電子部品などを扱う商社ジョイテック(相模原市)は、既存のホワイトボードやマーカー、イレーザーをそのまま使用できる電子黒板「白板屋(はくばんや)」の拡販に乗り出す。展示会などに出展してエンドユーザーに直接売り込む機会を増やすとともに、事務機器やOA機器を扱う商社などに販売網拡大への参画を呼びかけていく。
白板屋は昨年2月に市場投入し、約200の企業・学校などに数百台を販売した。「手元にあるホワイトボードを使える」というユーザーの声を聞き、手応えを感じたことから企業や学習塾、学校などに機能をアピールし、年間1000台規模の販売を目指す。
白板屋は赤外線方式のマグネット付きタッチフレームをホワイトボードや黒板に取り付けると、マーカーで書いた文字やイラストがパソコンやタブレットなどにそのまま表示・保存できる。
このため遠隔地との会議や研修・セミナーをライブ配信するとき、遠隔地側でも板書をきれいに表示でき、板書内容を共有できる。
現在手元にあるホワイトボードを活用できるうえ、PC専用アプリは無償提供。商品本体価格も9万2000円からと一般的な電子黒板と比べ安価という。
「フジサンケイビジネスアイ」