス

    bizDBの分類・カテゴリ

    ビジネス支援

    ビジネス支援

    IT

    IT

    ものづくり

    ものづくり

    生活関連サービス

    生活関連サービス

    その他

    その他