「イノベーションズアイ・アワード2011」開催
大賞には「神奈川こすもす」が輝く

 12月7日、アットビジネスセンター大手町(東京都千代田区)で「イノベーションズアイ・アワード2011」が開催された。

 元気で活力ある企業を発掘し、日本経済の活性化を促進することを目的に、イノベーションズアイとフジサンケイビジネスアイが主催。イノベーションズアイ会員や登録支援機関の担当者など約100人が会場を訪れた。

 アワードにエントリーしたイノベーションズアイの会員企業211社の新商品・新サービスおよび企業活動を一般に公開し、事前にWebで投票を受け付けた。同日は、Web投票数の上位5社と新聞社推薦の5社の合計10社が、ファイナリストとして持ち時間7分でプレゼンを行った。

 厳正な審査の結果、神奈川こすもす(神奈川県川崎市)が大賞を受賞。エンザイム(東京都品川区)が審査員特別賞を受賞したほか、エスプライド(東京都渋谷区)が会場投票数の最も多かったオーディエンス賞に輝いた。

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 神奈川こすもすの清水宏明代表取締役は、「時代の変化に合わせたシンプルな葬儀のブランド『火葬のダビアス』全国チェーン展開ビジネス」をテーマにプレゼンを行った。

 清水氏によれば、高齢化が進み、死亡者が増えているという社会的背景の下で、葬儀業界は成長産業になっている。その一方で「費用をかけないでほしい」「家族だけで葬儀を行いたい」などのーズが増加し、葬儀の規模が縮小しているという。

 そこで同社が注目したのが「直葬」という、儀式や会葬を省略して近親者のみで火葬を行う新しいスタイルの葬儀。『ダビアス』ブランドで全国展開を開始し、サービス提供エリアが関東、東海、近畿へと広がっている。価格破壊的なアプローチではなく、葬儀の機能を火葬に限定することでコスト低減を実現する「限定分野での高付加価値戦略」が特徴。エリア人口カバー率80パーセント、年間受注件数1万件を目指している。

 またエンザイムの鈴木一哉取締役営業本部長は、同社の独自技術である「エンザイム汚泥削減システム」について説明。

 日本で1年間に排出される約5億トンの産業廃棄物のうち、汚泥はその約4割を占める。汚泥は脱水・乾燥・焼却などのプロセスを経て最終処分場に埋め立てられるが、最近は処分場が少なくなり、環境維持コストの増大が社会問題になっている。

 同社の汚泥削減システムは、腐植土を加工・乾燥させた「腐食材料」を用い、汚泥を直接分解・ガス化するもの。余剰汚泥の削減のほか、水質浄化の促進、悪臭除去といった効果が期待でき、下水・排水処理設備や畜舎などで数多くの実績がある。

 エスプライドの中矢誠一取締役副社長は、「お菓子をメディアにしよう」をキャッチフレーズに、同社の「361°商品プロデュース事業」の独自性を訴えた。

 同事業は、お菓子の中身からパッケージまで、他にはないオリジナル商品を作り、企業独自のメッセージを伝えるノベルティなどに活用しようというもの。販売促進のほか、企業理念の浸透、社員のモチベーションアップなどに利用する例もあるという。これまで3100社、5000種類の利用実績を持つ。「業界を変え、日本に数多くある中小零細のお菓子メーカーを救いたい」という中矢氏のメッセージがオーディエンスの心を捉えた。

 各社のプレゼン後、フジサンケイビジネスアイ取締役の斎木純一氏は「迫力のあるプレゼンを聞かせていただいた。皆さんのバイタリティーで、閉塞感漂う日本経済の活力を取り戻すことができれば、これに勝るものはありません」とアワードを総評。大賞に輝いた神奈川こすもすの清水社長は表彰式後のインタビューに答え、「まさか当社が受賞できるとは思わなかった。旧態依然とした業界を、外圧ではなく内部から変えていきたい」と受賞の喜びを語った。

「フジサンケイビジネスアイ」

 

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