人工知能(AI)開発ベンチャーのカラフル・ボード(東京都渋谷区)は、スマートフォンを使ってお薦めのレストランを紹介する新サービス「SENSY bot」(センシーボット)の提供を開始した。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックメッセンジャー上で利用できる。
新サービスは、カラフル・ボードが開発した消費者個人の嗜好(しこう)・行動などを画像解析や自然言語処理で分析するAIアプリ「SENSY」と、米IBMのAI「ワトソン」日本語版に使われている自然言語分類技術とを組み合わせた。
ユーザーは、専用アプリケーションソフトをスマホに取り込んで起動した後、「好きな食べ物」に関する質問に回答、さらに、行きつけのレストランをアプリに覚えさせる。
その後、食べたいメニューや場所などについて、チャット上で自由に対話すると、ウェブ上から、お薦めのレストランを紹介してくれる。
SENSYは、2014年11月にサービスを開始した。これまでファッション分野でサービスを展開してきた。同社今回、新たな分野での活用を拡大することにより、飲食などライフスタイル全般への展開を模索していく方針だ。
「フジサンケイビジネスアイ」