利益を再投資、ソーシャルビジネス展開

株式会社ボーダレス・ジャパン 掲載日:2015年7月15日


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ボーダレス・ジャパン 田口一成社長

貧困対策や環境保護、障害者支援など社会課題の解決を目的としたソーシャルビジネスは、善意に依存するボランティアと異なる新しいスタイルの事業形態として注目されている。世間への認知度や、経営ノウハウが不足しがちだが、ボーダレス・ジャパンはソーシャルビジネスのプラットホームとして、ハーブティーや子供服など、次々と社内起業を促して業績を伸ばしている。田口一成社長は「社会問題を解決したい志のある人は、当社で事業を立ち上げてほしい」と呼びかけている。

--革製品の直営店舗を立ち上げた

「バングラデシュの貧困層に雇用を創出することを目的に、日本の職人の指導で、高品質低価格の革製品ブランド『ビジネス・レザー・ファクトリー』の販売を昨年からネットで始めた。今年6月には福岡・天神に直営店を開店させた。バングラデシュでは年に1回、国中のイスラム教徒が牛などの家畜を神にささげる祭りがある。このとき大量の牛皮が発生するため、雇用を生み出そうと事業をスタートさせた。現地に工場をつくり207人が働いている」

--他のソーシャルビジネスと何が違うか

「貧困、環境などの社会問題を解決する事業は、NGO(非政府組織)や社会起業家が取り組んでいる。しかし資金不足で、事業を継続できなくなる例をいくつも見てきた。当社では商品企画やマーケティングなどのビジネスプランを練り上げて、ブランド化して売り出す。事業計画が優れていれば入社1年目でも、社内起業ができる」

--ソーシャルビジネスは待遇が悪いという印象がある

「当社は完全実力主義だ。新卒1年目は年俸240万円だが、翌年400万円に昇給した例がある。中途入社1年目で300万円でも翌年550万円になるなど、実力に応じて収入が増える」

--今後の展開は

「2014年度の売上高は15億1000万円だが、今年度は21億6000万円を計画している。ソーシャルビジネスは慈善事業のように捉えられている。しかし利益を上げて新たに投資することで、より多くの社会問題を解決することにつながる。事業性の高さを広く社会に伝えるため、上場することも検討している。業界全体として優秀な人材や資金の流入を図り、市場を拡大していく」(佐竹一秀)

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【プロフィル】田口一成

たぐち・かずなり 早大商卒。2004年ミスミ入社。07年3月ボーダレス・ジャパンを設立し現職。34歳。福岡県出身。

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【会社概要】ボーダレス・ジャパン

▽本社=東京都新宿区市谷田町2-17 八重洲市谷ビル6階

▽設立=2007年3月

▽資本金=1000万円

▽従業員=356人(15年5月末時点)

▽売上高=15億1006万円(15年2月期)

▽事業内容=シェアハウス運営、オーガニックハーブの生産販売、子供服・革製品の製造販売など

「フジサンケイビジネスアイ」

 
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