株式会社アパレルウェブ

【採用担当者のホンネ】会社の中に“同じ人”はいらない

新聞掲載PDF

20130312-村上氏.jpg
「単なるファッション好きというのではなく、それをビジネスととらえ、発展させる気持ちのある人に来てほしい」と話すアパレルウェブの村上友美・経営企画室マネージャー

アパレルウェブ 経営企画室マネージャー・村上友美さん

 ウェブを活用して、アパレル業界向け情報サイトの運営やコンサルティング事業などを行っているアパレルウェブ。「簡単に言えば、“ウェブの御用聞き”。いかに顧客の店舗に誘客し売り上げを増やすか、そしてファンを増やすかを一緒に考えていく会社」と村上友美・経営企画室マネージャーは説明する。

 設立は2000年。華やかにみえるファッション業界だが、それぞれの企業規模は意外にコンパクトだ。不足しがちなIT(情報技術)の専門知識に加え、業界を知るからこそのセンス・情報を駆使し、増収のためのウェブ戦略を提案、顧客企業のEC(電子商取引)サイト立ち上げなどを支援する。

 11年度から総合職の新卒採用を開始した。仕事内容は「最初は主力事業となっているコンサルティングの営業が中心」。ただ、年齢や役職に関係なく活発な提案ができ、それを実現できる風通しのよさがある。積極的なアイデア発案が奏功、商品のリ・ブランディングなどの際、ウェブデザイン以外にもモデル選定やキャンペーン企画にかかわることも増えた。

 募集は大卒・大学院修了者を基本とするが、実際は「ほぼ不問」。11、12年度は各2人が入社、大阪支店での採用を始めた13年度は4人が入社予定で、うち2人が大阪組だ。14年度はプレエントリーのうえ3~4月に東京と大阪で説明会を実施、参加者は応募書類を提出できる。

 社内で働いている人たちは、とても「個性的」だという。ヒップホップのファッションで出社する男性や、夏でもふらっと和服で来る女性がいる。「着物が好きで盛り上げたいという気持ち。彼女が来てから和装業界へも仕事の幅が広がった」

 「会社の中に“同じ人”はいらない。自分が好きなものやポリシーがあり、それが会社の歩む方向と同じであればチャレンジしてほしい」と話す。

 11年の東日本大震災以降、「海外に打って出ようとするアパレル会社が増え始めた」と感じている。「海外のファストファッションが席巻し始め、国内相手だけではじり貧になるという危機感が強まった」からだ。

 シンガポールに11年、実店舗貸し出しなどで海外展開を支援する「AWCG」、海外向けウェブコンサルティング「AWSG」という2子会社を立ち上げた。「『日本のファッションを世界へ』が合言葉。アパレル業界の活性化にぜひ力を貸してほしい」という。(高梨美穂子)

「フジサンケイビジネスアイ」

株式会社アパレルウェブによるプレスリリース

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。