アイデックインターナショナル 高倍率、固定式自動焦点カメラ

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作業時間を大幅に短縮できる固定式オートフォーカスズームレンズ内蔵カメラ「SAZ-03」。パソコンと接続して操作する=東京都葛飾区のアイデックインターナショナル

 光学機器メーカーのアイデックインターナショナルは、工業用の固定式オートフォーカスズームレンズ内蔵型カメラ「SAZ-03」を4月から本格販売している。業界に先駆け、内部の特殊構造によって、レンズ本体を固定させたままズームする機能を搭載した。工場や大学の研究室などを対象に、初年度は100台の販売を見込んでいる。参考価格は1台54万円。

 SAZ-03は「SAZ-01」の後継機で、10倍から30倍へとズームの倍率をアップしている。SAZ-01は昨年8月に発売したが思うように売れなかった。製造現場などにヒアリングしたところ、「もっと高倍率のものであれば使いたい」という要望が強かったため、顧客ニーズを反映させたSAZシリーズの新商品として開発した。

 ズームするときにピントを合わせる手間を省けるため、製品検査の作業時間を大幅に短縮することができる。またレンズ本体が上下動しないことから、設置スペースに制約のある製造ラインでの検査作業などに適している。倍率はデジタル調整で設定した数値を保存でき、画像データも共有できる。このため作業要員が入れ替わっても正確なデータを引き継ぐことができるので、効率性が高まる。

 開発のきっかけは、製造現場でピント合わせに苦労している検査要員の様子を鈴木康夫社長が目の当たりにしたことだった。レンズメーカーの営業担当だった鈴木社長は、手間がかからない簡単なオートフォーカスカメラが必要だと感じた。またスペースに制限のある製造ラインでは、ピント合わせ時に上下動しないことも重要な要素だと気がつく。

 製造業の現場で手を煩わされることなく、非正規従業員でも簡単に操作できることをコンセプトに製品を完成させた。

 主に製品検査用を想定していたが、大学の研究室で植物の芽が育つ様子を記録するといったニーズも出てきた。自動的に焦点を合わせ、一定の時間ごとに連続撮影する機能は好評で、「1000分の1秒単位から記録できるので、これまでよりきめ細かい研究ができる」と喜ばれている。

 従来の工業用カメラと比べ便利になったが、鈴木社長は「今はパソコンと接続して操作するので、慣れていないとやはり使いにくい。今後は本体のボタンを押すだけで簡単に動かせるようにしたい」と改良に意欲を見せている。(佐竹一秀)

                   ◇

【会社概要】アイデックインターナショナル
 ▽本社=東京都葛飾区宝町1-10-9
 ▽設立=2014年5月
 ▽資本金=100万円
 ▽従業員=2人
 ▽売上高=非公開
 ▽事業内容=光学製品、特殊用途のカメラ、各種センサー、各種レーザー光源などの設計・製造・販売

「フジサンケイビジネスアイ」

 
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