あなたのビジネスを一歩先に進めるbizDB活用ガイド

モチベーションが上がる!“攻めの福利厚生”とは?従業員満足を高める制度設計のヒント

#組織改善・福利厚生

モチベーションが上がる!“攻めの福利厚生”とは?従業員満足を高める制度設計のヒント
従業員の健康維持や通勤支援といった「守りの福利厚生」は、企業活動のベースとして当然のものになっています。しかし、従業員の価値観や働き方が多様化する今、企業には「モチベーションを高め、定着率や生産性につなげる」ための“攻めの福利厚生”が求められています。本記事では、従業員のやる気と満足度を高める福利厚生の考え方と実例、導入時のポイントなどを解説します。

    福利厚生がモチベーションに与える影響とは?

    福利厚生は、従業員にとって給与以外で「自分を大切にしてくれている」と感じられる要素です。特に「自分の成長」「生活の充実」「将来の安心」につながる制度は、離職率の低下や職場へのロイヤリティ向上に効果を発揮します。

    <モチベーションに直結する3要素>
    ① 自己実現:スキルアップ支援、資格取得補助など
    ② ワークライフバランス:リモートワーク、フレックスタイム、時短制度など
    ③ 心理的安全性:社内コミュニケーション、メンタルケア、エンゲージメント向上施策など

    “攻めの福利厚生”の具体例

    ●スキルアップ・自己成長支援
    ・書籍購入・オンライン学習費用補助
    ・社外セミナーやカンファレンスへの参加支援
    ・社内メンター制度の導入

    ●ライフスタイルに寄り添う制度
    ・在宅勤務手当やワークスペース費用補助
    ・サブスクリプションサービス(昼食宅配、運動アプリ等)の法人契約
    ・子育て・介護支援(ベビーシッター補助、時短勤務延長)

    ●チームワーク・社内活性化の仕組み
    ・社員同士の感謝を伝える「ピアボーナス制度」
    ・カジュアルな社内イベント(オンライン朝礼、部活動支援)
    ・社員表彰・インセンティブ旅行(小規模でも有効)

    中小企業でも始められる工夫

    福利厚生は必ずしも大きな予算が必要とは限りません。
    ・従業員アンケートを実施し、「本当に嬉しいもの」に絞る
    ・既存サービスの法人プランを活用(例:福利厚生代行サービス、従業員優待)
    ・期間限定でテスト導入し、反応を見て本格導入する

    制度設計のポイント

    ・経営理念との一致:理念やビジョンとリンクさせることで制度がブレない
    ・対象者の明確化:全社員対象か、希望者のみか、対象範囲の透明化
    ・継続性と運用負荷のバランス:運営負荷が高すぎると逆効果
    ・活用状況の定期確認:利用率を分析し、改善点を明確化

    まとめ

    従業員の満足度やエンゲージメントを高める「攻めの福利厚生」は、単なるコストではなく、人材の定着・成長・組織活性化への投資です。時代に合わせた柔軟な制度設計を行い、従業員のやる気と働きがいを育てる環境を整えましょう。

    関連記事:働き方改革時代の福利厚生!企業が取り入れるべき制度とは?

    編集局の声

    従業員の「気持ちに届く」福利厚生は、給与以上の働く理由を企業にもたらします。モチベーションの高い職場には自然と人が集まり、組織も強くなります。今の制度は「定着」や「満足」に結びついているか? そう問い直すところから始めてみてはいかがでしょうか。

    組織改善・福利厚生カテゴリの商品・サービス

    bizDBの分類・カテゴリ