コンピューターと“対話”しながら機械を操る技術を開発、販売するイナゴ(東京都港区)は、音声合成エンジンを手がけるエーアイ(東京都文京区)と業務提携した。
米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)向けに、人が話す言葉を認識し、最適な検索結果を絞り込めるアプリ「mia powered by netpeople(ミア パワードバイ ネットピープル)」に、エーアイの持つ高品質な音声合成技術を組み込むことで、より自然な対話によるコンピューター操作を実現できるという。たとえば、「銀座のランチでフレンチのあるところ」と話しかけると、数秒で会話文を認識し検索を開始する。コンピューター側からの「予算は?」などの質問に答え、対話をしながら検索結果を絞り込める。グルメ情報はもちろん、乗り換え案内や天気予報、エリア情報といった検索をサポートする。
同アプリは、アンドロイド向けアプリなどを配信するサイト「グーグル・プレー」で配布し、無料で利用できる。
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「フジサンケイビジネスアイ」