「0から1を生む力」 株式会社エスプライド 代表取締役 会長CEO 西川 世一氏

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「0から1を生む力」
株式会社エスプライド 代表取締役 会長CEO 西川 世一氏

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―エスプライドはなんの会社ですか
 元々はお菓子の商材のパッケージをオリジナルなものにして、付加価値をつけ、人々の記憶に残るものを作っていました。そこから発展し、現在はウェブ制作やグラフィックデザイン、人材を通じた組織活性化など、総合的に企業を支援する会社です。グループ会社は7社。
私は21歳のとき、後継ぎとしてギフトの紙箱を作る父の会社に入社しました。長年お付き合いのある取引先から厳しいコストカットを要求され、付加価値のない商材だと結局は価格でしか勝負できないのだと実感し、付加価値を提供できる会社にしたいと考えました。

―それで、徹底的にオリジナルを追求し、取引先を今度は下請けにしようと思った
 いえ。そんなことはないですが、自分たちがやったことをしっかり認めてもらえる仕事をしたかったですね。初めは広告代理店からの受注が80%あったのですが、今は80%が直接の受注です。福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルショップ、EXILEをはじめとする日本を代表するアーティストや有名キャラクターのオリジナルグッズを年間500件くらい手がけるようになりました。創業当時は、企業が取引先に配布するお中元やお歳暮に理念などのメッセージをデザインしたお菓子や、顧客への感謝の気持ちを盛り込んだ商品などを提供しました。朝から晩まで、テレアポをとっても、誰もやっていない、リスクが大きい、面白いけどニーズがないと言われていました。それを聞いて、世の中に認知されていないだけだから、絶対に行けると確信しましたね。楽しい時にお菓子を一緒に食べる、何かを謝りに行く時の手土産にもお菓子を持っていく。お菓子はコミュニケーションのツールとして、最高だと思っています。頭で考えるより、肌で感じ、動いてみないとわからないと、突っ走ってきました。オリジナルお菓子の企画制作でスタートしましたが、これからは「361℃ブランディング」という考え方で、360℃の広い視野にプラス1℃の発想で、プラス1℃の目標に挑み、プラス1℃の結果を出していきます。自由でクリエイティブな発想で、人々に喜びや感動を与えることで、総合的に企業をサポートして行きます。

■インタビュアー
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前田 出氏
1954年和歌山県生まれ
「新・家元制度」提唱者
未来デザイン研究所 代表取締役社長
神戸夙川学院大学客員教授

「フジサンケイビジネスアイ」

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