TNTエクスプレス、欧州向けサービスを強化
TNTエクスプレスは、アイントホーフェンにある既存の賃貸施設が手狭になってきたことで、6,350平方メートルの敷地面積を有する新しいデポの建設に着手しました。新しいデポの完成は、2015年6月を予定しています。本デポは、最先端の仕分け・積み降ろし設備と、配送車と配送トラックが付けられる99の搬出入ドックを備えます。新しいデポにより、全体の生産性が向上し、現場で働く250人の従業員の職場環境も改善します。また、お客様への直接配送やリエージュ、アーネム、ノーサンプトン、パリおよびチューリッヒ向けに毎日運行する長距離配送サービスが利用できるようになり、欧州北西部で増加する小包と貨物取扱量に対応することができます。新しいデポは特に、ヘルスケアおよびハイテク業界の顧客に対するサービスの向上となります。
また、TNTエクスプレスは、欧州最大のエクスプレス配送市場であるドイツ向けのサービスも拡張します。TNTエクスプレスは現在、ハノーファーらベルギーのリエージュにある同社の主要な国際ハブと、デンマークのビルン、そしてノルウェーのオスロからハノーファーとを結ぶ航空貨物輸送サービスを週5便運航しています。これらの便はすべて、ボーイング737-400貨物専用機を使用しています。
ハノーファーは、ハンブルク、ブレーメン、およびマクデブルクを含む、ドイツ北部にアクセスするのに便利なゲートウェイです。リエージュからハノーファー・ランゲンハーゲン空港までを、月曜日から金曜日まで毎日運行する夜間航空便により、緊急貨物を午前9時までに配送することが可能になります。また、同便は同空港で貨物を再度積み込みデンマークまで引き続き運航されます。オスロを出発しハノーファー経由でリエージュに向かう航空貨物便は、ハノーファーを月曜日から金曜日まで毎晩出発することから、ドイツ北部で遅い時間に集荷し、翌日に欧州全域に配送することが可能になります。これらのサービスは特に、スピード重視の輸出入が求められる自動車メーカーや製造業に対するサービスの向上となります。
TNTエクスプレスは長年、ハノーファーで積極的に事業を展開してきました。2012年には、ロードとエア配送の接続を円滑にするために、ハノーファーのオフィスとロード・ハブをハノーファー・ランゲンハーゲン空港敷地内にある大型ビルに移転しました。ドイツのニーダーザクセン州最大の空港であるハノーファー・ランゲンハーゲン空港に自社の貨物専用機を運航することで、TNTエクスプレスのお客様はより柔軟に貨物を配送できるようになります。
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