免疫細胞治療の可能性

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第5回『イノベーションズアイ交流会in大阪セミナー&プレゼン大会』(フジサンケイビジネスアイなどが主催)が大阪市内で開かれ、「オーディエンス賞」を受賞されました。

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グランソール奈良(奈良県宇陀市)は、自然に恵まれた環境の中で人間ドックといった総合精密検診や免疫細胞治療を行う医療施設で2001年に開設。同施設が行う免疫細胞治療は、身体の免疫を担う本人の細胞を体外で大量に数を増やし、機能を増強あるいは付加した上で体内に戻して行われる治療で、がん治療法のひとつとして注目されている。

同治療法は、細胞の採取、培養、リンパ球の投与-と3段階で行われる。細胞の採取は1回あたり約27mlの血液から比重遠心法により細胞を分離させ、この細胞を培養増幅させる。細胞は約2週間をかけてCST(CD3 Stimulated T cells)法とNK/NKT(NK cells and NKT cells)法の2種類で培養増幅させる。最後に2種類の方法で培養した細胞を洗浄し、アルブミン含有生理食塩水に混合して浮遊させ、点滴により静脈から投与する。通常では2週間ごとに投与を行い、6回を1クールとして治療を行う。免疫細胞治療は他の治療を阻害せずに併用が可能で、外来で治療を受けられることも特徴。

辻村貴弘病院長は「検診を専門に行う機関が推奨する内容は金額がかかるが、検査項目も増える。バリウムより胃カメラ、胸部レントゲンより胸部CT、便検査より大腸カメラといった例が挙げられるように、充実した内容の人間ドックは安心の未来を迎えるための投資と捉える事も出来るのではないか」と病気の早期発見や普段からの体のケアを訴えている。

施設概要
グランソール奈良
奈良県宇陀市菟田野松井8-1
TEL:0745-84-9333
URL:http://www.grandsoul.co.jp/index.htm

「フジサンケイビジネスアイ」

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