ユーザー参加型のコンテンツを展開している、しくみデザイン(福岡市)はこのほど、新世代楽器ソフトである「KAGURA」のMac版をリリースしたと発表した。これまで「KAGURA」はウィンドウズ版だけだったが、マックユーザーの取り込みを図る。
「KAGURA」は、体を動かして音楽を奏でるというユニークなソフトウエア。2013年の米インテルが主催するソフトウエアのコンテストで、16カ国約2800の応募から、グランプリを獲得した。
Mac版KAGURAは、通常のウェブカメラを使って体を動かして演奏することに特化した。展示会などで、多くのユーザーからMac版を早く出してほしいという要望があり、計画を前倒ししてリリースした。
「KAGURAは日本だけにとどまらず海外でも徐々にユーザーが増えている」(しくみデザイン)という。7月に米ナッシュビルで開催された楽器ショーに出展したほか、8月9日には、サンフランシスコで開催のJ-POPサミットのステージ上で、KAGURAのパフォーマンスを行うという。しくみデザインは、今後も、プロフェッショナル版の開発など、新しい演奏文化としての「KAGURA」の普及に力を入れる方針だ。
「フジサンケイビジネスアイ」