クリナップ株式会社

クリナップ ショールームを食・住文化の発信拠点に

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クリナップ社長・佐藤茂さん(64)

--社長としてこだわっていきたいことは

「他社にはないお客さまに喜ばれる商品を出し続けるといった、当社のDNAを守っていくことだ。ただ、ライバル他社と戦っていける商品があっても、なかなか思うような結果が得られておらず、営業現場は苦しんでいるのが現状だ。このため本社では優先順位の低い仕事を止め、これによって浮いた人、モノ、金を営業現場に渡るようにしている。本社が変わらないで業績がよくなる企業は、まずないと思っている」

 --具体的にどう営業部隊を支援していくのか

「私が入社を決めた理由は、『クリナップの流し台』というラジオCMのフレーズが頭の中にこびりついていて、ブランドに親近感を抱いていたためだ。営業最前線の努力だけでは顧客に情報が届きにくいので、こうしたプロモーションを効率的に展開することで後押ししていきたい。ショールームを食・住文化の発信拠点と位置づけ、リニューアルを積極的に進めており、実際に足を運んでいただくことを優先課題として掲げている。他社商品と比べてもらえば、十分に勝てるはずだ」

--開発・生産面での方向性は

「当社の特徴は、若いスタッフが自由な雰囲気の中で開発に取り組める点だ。例えば、食器洗いなどの水の流れを活用して効率的にゴミを集める『流レールシンク』の開発では『諦めて手で片付けていた』といった顧客の声に耳を傾け独自の構造を生み出し、商品化にこぎつけた。こういった部分に目を向けて解決法を導くような開発者をもっと増やしていくことが必要だ。スーパーヒット商品はそんなに誕生するものではないが、歴代経営陣の継続的な支援もあり、開発にかかわる潜在的な実力は大きいと自負している。歩みを止めずに、DNAを守るだけでなくさらに進化させていきたい」

【プロフィル】佐藤茂
さとう・しげる 山形大工卒。1976年井上工業(現クリナップ)入社。2008年取締役。クリナップ岡山工業社長、専務執行役員を経て17年1月から現職。山形県出身。

「フジサンケイビジネスアイ」

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