ジェイランウェイが開業するシンガポールの商業施設「プラザシンガプーラ」のイメージ図
アパレルウェブ(東京都中央区)は、日本のアパレル企業のアジア進出を支援する事業を本格始動する。その第1弾として、シンガポールの関連会社、AWCG PTEが運営する複合型日本ブランドショップ「J Runway」(ジェイランウェイ)を、10月下旬に開業するシンガポールの商業施設「PlazaSingapura」(プラザシンガプーラ)に開設する。
ジェイランウェイは「おしゃれを楽しむコミュニティー」をコンセプトに、主に渋谷・原宿で人気のファッションやファッション雑貨のブランドを販売するショップ。今回開設する店舗は、AWCGの直営店舗第1号店となる。日本ブランドだけを複数展開するファッション店舗はASEAN(東南アジア諸国連合)域内では初めてという。
アパレルウェブは2010、11年に経済産業省のファッション分野におけるASEAN進出事業で、シンガポールに日本ブランドを集めたショップを期間限定で出店。日本のファッションブランドへの現地の反応に手応えを感じたことから11年にAWCGを設立し、日本のアパレル企業の海外進出サポートを事業として本格的に取り組むことを決定した。
具体的には、日本のアパレル企業と海外小売りなどとのマッチングや、現地におけるプロモーション支援などを行う。さらに、海外進出のプラットホームを提供することを目的に、ジェイランウェイをはじめとするシンガポールの直営店舗拡大と、東南アジア地域へのフランチャイズ展開を計画している。
「フジサンケイビジネスアイ」