TNTエクスプレス、包括的な収益改善戦略『Deliver !』を発表

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オランダに本拠地を置く世界有数のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT Express N.V.(本社:オランダ・アムステルダム、暫定CEO:バーナード・ボット)は、このたび、2015年までに収益改善を図る最新の戦略「Deliver !」の詳細を発表しました。TNTエクスプレスは、厳しい貨物取扱状況と継続的な価格圧力に直面していることから、特に欧州における競争上の優位を一層活用し、ビジネスをより効率的に展開するための広範な施策を実施する予定です。「Deliver!」戦略は、次の4つの優先事項を軸に策定されています。

1. 中国とブラジルの国内事業の売却を通じてポートフォリオを再構築し、固定化された大陸間航空輸送を縮小する
2. TNTエクスプレス特有のサービスに注力し、最も収益率の高い分野を成長させる
3. 組織をスリム化し、コスト効率を高めることで、業務遂行能力を強化し、2015年までに収益を2.2億ユーロ改善させる
4. インフラストラクチャとビジネス支援、顧客向けITに投資する

TNTエクスプレスの暫定CEOのバーナード・ボット(Bernard Bot)は、「Deliver !」プログラムについて次のようにコメントしています。
「当社は、厳しい市場と戦略的に困難な状況に直面していますが、他に類のない欧州ネットワークや世界中に広がるネットワーク接続、統合されたサービスと評価の高い顧客志向という独自の競争力を有しています。今回のアップデートされた戦略は、これらの競争力を軸にしたものです。
業績を改善するには、様々な施策を成功させることが不可欠です。そのために、ポートフォリオの再構築、組織のスリム化、業務およびサポートプロセスの効率化といった措置を直ちに講じていきます。また、生産性を向上させるインフラストラクチャ、ならびに顧客サービスを高めるITソリューションに投資していきます。
今回の『Deliver !』戦略により、一層集約された、効率的で、収益率の高い企業となることを目指します。
監査役会と承認待ちの次期CEO、テックス・ガニング(Tex Gunning)とともに、当社のサービスと業務に全幅の信頼を置いており、『Deliver !』の実施に尽力してまいります。」

2015年の見通し
景気の先行きが不透明で、将来の見通しは限定的なものですが、欧州で景気が通常に回復すると仮定した場合(欧州経済の緩やかな成長と2%の年間インフレ率)、欧州・中東・アフリカ(EMEA)で約8%の調整後営業利益率と約2%の複合年間成長率(CAGR)を見込んでいます。

その他の指標
・ 「Deliver !」プログラムによる2.2億ユーロの収益改善
・ その他の地理的要因による収益改善
・ 約0.25億ユーロの非配分費用
・ 約30%の実効税率
・ 2-3%の対売上資本支出率(「Deliver !」プログラムに必要な追加の投資を除く)
・ 約8%の対売上運転資金比率

「Deliver !」プログラムにおける優先事項
(1) ポートフォリオの再構築
欧州の事業に注力し、欧州とその他の地域のネットワークを結ぶことで、中国とブラジルの国内事業の売却プロセスを進めてきました。
中国に関しては順調に進んでおり、直ぐにでも成果が見られるものと思われます。
ブラジルについては、すでに準備を開始している一方で、業績改善に向けた施策を積極的に実施しています。ブラジル国内における損失は、今年1-2月には減少しました。
また、共同運航契約、サブリースおよびリースの停止など、大陸間航空輸送を縮小する選択肢を模索しています。これらは、現在コストを補填している、貨物輸送機の運用による利益を考慮して慎重に検討される予定です。

(2) 特有のサービスに注力
TNTエクスプレスの中核となる競争力は、統合された幅広いサービス、顧客への卓越したサービス、大陸間ネットワークに接続された地方および欧州における広範なサービス展開にあります。TNTエクスプレスは、国内および欧州域内の配送市場におけるリーダーで、欧州の主要市場で上位3社の地位にあります。
これらの競争力に基づき、収益率の高いサービスと顧客層に注力していく予定です。具体的には、中小企業、配送元が単一の顧客、重量の重い小包、パレット貨物のエクスプレス・サービス、エコノミー貨物、海外およびスペシャルサービスをターゲットにしていきます。適切な収益を得るための価格統制が強化された場合でも、顧客の要望する国内、地域間、および大陸間の幅広いサービスを引き続き提供していきます。

(3) 業務遂行能力の強化
TNTエクスプレスは、コスト効率・抑制を強化する業務モデルを適用します。以下の施策により、2015年までに2.2億ユーロのコスト削減を目指します。

・ サービスの集約(管理を簡素化する共同サービス・センターの設立など)
・ インフラストラクチャの最適化(デポとハブを特定の国・地域に集約させるなど)、生産性の向上(デポの構成およびプロセスを変更することで仕分けや積載作業を最適化するなど)
・ 間接的なコストの削減(組織全般にわたるサポート機能を能率的にするなど)

新しい管理体制では、これらの改善を図ることを目指します。新しい組織の中核は、組織全般に責任を有する経営委員会とグローバル機能委員会となり、従来の地域体制は一度解体されます。オーストラリア/ニュージーランド、ベネルクス諸国、フランス、新興国、欧州/南北アメリカ、ドイツ、イタリア、英国/アイルランドの新しい事業部門は、今後は直接CEOの管理下に入ることになります。現在提案されている変更は、労使協議次第となります。また、TNTエクスプレスは、2013年第2四半期から国際会計基準(IFRS)に準拠するようにレポートを調整します。

(4) インフラストラクチャとITへの投資
これらの変更をサポートするために、ネットワークの最適化、デポとハブのオートメーション化、ならびにビジネス支援と顧客向けITに投資していきます。例えば、新しいオンライン予約や支払いツールを立ち上げることで顧客向けのインターフェーステクノロジーを改善し、より容易にかつ迅速にサービスを提供できるようにします。2015年までの全投資額は、約2億ユーロを見積もっています。

人件費とリストラ費用への影響
TNTエクスプレスの収益改善戦略では、今後3年間で組織全般にわたる4千人の従業員に影響を及ぼすことが予想されます。体制の変更による結果と最適な解決策については、従業員、労使協議会、労働組合と十分に協議していきます。2015年までに、1.5億ユーロのリストラ費用を想定しています。


TNT Express N.V. について
TNT Express N.V. は、世界最大級の国際総合輸送会社で、1日あたり100万もの書類、小包、パレット貨物を配送しています。欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南北アメリカでロード配送ネットワークを運用しています。2012年度の売上高は、73億2,700万ユーロ(約8,060億円:1ユーロ=110円換算)を計上しました。
TNTについての詳細はこちらのWebサイト(http://www.tnt.com/corporate)まで。

お問い合わせ先

ティエヌティ エクスプレス広報室【報道機関向け】
(ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド㈱内)
TEL: (03) 5427-7389 / 7364 FAX: (03) 5427-7322
担当: 撹上(カクアゲ)/ 大西

 
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