楽器アプリ 教育現場に活用

株式会社しくみデザイン 掲載日:2014年1月29日

■米コンテストで最優秀賞

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米インテル主催コンテストで最優秀賞を受賞したしくみデザインの中村俊介代表

 米インテル主催のアプリ開発コンテストが今月6日、世界最大の家電見本市「インターナショナルCES」の会場で開かれ、日本人が世界16カ国約2800作品の中から最優秀賞に選ばれた。モノに触れずに体の動きで演奏できる新世代楽器アプリを開発したコンテンツ企画会社、しくみデザイン(福岡市)の中村俊介代表。「子供たちに演奏の楽しさを知ってもらいたい」と、教育現場へのアプリの活用に期待を膨らませている。

 「操作しやすさや利用者の体験を演出する技術を担う重要な改革者だ」

 インテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は、CESの記者発表会で最優秀賞受賞作品を披露し、中村代表の発想力や技術力を高く評価したという。

 中村代表は1975年生まれ。このアプリの開発を志したきっかけは、子供時代に遡(さかのぼ)る。楽器をうまく演奏する友だちやプロのアーティストにあこがれながら、楽器を習う機会に恵まれず、うまく演奏できないコンプレックスを抱え、学生時代を過ごした。

 名古屋大学を卒業後、九州芸術工科大学大学院(現・九州大学芸術工学研究員)で博士号を取得。そのころから、「いつか音楽を楽しく学べる道具を開発したい」と心に誓い、アイデアをまとめ始めた。

 2005年にしくみデザインを設立。アプリやコンテンツの開発で頭角を現す中で、昨年5月、インテル日本法人の関係者から、米インテルが開発した3次元(3D)のカメラを活用するアプリを発掘するために企画された開発コンテストへの参加を勧められた。

 「世界に認められるチャンス」。中村代表が出品したのは、温め続けた新世代楽器のアイデアだった。

 画面に配置された音源を身ぶりで鳴らす。カメラから50センチのところまで手を伸ばすと水の膜があるかのような波紋の効果が生じる。親指を立てるとテンポを上げ、下に向けるとテンポを落とす。「説明を受けたり、操作を覚えなくても、自然に演奏が体験できる操作感」を目指した。

 「この技術を活用した道具が子供のころにあったなら、自分も楽器を演奏できたかもしれない」と中村代表。今後は、アプリの実用化を目指す方針だが、「教育現場で活用してもらえれば、楽器演奏の裾野を広げる手伝いができるはず」と自信を深めている。(小島清利)

【会社概要】しくみデザイン
 ▽本社=福岡市博多区博多駅前4-8-15 博多鳳城ビル401
 ▽設立=2005年2月4日
 ▽資本金=1000万円
 ▽従業員数=10人
 ▽事業内容=ユーザー参加型コンテンツの企画、設計、開発など

「フジサンケイビジネスアイ」

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